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外の世界を

今年度は総会が、と言うか総会の後の懇親会が無くて、
アルコール依存症者にとっては救いですね。


ざっと計算してみたが、酒を断って概算1200日くらい。
知らず知らずに1000日達成していた。
だからって何も無いんだけどね。単なる通過点だ。
  
俺には全国各地に複数のメル友さんがいる。
入れ替わりも激しいが、5人ほど長く続いている人もいる。
みんな同年代で既婚者、話も合う。同業者もいる。
メル友さんたちは、俺がアルコール依存症で肝硬変だということを知っている。
素人さんからしてみたら、3年も断酒していることは凄いことだそうだ。
断酒のプロの世界では、まだまだ幼少期だけどね。
  
妻が帯状疱疹ぽかったが、医者に行って見てもらったところ、
ヘルペスの一種であることが判明した。
おそらく疲れが溜まっていたのではないかとの医師の見解。
このところ、パートの他に断酒会の例会、家族会の講演会、その他の断酒会イベント
社会人になった長女も2泊3日で帰省してた。
そりゃあ疲れも溜まるわ。
そこで注目すべきは、断酒会関係の用事が多いということ。
ちょっと無理しすぎじゃないのかと気になる。
  
そんな彼女の断酒会に対する積極的な行動を見ていて、
俺の中から断酒会の存在が遠のいて行った。
断酒会とは付かず離れず、やり過ぎずサボり過ぎず、一定の距離を置くこととなった。
断酒会に対してやる気満々の彼女と、その状況を冷静に見ている俺。
退会を考え始めたころから、断酒会を外からの目線で見ることができるようになった。
断酒会に所属している自分を分析できるようになった。
これもアルコール依存症回復への一歩だと自分なりにとらえている。
  
俺を含め、根っからの依存体質であるアルコール依存症患者は、
何かにすがっていないと不安になり再飲酒を繰り返してしまう傾向にある。
それは宗教にハマっていく人たちにも似たようなものがあるのではないかと勝手に思う。
この病気にかかる人は、元々気が弱く真面目な性格の人が多いと聞く。
精神病院では手術をして治るわけでもない、即効性のある特効薬があるわけもない。
飲酒をひたすら我慢して、病気の進行を抑えるだけなのである。
だから、断酒会やAAなどの自助グループが自制心のためには丁度良いのだ。
真面目で依存体質のアル中患者は、自助グループにもハマりやすい。
いわゆる“自助会依存症者”が全国各地にたくさん散らばっている。
その中にどっぷりハマっていると、本人も居心地が良いのでそれに気づかない。
と言うか気づきたくないのだ。仲間の中に身を置いて自分を慰めているのだ。
そう信じ切っているので、自分たちの活動を否定されたくない。
自分は正しいと思いたいのだ。自分で自分を洗脳しているのだ。
それに気づいてしまった俺は、
断酒会の固い殻を破って「オレ流」でアルコール依存症と戦うことを決意しこの日記を始めた。
他人から見れば、単なるひとりよがりだと思われるかもしれない。
これからは内側ばかり見ていないで、外の世界(社会)も見るようにする。 

つづく。


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コメント 2

ヒロポン

家族会の奥さん方(うちの女房も)とって断酒会は救いの神であります。
宗教とまでいきませんが、熱心になるのも仕方がないかも知れません。
私にとっても週一回仲間と語り合える、例会は楽しみでもあります。
隠れ家的な存在です。
どうも断酒会への思いに乖離があるようですね。
by ヒロポン (2020-06-07 08:51) 

七(なな)

すみません、言葉が足りませんでしたね。
乖離ではなく距離を置いているということです。
会員の皆さんとは例会の他にもLINEやメール、直電でも
仲良くやれせて頂いております。
by 七(なな) (2020-06-07 13:19) 

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