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ジャイアニズム

休憩時間の雑談の中、ある集まりでちょっとした揉め事が起きていると聞いた。
その話を聞いて「まあ、そうなるだろうな、予感はしていたよ」と答えた。
俺は閣外協力という形でその会とは少し距離を置いている。
何故ならば、その中心的人物が昔から好きではないからだ。

事なかれ主義と言われるかもしれないが、最初に誘われたときに主要メンバーを見て、
何か問題が起きた時、穏便に物事を済ませようと波風を立てずに対処する自信が無かった。
揉め事が起きて熱くなって沸騰してしまうより、ぬるま湯に浸かる道を俺は選択した。
その会は、ひとつのチームにリーダー的人間が2人存在する。
リーダーというより「俺が俺が」の仕切りたがり屋と言った方が正しい。
過去の経験上、仕切りたがり屋が2人居ると必ずそこで衝突が起きる。
組織を牽引するリーダーが偏った見方をすると、チームに不協和音が発生してしまう。
だから俺は付かず離れずの位置をキープするようにしている。

リーダーは、チームの目標のために献身的に身を捧げることができる人でなければ勤まらない。
客観的に物事を捉えて判断できない人をリーダーにしてはいけない。
自分の主観だけで、物事を判断すると偏った見方になってしまう。

仕切りたがりの人の原動力は承認欲求だ。
人を動かす自分を周りに見せつけ、その力を他者に誇示することが目的だ。
ただの仕切りたがりの人は、面倒なことは人にやらせて美味しいところは自分でやりたがる。
成功すれば自分の手柄、失敗をすれば誰かのせいにして責任を擦り付ける。
一方、リーダーシップのある人は、面倒なことは自分でやり美味しいところは誰かにやってもらう。
失敗すれば自分の責任、成功すれば周りのお陰にする。

「させてやる」「やってやる」の関係と、「してもらう」「させてもらう」の関係の違いだ。

単なる仕切りたがり屋は、そのポジションに自分を置いて自分を大きく見せたり、
自己中、目立ちたがり屋、上に立つ資質がない、周りが見えない、人に負けたくない、
人に指図をするばかりで、人と話し合いをしない。

一見、ジャイアン的存在と思われがちだが。本当のジャイアンは思いやりの心を持っている。
「ジャイアニズム」は「強者は弱者より無条件で優れている」という思想や主義のことを指し、
よく「自己中心的な思考」、「独裁的、強欲な人」を表す際に用いられるが、
「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」
「だからお前がなくしたものは、俺がなくしたものだと思って一緒に探す」
「お前が受けた痛みも俺の痛みと一緒」ということ。
実際は、そういった相手を思いやる意味合いが込められている。

俺も他人の痛みのわかるジャイアンみたいになりたいものだ。


つづく。


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