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全国大会の開催意義

先日、断酒会例会に出席した時、
やはり10月の全国大会のお誘いがあったが丁重にお断りをした。

以前にも書いたが、過去に俺は何度も様々な団体の全国大会やブ地方ロック大会に、
参加者として、時には主催者側として携わって来た。
そこで思ったことは、「これって研修旅行じゃん」だった。
仕事上の付き合いからの全国大会では、やはり自分の仕事に結び付くからという理由で、
1日目は興味にのある分科会に参加し、本気になって発表者の発言に聞き入った。
だが、その日の夜の懇親会でたらふく飲み、夜の街に消えて行く。
2日目は、開催県の観光コースを巡るのがお決まりのパターン。
大会よりもむしろ酒と観光目的の参加者も少なくなかった。
主催者側になったときは、観光コースと観光案内をしていただく有識者を探すのに苦労した。

では、断酒会全国大会についてはどうだろう。
俺も断酒会に入会してからこの6年間で何度かの全国大会や地方ブロック大会に参加した。
仕事のしがらみも無く、同じ資格を持つ者同士でもなく、共通する話題は断酒のみ、
それに、発表者の発言を聞いてもディスカッションをするわけでもないので、
デカいホールで行うというだけで、普段からの例会と変わらない。
本気で悩んでいる人、より深い知識を習得したい人、入会して間もない人以外は、
酒の無い観光旅行と何ら変化が無い。

断酒会の人たちは会員の人を「仲間」と呼ぶ。
例会単位の小さなコミュニティーなら身近な悩みも聞けるし、
地域性も出るので話が頭に入りやすいが、
全国にその「仲間」を広げて何がしたいと言うのだろうか。

それに、アルコール依存症者には、俺を含めお祭り好きな性格の人が多く居る。
多くの人が集い盛り上がる、そこに酒が加わればその場の高揚感はMAXである。
そんな経験を数多く経験しているアルコール依存症者は、
酒の誘惑に負けずにいられるだろうか。

大きな大会とは別に、断酒会には忘年会や新年会もある。極めつけはバーベキュー大会だ。
冷えた生ビールの無いバーベキュー大会に、かつての酒豪たちが我慢できるのだろうか。
だから俺は、「酒が出ないんだったら行かないよ♪」と言って毎回参加を断っている(笑)

精神科の担当医からも、「酒の出る会合には極力出席しないように」と釘を刺されている。
飲酒欲求を呼び起こす可能性のある集会は、断酒会には不要だと考える。
仕事帰りに例会出席して酒害体験を喋り、勉強会でディスカッションをする。
そのくらいで良いと思う。
それに最近ではセミナーに参加しなくてもネットで新しい知識を得ることもできるし、
全国の人との接点はzoom例会にもある。

全国大会自体が、アルコール依存症が回復する病気である事を、
広く社会にアピールするイベントということなので、
まあいいか。


つづく。


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