共通テスト

共通テストが終わった。
受験生の皆さんお疲れさまでした。

今年度からセンター試験が大学入学共通テストに代わり、
「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力等」を問う問題が、
これまで以上に出題されたそうだ。
出題傾向のみならず、その問題自体も難化したそうだ。
特に英語の難化が際立っていたそうだ。

俺たちのころは共通一次試験だったが、
俺は文系科目が壊滅的な成績だったために、私立しか受けていない。
理系科目が得意と言うよりも文系科目が赤点だったから私立理系を選んだようなものだ。
公式や英単語などの暗記モノばかりやっていた俺からしてみれば、
「思考力・判断力・表現力等」を問う共通テストは、絶対に受けられない。
たぶん設問を理解する前にタイムオーバーであろう。

去年ウチの末っ子は最後のセンター試験を経験した。
浪人の道を選んだ同級生たちは、コロナとのダブルパンチで、
何もかもが手探りで、勉強に集中できたのだろうか？
かと言って、大学生になった息子もリモート授業ばかりで、
華のキャンパスライフとはかけ離れた生活を強いられている。
リモートに耐えられなくなった彼は、7月から陸上部に所属することとなり、
「やっと人間と喋れるようになった」と安心していた。

次女は4年生で、就活は当然リモート、
卒業式もあるかどうかも分からない。
就職してからの新人研修もリモートだそうだ。


自助グループもこのコロナ禍で、春先にはリモート例会が試されたが、
高齢者やPCと向き合ったことの無い会員にまでは浸透しきれていない。
決まった日時に集まることに意味がある！とか、
FACE to FACEじゃないと断酒は出来ない！と、
感染者増加中も例会を強行していた。

逆に、俺を含む年齢層の低いアル中たちは、
リモート例会、SNS、メール、YOUTUBEなどを活用し、
従来とは違う形の断酒法を開拓している。

コロナもいつまで続くかわからない。

今まで通り、例年通りが通用しなくなっているのは確か。


つづく。



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