法治国家

昨日の最高気温は37℃、夕方にはゲリラ豪雨、今朝も暑い。
夜明けとともにチビは他所の赤トラネコと威嚇＆バトル中、ノラたちは元気だ。

この夏、心配されている猛暑による「フレイル」。
フレイルとは、健康な状態と、心身が老い衰えて歩けないなどの要介護状態との中間のこと。
猛暑の中でも自分で意識して運動することが重要だと聞くが、
暑さのピーク時に下手に動くのはかえって危険だと思う。

妻は、「ウォーキングは早朝にしようかな」と言う。
だが、夜型人間の妻にはとうてい無理なはなしだ。　
妻は、俺が朝のルーティーンを終え、野菜の収穫を終えた7時ごろに起きてくる。
もうその時間ではカンカン照りだ、口だけではダメなのよ。


飲酒と喫煙で五輪辞退となった体操選手の話し。

俺は高校の卒業式終了直後から飲酒喫煙を解禁した。
若いころ少しだけ社会のルール違反を犯してきた俺もどちらかといえば擁護側の人間だが、
あれだけ有名な選手となると世間から同情や擁護の声が上がるぐらいの処分をしないと、
ややもするとSNSとマスコミから突き上げられて社会的に抹殺されてしまう恐れもある。

日本体操協会の規範には20歳以上でも飲酒喫煙の禁止が明記されているので、
五輪辞退という結果になったのは自業自得ではあるのだが、
ニュースや記事を見聞きしただけの人は、私見だけで言いたい放題、
さらにひどい例としては小遣い稼ぎで晒し行為にまで及ぶ。
すでに素行不良、性格に難あり、コーチの愛人説まで浮上して吊るし上げ状態だ。

本人と近しい人は経緯や内情をよく理解していると思うが、協会の規則違反はNGだろう。
だからと言って赤の他人が聞きかじりの薄っぺらいニュースを、
面白がって彼女を悪者に仕立て上げたり、それを食い物にするのは間違いだ。

アルコール依存症者は、精神科病院への通院や入院を身内以外にはなかなか公表できないでいる。
それは、「あいつはアル中だ」「あいつはもうダメだ」と言われるのを恐れているからだ。
それに、商売敵に知られでもすれば、傷口に塩を塗るどころか傷を深くえぐられかねない。
いくら過去を反省し、回復に向けて努力し、過ちを償おうとしても、
「ダメ人間」のレッテルを張りたくて仕方がない人にとっては、美味しいネタ、ご馳走でしかない。
「俺はもう酒は止めた」と言ったら、「なーんだ、つまんにねーの」って顔されたこともある。
他人の不幸は蜜の味とはまさにこのこと。
「日本は法治国家だから」と言う人は、毎回40km/h以下で走っているのか？
全ての車が法定速度をきちっと守っていたら、日本全国大渋滞だよ。

大人しく目立たず空気のような存在で、教科書通りの言動をする良い子ちゃんじゃないと、
今の日本では認めてもらうことはできないのかもしれない。
ホントつまんねーの。


つづく。



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