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アル依,コロナとその後

サッカーワールドカップが始まっているそうだ。
ニュースを見て初めて知った(恥)
なんか、ぬる~っといつの間にか始まったような感覚だ。
以前のワールドカップは、もっと騒いでいたような気がするのは俺だけだろうか?

飲んでいたころは、特にサッカーに興味があるわけでもなく、
みんなで集まってワイワイテレビ観戦をしていた。
要はサッカーをツマミの1品にしていただけなのだが(笑)
ハロウィンなんて、本来の趣旨とは全く別物になっているし、
結局みんな、何かをきっかけに騒ぎたいのだ。

コロナ禍で2~3年我慢していたが、「コロナは風邪化」が進むにつれ、
隠れアル中も、オープンアル中に変化していくのだろうか。
元々酒好きで、多量飲酒していた人にとってのコロナは、
良い隠れ蓑になっていただけなのかもしれない。
飲み過ぎをコロナのせいにしていたアル中予備軍たちは、新たな作戦を立てる。
自宅の狭い空間で隠れ飲むよりも、逆に外で飲めるから、
赤ら顔で酒の匂いをさせて帰宅しても、飲み会や接待のせいにできる。

予備軍(アルコール依存症初期)のうちは良いのだが、
症状が出始め、手が震えている中期から末期の人にとっては、
人と接する機会が減って、顔色や発汗、臭いや手の震えなどの表面的な変化がバレないので、
家での隠れ飲みのほうが、コロナ禍のほうが逆にやりやすかったのかもしれない。

手の震えを抑えるために、勤務先では血のにじむような努力を強いられる。
手持ちのマイボトルをポケットに忍ばせ、震えはじめたら会社のトイレに駆け込んだり、
デスクの引き出しではバレるので、器具庫や書庫の隅に、
給水ポイントとしてボトルキープをする必要がある。
フリスクやミンティア、ガムや飴、ファブリーズやリセッシュも買い足さねばならない。
箸を使うとバレるので、昼食はおにぎりがメインになる。
外飲みは家飲みより出費もかさむので、おこづかいの調整も必要だ。
そして、しれ~っと帰宅して「これくらいしか飲んでませんよアピール」で、
500mlの缶チューハイを1本、これだけは家族の前で公然と飲める酒だ。
わざとゆっくり、おいしそうに少しずつ飲むようにする。
それは、尋常でつつましい飲み方を家族に見せつけるための演技だ。
夜中には晩酌の酒が切れて目が覚める。
出社するためにはもう一眠りしなくてはならないが眠れない。
そんな時にはアルコールが睡眠薬だ。
隠しておいたマイボトルを取り出す。

こんな生活を長く続けられるわけがない。
俺はいつか倒れるだろうと思っていた。
そして5年前の春49歳のとき、血反吐&下血で緊急入院となり、
俺の断酒生活と肝硬変治療は始まった。

心当たりのある人は、生活改善を望む。


つづく。


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