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噂という名の差別

暑い!非常に暑い!!
晩酌の誘惑に負けないように注意しましょう。
コップ1杯のビールが命取りとなります。


(2019.11.19の日記より)

「肝臓を壊した」と言うと、人の思考回路は「あいつはアル中だ」に発展する。
そしてその噂は、瞬く間に各所に尾ひれをつけて広まる。
無事に退院してきても、みんな何かよそよそしい。
それは後々まで尾を引く。そして全く関係の無い人にまで知られてしまう。
当人はとても敏感になっているから、それをすぐに察知できる。
一生死ぬまで消すことのできない汚点である。
  
ケガやほかの病気で入院したならば同情される。
アル中で入院すると、退院しても腫れ物に触れるような扱いをされる。
人として差別されるのだ。
  
そしてそれは家族にまで飛び火する。
末代まで語り継がれるかもしれない。俺が住んでいる場所は田舎だから尚更だ。
俺のことを誰も知られていないどこか遠くに移住したくなってしまう。
悔やんでも悔やみきれないよ。
去年、肝臓に影が見つかった時、ガンだったら楽だったかな?
と、考えてはいけないことまで考えてしまう。
  
酒が抜けて身体の調子が元通りになっても、大丈夫だと思っているのは本人だけ。
アルコール依存症だと勇気を出して口外しても、「そんなこと知ってるよ」って顔をされる。
思っていた以上に傷は深いよ。結構追い詰められてるよ。

信用を回復させるためには、まだまだ時間がかかりそうだ。
一歩一歩、少しずつでもいいから、前に進むしか方法はない。
例会に行けば、みんな同じ病気だから、つい安心してしまう。
でも、それじゃあダメなんだ。逃げてるだけだ。もっと外に目を向けないと。
  
小学校の時、俺は一時期ハジキにされたことがある。
半年ほど俺への無視が続いたが、2人の友人が私の見方をしてくれた。
そして少しずつ輪を広げて行き、ついには主犯格のやつを追い詰めることに成功した。
そして児童会長にまで登り詰めた。
大人となった今では、そんなサクセスは絶対無理な話だが、
断酒を継続させることによって、何か突破口を見つけたいとは思っている。
地道な作業だが、断酒を続けるしかない。
  
俺のアルコール依存症によって一番被害を被っているのは家族だ。
家族は何も悪いことをしていない。 家族は俺の病気の被害者だ。
自分の弱さから酒に逃げ、その結果家族を巻き添えにしてしまった罪は重い。
すべて俺のせいだ。俺が悪人であり、病原菌であり、ウィルスだ。
早く罪滅ぼしをしたいところだが、気ばかり焦って何も出来ない自分が腹立たしい。
行き恥をさらすのも、自分への戒めだ。
それに耐えて、いつかまた復活してみせるよ。
  
つづく。

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