講演会行けず。。。

今回の台風10号、日本を南から西から東へ北へ、
まるで日本を陸地をなぞるように進んでいるように見える。
中心から離れていても大雨、勘弁してよ～。
そんなに虐めてくれなくても良いじゃない？

昨日は台風で雨天になるのが確実だったので外仕事を休みにした。
以前から妻が断酒会主催の講演会に行く予定の日だったので、
俺も一緒に行ってみようかなと、前日の夕食の時に話をしていた。
昨日の講師は、先日の断酒会家族会主催のセミナーにも、
参加者として出席してくれた精神保健福祉センターの方で、妻もその時のお礼を言うとともに、
断酒会会計の人に、先日のセミナーでの自分の立替分を貰いに行く予定もあった。

朝起きて来たばあちゃんが「台風のせいかなんか今日は調子が悪い、」
ばあちゃんは1年中「暑い」「寒い」「かったるい」「私はどうかっしちゃった」と、
一日に何度も機関銃のように連射する。
毎日何度も言うので、どれくらいが悪いのか見当がつかない。
「調子が悪い」と言う時に、①～⑩のプラカードを掲げてもらいたいほどだ。
そうでもしないとイソップ寓話の「オオカミ少年」みたいになってしまう。

いつものことなのだが、これは俺たちを行かせないための作戦だなと直感した。
膝が悪く、気管支炎を患ている92歳の婆さんを一人で家に置いていくのかい？
台風が近いのに夫婦そろってのこのことお出かけしているんじゃないよ！ってことだろう。
ばあちゃんは膝をさすりながらゼーゼー息を荒くして見せていた。
妻は俺の方を向き小声で、「また始まったよ」と。
これで講演会行きを強行したら後でどんな嫌味を言われるかわからない。
婆「妻ちゃん一人で行くんでしょ？」
俺「いや、俺も行く予定なんだけど」
婆「いいよ、お二人さんで行ってきな、異変があったら救急車を呼ぶから大丈夫」
俺「はぁ～～～・・・」
結局昨日の講演会には2人とも行けなかった。

外食ひとつ取ってもそうである、何かのついでに外食してから帰ろかと提案しても、
ばあちゃんひとりの分を作るのはめんどくさいから家に帰って食べよう、といことになる。

ばあちゃんと妻によるこの陰湿なバトルは30年近く続いている。
どちらも強くて、中に入る俺は両方から間接的に文句を言われる。

安っぽい昭和のドラマかウィークエンダーの再現ドラマを見ているようだ。
三世代居住が一般的でなくなるのも納得である。


つづく。



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