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断酒会員数減少

日中は気温が高くなるが風は心地よい。
朝晩は肌寒いくらいなので、今日からシャツを長袖腕まくりに変えた。

市区町村や学校の単位でのPTAの解散の動きが目立ってきたらしい。
PTAは、日本PTA全国協議会をトップに都道府県や政令指定都市のPTA組織、市区町村、
そして各学校と4段階の構造になっている。

PTAは戦後、GHQの推進によって広まり、当時の文部省が各都道府県に通達を出し全国へ広まった。
かつては研修会や討論会を開くなどして、多少はPTAの意義があったが、
社会の流れでPTAの存在意義はなくなってきている。
重要なのは保護者同士や保護者と学校が連携をとれる環境をしっかり担保することである。

もともとP連、特に都道府県や全国レベルの広域P連は上納金のみで、
一般の保護者や教職員にとっては、あってもなくてもほぼ影響がない存在だった。
PTAが成り立っていたのは専業主婦が殆どだった時の話で共働きが多数派の今は限界が来ている。
保護者間の連絡や保護者と学校の連絡・連携は、時代がどう変わっても必要だが、
旧態依然としたPTAはそろそろ限界だ、形を変えた連携組織を作る時期が来ている。
ITなどを活用し、保護者や教員の過重負担にならない配慮が必要だ。

かつて俺の入っていた消防団も入団希望者が激減している。
人口減少もあるが、年間50~100日もの練習と式典と災害出動、
「地域のために」と思い入団した団員も、家庭と仕事と消防団の両立が難しく中抜けしている。
それに古き悪しき伝統もまだまだ残っており、それがネットを通じて全国的に知られている。
PTAと一緒で、都道府県、全国レベルの役員は絶滅危惧種。

では、断酒会やAAなどの自助グループはどうだろう?
俺の入っている断酒会も会員数は減少の一途だ。
アルコール依存症者数は以前と変わらないか逆に増えているくらいなのに入会者が少ない。

近年では、集団療法に適応できない患者の増加などにより、
認知行動療法(CBT)を取り入れた治療システムも構築されている。
専門化の進展は、当事者コミュニティである自助グループの魅力を減退させるのかもしれない。
生涯未婚率が上昇している、「自助への援助」の主体としての「家族」の力が衰退し、
こうした変化が、会員の減少をもたらしている可能性もある。

酒は一人ではやめられない、仲間が必要!と言うが、
病院やクリニック単位でのミーティングもやっているし、
支部や都道府県エリアがMAXで、日本中の仲間は必要ないと思う。
俺の今までの経験上、どの団体にも言えることだが、
全国大会やブロック大会は旅行と勘違いしている人も少なくない。
交通費も宿泊費も会場費も弁当代も要らないZoomで良いと思う。
今後断酒会は時代の波に乗って行けのだろうか?


つづく。


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