拾った命を大切に：アルコール依存症（否認からの脱却）：SSブログ

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拾った命を大切に [編集]

昨夜、寒気がしたので体温を計ったら37.5度。
ヤバイっと思いました。
でも、朝計ったら36.5度、ホッとしました。
週明けなのに本日は大人しく内勤決定です。

退院直後、徐々に現実と向き合えるようになってきて、
自分はなぜここに居るのか？
いつまで何もしないで居るのか？
仕事がしたい、家族を養いたい、仲間と会いたい、
退院したらどんな生活が待っているのだろう？
退院した私を、世間は受け入れてくれるのだろうか？
腫れ物に触るような扱いを受けるのではないか？
そして、いつまで生きられるのだろうか？
死んでしまうのではないだろうか？
締め付けられるような不安の中での通院でしたので、
病院にはあまり良い印象は有りませんでした。
診察後に参加するグループミーティングも、
入院時のことを思い出してしまうので、あまり乗り気ではなかったです。
病院の前の道は、仕事でいつも通っていた道です。
入院する以前には、そこに病院があることすら知りませんでした。
そしてその病院がキ〇ガイ病院と呼ばれていたことも。
　　
現在は3ヶ月に一度の通院となったので、とても気が楽です。
診察を待つ間も、当時お世話になった看護師さんや断酒会の仲間との雑談も楽しいです。
診察でも、近況報告や肝硬変の話、医師と世間話もできるようになりました。
通るのが辛かった病院までの道も、病院の外の風景も、気にならなくなりました。
5ヶ月間の入院も、過去のこととして捉えられる様になりました。
体内から酒が完全に抜けてしばらく経った今、鬱のような症状もなくなり、
物事を順序立てて行動できるようになりました。
前を向いて生活できるようになりつつあります。
　　
しかし、過去の悪しき経験を忘れることなく、それを今後の人生の肥やしとして、
家族を始めとする周りの人たちへの感謝を忘れず日々精進してまいります。

私の病気の治療については、一生完治しない病気なので最後までやり通します。
特に肝硬変の治療をやめると死んでしまうので、途中で挫折するわけにはいかないのです。
　　
病気になる以前はとにかく余裕の無い生活をしていたため、酒に逃げたのかもしれません。
酒は、そんな自分を解放してくれる特効薬でした。
しかしこれからは酒には頼ることなく、自分の性格を上手く利用し、
新しい何かを見つけて、がんばって行きたいと思っています。

以前にも話しましたが、私は酒で死ぬ直前まで行きました。
拾ったような命です。
せっかく助かった命なので大切にします。
みなさんも、より長く生きてください。

つづく。