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檀家離れ、墓じまい

台風7号が通り過ぎ、昨日はまた体温越えの暑さになった。
蒸し暑くまるでサウナの中に居るようだった。
せっかく姉弟が集まったので、どこかに出かけるはずの子供たちも、家から出ることは無かった。
妻は仕事、俺は普段通りの休日、畑仕事と猫とメダカの世話だった。
雨も嫌だが、猛暑酷暑は食欲も意欲も無くなるからもっと嫌だ。

今日は長女と長男がお盆帰省から今住む場所に帰る。
妻は断酒会家族会のイベントなので昨夜から大忙しだ。
俺は子供たちの送迎タクシー以外はフリータイムだ。


一昨日の施餓鬼会は例年の1/3くらいの人数しか集まらなかった。
これは台風の影響ばかりではない、毎年少しずつ集まる人数は減少している。
俺は親父が倒れた時からこの施餓鬼会に30年近く出席しているが、
出席者の中に俺より年下の人をほとんど見たことがない。
さすがに30年も通っていれば、どこの檀家のお宅も世代交代しているはずなのに。
施餓鬼会に行かずに塔婆を地区役員さんに1軒1軒届けさせているのだろうか?
それとも最近騒がれている檀家離れや墓じまいか?
檀家離れ ↓
檀家をやめる主な理由としては、転居や継承者の不在、経済的負担、また宗教観の変化がある。
たとえば、檀家となっているお寺(菩提寺)から遠く離れた場所に転居することにより、
お葬式や法要などが物理的に困難となってしまうなど。

檀家をやめる理由は、お金の節約やお寺との関係悪化もある。
お寺はお墓を維持管理し、檀家のために葬儀や法要を行い、時には悩み相談にも乗ってくれる。
一方檀家は、お寺に護持費や寄付金、お布施を支払い、お寺を経済的に支えるのが役目。
不透明な料金体系が根本的な原因かもしれない。
檀家関係の煩わしさなどから、菩提寺を離れ「墓じまい」する人も増えていると聞く。

世帯人員の減少、少子化、産業構造の変化も関係しているのか?
生まれた場所で一生暮らすということが少なくなってしまった。
いわゆる檀家制度は人が生まれた場所で一生を過ごすということが前提となっていて、
人の移動に対応したシステムにはなっていない。
従って、仮に檀那寺がある世帯でも、住む場所を変えた時点でお寺との関係は実質的に切れてしまう。

俺も間で56年しか生きていないが、
俺が今まで当たり前と思っていたことは、
これからの当り前ではなくなっているのを感じる。


つづく。


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