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中壮年は後回し

先週の話だが、
高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、
政府が64歳以下の受け付けを開始するそうだ。
まあ高齢者が夏日の中、電車バスを乗り継いで東京のど真ん中まで行かないよネ。
別に年齢関係なく、都心で働く人が行けばいいじゃんって感じ。
それに、杉並区は59歳以下の新型コロナワクチンの接種について、
来月から12歳から39歳の若年層を優先して行うらしい。
でも、同居家族は40代から50代だろうから、
家庭内感染は避けられないような気がする。
俺は杉並区民じゃないから関係ないが、
「高齢者の次は、基礎疾患を持つオレの番だな」と思っていたが、
それもどうなるかわからない。
あまり期待しないようにするよ。

そもそも、64歳以下の接種券が準備できないんじゃないの?
せっかく無用の長物マイナンバーがあるんだから、
ナンバー順に接種できるようにすれば、早い者勝ちじゃなくなるとも思う。

「8月初めに再び緊急事態宣言レベルの感染拡大」と、
8割おじさんは言う。
しかもそれは、65歳以上の高齢者の多くが、
7月31日までにワクチン接種を完了し、
東京五輪開催の影響や、インド由来の変異ウイルス「デルタ株」の影響、
高齢者以外の接種の影響は加味していない。
政府は五輪開催を見据えて、ワクチン接種のスピードを加速している。
接種の抑え込み効果と、インド株の蔓延のスピードとのせめぎ合いだが、
8割おじさんのシミュレーションは、それを加味していない。

おじさんの予測は最近外れ気味だが、
都の出す数字のほうが信憑性に欠けているので
俺は彼の言うことのほうを信じる。

五輪問題では、「尾見の乱」も勃発し、
政府の飼い犬だった分科会も、もう黙っていない。
「専門家のご意見をうかがいながらやっている」と、
その責任をなすりつけられてきたのが分科会だ。
このまま五輪に突入し、変異ウイルスの集中分散で、
日本が世界のコロナ情勢を悪化させるようなことになったら、
専門家は何をしていたのかと批判される。
言うべきことは言っておかねばならないと思ったのだろう。

「安全安心の大会」と、念仏のように繰り返すだけでは、
国民はだれも付いて来ないよ。
たとえG7で「五輪やってちょうだい」と言われても、
日本以外の国は、自分の腹は傷まない。

「どうぞどうぞ」
ダチョウ俱楽部を見ているようだ。


つづく。

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