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肝硬変 2

肝硬変について調べなおしてみました。
入院する前から 黄疸、むくみ、腹水、出血が止まらない、鼻血、吐血などの自覚症状はありました。
なので入院するだいぶ前から肝硬変だったんだと思います。
私はビビリなのでついつい「肝硬変余命」「肝硬変生存率」で検索してしまいます。
文献による3年生存率とか肝臓がんに移行する確率などを再度見なおして
大変な病気にかかってしまったんだなと改めて感じました。

精神病院を退院して家に戻った私は、アルコール依存症と肝硬変の治療のための通院、
断酒会例会への出席の日々が始まりました。

肝硬変はチャイルドピュー分類グレードC 3生存率30%からのスタート。
精神病院入院中から、別の総合病院での内科外来通院4カ月。
退院して近所の病院への通院が始まりました。
最初2.9g/dlしかなかったアルブミン値も3.3まで上がっていました。
転院して初めての通院日、医師からは、悪いながらも回復傾向にあると診断されました。
服薬、食事制限、特に「アルコールだけは絶対に飲んではいけませんよ」
「まだ死にたくないでしょ?」と言われました。
食事制限も厳しく、油分と塩辛いものは控え、良質のタンパク質を取るように言われました。
ということは、外食とコンビニ弁当はNGです。
それからの私の食生活は、野菜中心で豆腐と納豆と鳥のささ身ばかりになりました。
適度な運動も欠かしませんでした。
しかし、断酒の経験がある人には分るでしょうが、
急にアルコールを断った体は無性に糖分を欲するのです。
饅頭と大福が止まらなくなりました。(洋菓子はリキュール類使用のケースが多いのでNG)
幸い血糖値は正常で、糖尿の心配は有りませんでした。
それから、飲酒欲求抑制のために水分をたくさん取るようになりました。
暑い日は0kcalの炭酸水、寒い日はコーヒーと緑茶、これも止まらなくなりました。
そしてそれは、3年経った現在も変わることは有りません。(節制せねば。。。)

通院を始めて1年が経ったころ、ようやく私の肝硬変はチャイルドピューBになることが出来ました。
アルブミン値も3.6g/dlまで上がりました。
20リットルのポリタンも持ち上げられないほど落ちていた筋力も戻り、力仕事もできるようになりました。

そして通院2年を過ぎたころ、事件は起きました。
アルブミン値も4.2g/dlまで上がり、チャイルドピューAになることが出来ました。
医師からも「会社の健康診断なら引っかからない程度には回復してますね」と言われました。
一見順調そうに思えた私の肝硬変ですが、
腹部の超音波検査(エコー)で引っかかりました。
CT,MRI、エコーの検査を半年に1度の割合で行っているのですが、
私の肝臓に白くぼやけた影が発見されました。
その翌週、造影剤入りのCT検査を受けることとなりました。
結果は1か月後ということで、まあその1ヶ月が長いこと長いこと。
「酒も飲んでいないのに、こんなに節制もしているのに」と、ひどく落ち込みました。
良からぬ想像ばかりが頭の中を駆け巡りました。
もし肝細胞癌だったらどうしよう、そうなると余命は?
仕事のことはどうしよう、家族のことはどうしよう、ネコの世話はどうしよう?
癌を克服して、仕事を今まで通りやっているか?子供たちは結婚しているか?
それとも、病気が悪化しているか?もうこの世には居ないか?
もしそうなっていた場合、家族はどうしているのか?
いろんなことを考えると、頭の中がグチャグチャになりました。
悩んでばかりいないで、今を一生懸命生きるしかないと言い聞かせました。
しかしCTの検査では、特に異常はないということになり、
生きる望みが復活しました。

次回は退院後の生活について書こうと思います。

つづく。

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