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オレ流の断酒日記

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今回からは前回まで参考にしていた断酒会例会用原稿に替わり、
「オレ流の断酒日記」をもとに書いていますので、口語調になります。
私のことも普段通りに「俺」と書きます。
下記の日記を書き始めた頃、断酒会を辞める辞めないで妻と一触即発の時期でしたので、
少々乱暴な言葉や思考が出て来てしまってますが、当時の私の本心ですので、
原文に嘘が無いように文章として残しておきます。
不愉快に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、
その点ご了承ください。


入会して丸2年を機に、断酒会の退会を考えているということを妻に告げた。

妻は「出席することに意味がある」と言う。
その言葉に疑問を感じてしまう酒害者本人の俺が居る。
俺の最終目的は断酒に終わることではない。
むしろ断酒継続をしながら、酒によって失ったものを取り戻すことに力を入れたい。
新しい自分と向き合って、改めてスタートを切りたい。

俺と妻の断酒会に対する気持ちに温度差を感じている。
妻にとっての俺のアルコール依存症は、断酒会と繋がるためのきっかけに過ぎなかった。
彼女は断酒会を通じて、次のステップに向かおうとしている。
  
妻の引止めを受け、俺は例会の場で準備していた退会発表の原稿を読むことはせずに、
出席回数を減らし、断酒会と少し距離を置く旨を話した。

断酒会に関する妻との会話は必ず口論で終わる。
例会への行き帰りの車中もケンカが絶えない。
原因は何であろうと、全ては俺の自己管理能力の低さから来るものであって、
依存症と肝硬変になってしまったのは全て俺の責任だ。
家族を巻き添えにして、心から反省している。

断酒会に本気になっている妻に、「もう少しペースを抑えたら?」とLINEすると、
「自分の意思で行動することを制限されているように感じる。とても不快だ。」と返信が。
妻の気持ちは理解しているし、特にそれを否定する権限は俺には無い。
彼女は2年目から家族会の副会長でもある。
お互いに譲歩しながらやっていかなければいけないと思っている。
しかし、断酒会に対する俺の気持ちが冷めきってしまっているのも事実。
当分の間は身を潜めておこうと思う。
今後は妻のバックアップに回ることにする。
断酒会に対する意欲は、本人の俺よりも家族会役員の妻のほうが数段上だ。
断酒会にとっては、彼女の存在のほうが酒害者である俺よりも有益であると断言できる。
  
妻の断酒会活動や他方面への参加は、彼女の実家の諸問題との関係もあり、
彼女の心のケアと同時に自己啓発に近いものもあると考えられる。
俺のアルコール依存症は、その中の要因のひとつに過ぎないのである。

周りからの信用も徐々にではあるが回復傾向にある。
しかし、「あいつはアル中だから」という偏見は消しきれない。
そのことに過敏になっている俺は、だいたいの周りの空気感で察することが出来る。
これからも、そんなこととも戦いながら、家族を大切にし、
断酒継続を死ぬまで貫いて行こう。

つづく。








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ヒロポン

日本社会では、アル中は例え断酒して社会復帰していても偏見の目でみられますね。
素面の目で酔っぱらっているアル中を見てみると、仕方がないと思います。
うちの断酒会は緊急事態宣言が終了した次点で再開されました。
朋友から多くの参加者がありました。
by ヒロポン (2020-06-03 12:28) 

七(なな)

うちの周りでは、STAY HOMEとまでは言わないまでも、
まだまだ第二波に備えて自粛ムードは収まりません。
一方では、経済的にも我慢の限界が近いとの声が多いです。
精神的にも追い込まれますよね。
自粛アル中やコロナ鬱の人が増えなければ良いのですが。
by 七(なな) (2020-06-03 20:08) 

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