キレる老人

昨夜、トイレが我慢できなくてダッシュして駆け込んで、
用を足し始めたら、止まらない！
あれっ、身体がおかしくなっちゃった　と思ったら目が覚めた。
夢だった　ﾎｯ
正気に戻ったら膀胱パンパン。
今度こそホントにトイレに行った。
コーヒーの飲み過ぎだな。
そばで起きていた妻に話したら、
「子共だったらオネショ確定だったね」と言われてしまった。

知合いの義父さんのはなし、
「ちょっと待って」が待てないらしい。
イライラして、終いには相手のことを罵ったりするそうだ。
あまり言いたくはないが、その人は、
「お年寄りの子供帰り」ってのもあるのかもしれない。
俗に言う「キレる老人」ってやつか？

「キレる老人」は、普段はおとなしくても、
怒ったときに感情の歯止めがきかない。
時間が経つにつれ、その怒りも増幅する。
自分の存在をバカにされたり、
自己愛を傷付けられたときに強い怒りを感じるようだ。
自分が若い頃は年上や目上を敬うように言われていたのに、
今はそのような教えが薄れていることにも関係するのかも？
周囲としては、怒りが抑えられない人がいることを、
認識しておくことも必要だろう。

俺は言葉に出さずに体内処理してしまう、
いわゆる依存症になりやすい性質なので、
あまり他人に当たったりしない。
亡くなった俺の親父もそうだった。
頭に来て「コノヤロー！」と思っても、事がうまく回るほうを優先してしまう。
自分さえ我慢すれば、周りの人が気持ちよく仕事してくれる、
そう思って内に収めてしまう。
行き場のないモヤモヤを、酒の力を借りて中和させていたのだ。

ウチのばあちゃんも、他人に聞こえる音量で嫌味や暴言を吐く。
耳が遠くなってきた影響もあるかもしれないが、
結構なボリュームで陰口をたたく。
最近では、妻もそれに応戦というか反撃しているので、
「うちの嫁さんは怖い」と言っている。

つづく。



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