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断酒日記の必要性

断酒のコツとして、「酒以外の趣味を持つ」、「日記を付ける」などがある。
「趣味は?」と聞かれて「酒」と答えていた俺にはこれといった趣味は無かった。

精神科病院入院を機に「次に飲んだら死んでしまう」と、心を入れ替えた俺は一念発起、
休耕してジャングル化していた裏の小さな畑で野菜を見よう見まねで作り始め、
保護猫たちの世話を買って出ることにより、それを趣味とした。
動植物はイヤでも世話をしなければならないので、リハビリにはちょうど良かった。
そしてそれらの趣味にハマって現在に至る。

昔取った杵柄と言って、趣味の一環としてパチスロや公営ギャンブルに手を出すと、
依存体質の我々は底なし沼にハマってしまうのが目に見えているので絶対に避けるべきだ。
俺は居酒屋とパチ屋の誘惑があっても手出しできないよう、
財布には小銭とPASMOしか入れないようにしている。
妻に¥の管理をしてもらい、必要な時はその都度貰うようにしている。

断酒日記とスケジュール表も精神科病院退院と同時に始めた。
スケジュール表は仕事面でも毎日つけていたので苦にはならなかったが、
日記は夏休みの宿題の絵日記くらいしか書いたことがなく、慣れるまで時間がかかった。
断酒会例会での酒害体験談を書くようになってようやく日記も毎日書けるようになった。

アル中予備軍の人は、禁酒日記を付けることでその成果を確かめることができる。
断酒は大きな目標を立てるべきでなく、1日1日の積み重ねであることを自覚する

例 )
年月日 禁酒できた  飲酒量       飲場所
---------------------------------------------------------------------------
0827   ○
---------------------------------------------------------------------------
0828   ×     缶チューハイ2本   自宅
---------------------------------------------------------------------------
みたいな
週単位、月単位、年単位で成果が見えると禁酒断酒への意欲も湧く。
記録のつけ方はともかく、とにかく飲酒量を記録することで、普段の飲み方に対して自覚が高まる。
すると、飲酒記録をつけるだけで、自然とフィードバックがかかり、
無理なく、自然とお酒の量を減らすことができると聞く。
この記録するという方法は、血圧、血糖値、歩数、体重など、病院や保健指導でも使われる。
それは何らかの効果があるからなのだろう。

日々の飲酒量や服薬を記録して減酒治療をサポートするアプリもあるそうだ。
意識を高めるためにDLして試してみるのも一つの手かと。


つづく。


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