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妻にとっての断酒会

ついに我が家にも例のマスクが届きました。
あれって郵便屋さんの手配りだから宛名は書いてないんですね。

現在は休会中ですが、
妻は断酒会活動に対して常にエンジン全開フルスロットルです。
例会のみならず、各種研修会、勉強会、講演会、フォーラムなど、
仕事のシフトを交代してもらってまでも、それらに進んで参加しています。
県外にも進出しています。
遠方の全国大会にも「行く」と言い出すんじゃないかとヒヤヒヤでした。
私が「一生酒は飲まないよ」と言っても、聞く耳を持ちません。
私の断酒に対する意識は、信じてはもらえているのでしょうが、
彼女の向かおうとしている場所は、それ以外にもあります。
彼女にとっての断酒会は、自己啓発の場ではないかと思われます。

先日の講演会には私も出席させてもらいましたが、
私の出席の理由は不純で、地元の商工祭と講演会を天秤にかけた結果、
1日中酔っぱらいの相手をしなくて済む講演会のほうを選択しました。
私はその日、会場の準備と後片付けを手伝いました。
講演会の内容は、ほとんど記憶にありません。
女性の方が多かったので、力仕事ができただけでも役に立てたかなと自分なりに満足しています。
地元の夏祭りでも準備と後片付けはしますが、
酔っぱらいの相手をしたくないのと飲酒欲求への恐怖で、祭りには参加しません。
私は私で、酒の気配を感じない場所を選んで努力しているつもりです。

妻の断酒会に対する本気度が増していく様を端で見ていて、
私はそれに反比例して、徐々に冷めていくようになってしまいました。
明らかに彼女との温度差を感じています。
最近では、例会出席もめんどくさくなってきました。
以前も述べたように、私にとっての例会は、
この例会用原稿を何度も読み返しながら作成している作業が半分以上を占めています。
次回は何をしゃべろうかと考えている時間とその内容を大切にしています。
例会場では、「こんにちは、こんばんは」「暑いね、寒いね」「最近どう?」
極端に言えば、それだけで良いと思っています。

先日、妻の誕生日の日に長女が連休を利用して帰省した時も、
「夕飯は作ってあるから大丈夫」と言って、
妻は19時まで仕事をして、その足で例会に向いました。
酒害者である私は、例会欠席で娘を迎えに駅まで。
娘が買ってきてくれた妻への誕生日ケーキも、
主役が不在なので誰も手を付けることができずに困りました。

断酒会に対する意欲は、本人の私より家族である妻のほうが数段上です。
万年平会員の座をキープしたい私と、やる気満々の家族会役員の妻、
断酒会にとっては、妻のほうが私より有益であると断言できます。
私は私で、一生断酒を貫き、肝硬変の治療も継続していきます。

現在の妻は、例会も無くコロナ関連のニュースとTwitterを夜中まで見ています。
アルコール除菌液の収集家でもあります。

例会が再開するのが怖い毎日です。

追記
明日のブログから口調が変わります。
参考にしていた例会発表用のネタが尽きたので、
日々記している日記を参考にします。
書いている内容に変化は有りません。



つづく。









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ヒロポン

私の女房にとって例会は、ストレス発散の場。同じ悩みに苦しんだ仲間との社交場。
勉強しているつもりの場。
熱が入るのは当然かもしれません。
こと酒に関しては15年断酒した今でも信用はありません。
でもそれでいいと思います。
by ヒロポン (2020-06-02 09:13) 

七(なな)

コロナ禍の影響を受け6月中旬まで例会は有りません。
第二波が来るとまた会場閉鎖もあり得ます。
妻もウズウズしています。
総会も無く、年度事業計画も建てられないので、
執行部も大変でしょうね。
気の毒なのは退院直後の不安な気持でいる人たちだと思います。
誰かに一番頼りたい時期でしょうから。
by 七(なな) (2020-06-03 05:49) 

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