マブダチと草刈り

昨日は予定通り丸太土場の草刈りをした。
前日の大雨が残っていたらイヤだなと思っていた。
雨は降っていいないものの曇天で真上には厚い雲もあった。

道具をトラックの荷台に乗せた後、草刈り機の試運転をしてみた。
エンジンが始動しない・・・
草刈り機の機嫌が悪い時、キャブにクリーナーを吹けば今まではだいたい掛かっていたのに。
点火系かなとプラグを外してひもを引っ張っても火花が飛ばない。
プラグを磨き直して再度試しても通電しない。
ダメもとでもう一度プラグをセットしてギュッと押したらパチンッと音がした。
あ、これかぁ、プラグがプラグキャップにうまく刺さっていなかったのだ。
それを確認してもう一度ひもを引っ張ったら、一発始動。
簡単なことだった。

草刈り現場に到着して長靴に履き替えていたら、「おはよう♪」と声がした。
見ると、幼少期からの地元の同級生（マブダチ）が草刈り機を持って立っていた。
その友人とはお互いの結婚式で友人代表スピーチをした仲だ。
友人もまた、ウチの土場の近くにある自己所有の休耕田の草刈りに来ていた。
「ケガに気を付けてやりましょう」と言って作業に入った。
1時間ほどしたら「そろそろ休もう」と言われた。
気温の高い日の草刈りは1時間に1度休憩を取らないと持久力が無くなってしまう。
ちょうど俺の草刈機もガス欠間近だったので日陰を見つけて2人で地べたに腰を下ろした。
持参した冷えたお茶をがぶ飲みしながら雑談タイム。

そこで彼から同級生の訃報を聞いた。
亡くなった同級生は地元に残っておらず、亡くなられたのは3か月ほど前とのことだ。
友人も近所の人からの又聞きで、詳細はよくわからないそうだ。
葬儀も家族葬だったのだろう、コロナ前後から家族葬が主流になりつつあり、
本当に近しい人でもないと、訃報も知らなければ葬儀にも参列できなくなった。

そんな話をしていたら、彼の奥さんがスポーツドリンクとお茶菓子を持ってやってきた。
それをご馳走になりながら3人で雑談をしていたら、今度はウチの妻がお茶を持ってやってきた。
もうそうなると世間話に花が咲いてしまい止まらない。
午前中に草刈を終える予定だったが、休憩時間が長くなりすぎて、
昼食をはさんで午後も作業の残りをする羽目になった。
午後からは晴れて気温も上昇し辛くなり始めて熱中症の予感がした。
妻にも手伝ってもらって急いで作業終了。
帰宅して速攻シャワーを浴びた。

こんな時、以前の俺なら冷えたビールってところだろう。
だが今は無糖炭酸水を一気飲みだ。


つづく。



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