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重病化する前に

コロナの煽りを喰らって行事が無いと、心身ともにとても楽だ。
「ホントにいいの?」って感じ。
例年なら10月中は体育祭と各種お祭り、
11月3日は商工祭、
翌週の日曜日は消防特別点検。
全てが無くなって、身体にも財布にもとても優しい日々を過ごしている。
術後の病み上がりの俺にとっては、こんな有り難いことは無い。

行事が無くなってホッとしている反面、飲食業の人たちは大打撃だろうなと思う。
慰労会のための店の取り合い、CPの奪い合いが一切ない。
これからは、これが「普通」になっていくのだろうか?

このぶんだと各種忘年会や新年会も自粛だろうね。
まあ、飲みたくても飲めない俺にとっては願ったりかなったりで好都合だ。

このイレギュラーな事態は今年限りだとは思うが、
これが当たり前になってしまうと、四季を気温でしか感じられなくなって、
なんか味気なくなってしまいそうだ。

飲んでいたころの俺は、常に酒宴の真ん中に居た。
めんどくさい幹事の役も率先して受けた。
遅くとも集合時間の30分前には店に着き、
カウンターで下地作りをしてから酒宴に臨むほどの力の入れようだった。
飲酒が楽しくて仕方なかった。

その後、役を1つずつ降りて行き、家飲みが多くなると、
楽しさは感じられなくなり、日々の生活への不安から逃れるように酒を飲んだ。
飲酒の制限時間も無くなり、アル中に向かうスピードはどんどん加速して行った。
そして、悔やんでも悔やみきれないほどに墜ちて行った。

今となっては「バカな飲み方をしたな」と思うが、
その時々の俺のメンタルは、飲まずにはいられないほどに追い詰められていたのだろう。
後悔と反省は常にしているが、
「成るべくして成った病気なんだな」と、半分諦めにも似た心境でもある。

もしも未来が見えていたのなら我慢も出来ていただろう。
しかし人生そんな夢みたいな話はあり得ない。
現状を受け入れて、1日でも長く生きられるように努力するしか方法は無い。

これを読んでいる人には、俺のようになる前に早く気付いてもらいたい。


つづく。


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