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ネコ脱走!

事務所のネコが脱走した!
メダカの餌付けのために玄関の引き戸を開けたら、
1匹のサビとらのネコの後ろ姿が!
たぶんメダカの水を飲みに来ていたノラ猫だろう。
メダカはすばしっこいからネコには捕まらないだろうが、
メダカの水は、えさの味がして美味しいんだと思う。
冬場はメダカを玄関の中に入れているので、
うちのネコがそれを良く飲んでいる。

そのノラ猫を窓から見ていたのであろう、
俺が玄関を開けると同時に、うちのネコも出て来てしまった。
俺は足が不自由なので、俊敏な動作が出来ずに捕まえられなかった。
ネコは辺りをキョロキョロ見回し、そのノラ猫を探している。
俺が「コラッ!出ちゃだめだよ!」と言うと、車の下に隠れてしまった。
困った。
俺は松葉杖含む4本足で捕まえることが出来ない。
車の陰からちょっと姿が見えたので、
「早く中に入れ!」と言うと、隣のトラックの下へ。
そして10分ほど格闘の末、
俺の松葉杖で追い込むように車の下で左右に動かしていたら、
それに驚いて、自ら事務所の中に入って行った。 ホッ!
ヘコヘコと不格好に走って行く後ろ姿を見ると、
「やっぱり外には出せないな」と思う。

4年前、ネコがうちに来た時は、雨に濡れてボロ雑巾のようだった。
オッドアイのしろねこだが、
身体が弱いから売り物にならずに捨てられたのだろう。
他のネコにいじめられて、歩道の隅にうずくまっていたところを、
ドシャ降りの中、長女が抱き抱えて連れて来た。
そのときは、今の俺と同じで自立が出来なかった。
首も斜めに傾いていた。
「このままだと死んじゃう」と、動物病院で診てもらうことに。
診断の結果は栄養失調だった。
それに、ネコエイズのキャリアで脳に障害があるようだった。
慌ててケージを組み、暖かくしてあげた。
毎日の強制給仕と点滴が日課となった。
それは、俺が精神病院を退院したのと同時期のことだ。
ネコに、「どっちが長く生きられるか競争しよう」と言った。

俺は肝硬変と肝臓がんで寿命を縮めたから、
ネコとの長生き競争は、いい勝負だと思う。

つづく。


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