睡眠の質

先日妻が冷たい首巻き（ネッククーラー）を、スーパーの買い物ついでに買ってくれた。
つまはその「ついで」が好きである、というか無意識にカゴに入れてしまう癖がある。
そして、「ちょっとコレ試してみて」と手渡された。
高価な充電池で動くファン式ではなく、専用ゲルを凍らせて首に巻く氷結ベルトというやつ。
「氷結」の二文字に、一瞬缶チューハイを連想してしまった（恥）

一晩ゲルを冷凍庫で凍らせ、外仕事のときに首に巻いてみた。
最初は冷っとして心地よかったのだが、5分もするとコメカミあたりが痛くなった。
そう、かき氷を一気食いした時のアレと一緒だ。
気にしないようにして作業を続けること30分、首回りに汗が。
氷結ベルトの持続時間は短く、既に中のゲルは解けて単なる首巻きタオルと化していた。
これは体が熱く火照った時のクールダウンのために使うものだなと感じた。
風邪をひいたときとかの、解熱のためのアイスノンと同じだと思った。


朝起きた時、娘にもらったスマートウォッチで睡眠の詳細を見てみた。
よく眠れたと思った。6.5時間の睡眠があった。
その内訳は、深い睡眠1.1時間　浅い睡眠4.2時間　レム睡眠1.2時間　覚醒4回
上記結果より、よく眠れたと思っていてもあまり深い睡眠がとれていない。
そのせいか、昼間少し眠たくなることがある。
レム睡眠時には、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われている。
レム睡眠中には夢をよく見る。
就寝からノンレム睡眠出現までの時間が長かったり、ノンレム睡眠の時間が短かったりして、
深いノンレム睡眠が得られていないのだろう。

睡眠は、年を取るにつれ浅くなっていくとも言われている。
高齢者は睡眠が浅いために、夜間の中途覚醒や早朝覚醒がみられる。
俺も今年57、高齢者の仲間入りも近い。

アルコールは睡眠の質も量も低下させると精神科病院入院時に習った。
特に寝酒が不眠をこじらせうることで、特に注意を要するのが、うつ病が隠れている場合だ。
寝つきをよくするためにアルコールを飲み続けると体が慣れてしまって、
寝つきをよくする効果がなくなってしまい、アルコール性の不眠の原因となる。
かつての俺は嫌なことを忘れるために毎日欠かすことなく寝酒をやっていた。
酒を飲まないと眠ることができなかった。
そして昼夜を問わず飲むようになり、いつ寝たか、いつ起きたかもあやふやになってしまった。

酒を止めた現在、睡眠の質にまでこだわれるようになった。
俺も少しは進歩したのだと思う。


つづく。




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