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秋彼岸の入り

17日火曜日は中秋の名月、続く19日木曜日は秋の彼岸の入りだった。
月曜日、彼岸前の墓地清掃の帰りに裏山に登って月見用のススキも採って来た。
中秋の名月とは、旧暦8月15日の月のことで昔からお月見をする風習があり、
中秋の名月を愛でる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われている。
日本での中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」などと呼ばれることもある。
今年の月はゲリラ豪雨の直前、流れる雲と雲の間から数分だけクッキリと見ることができた。
思わずスマホのシャッターを切り、帰宅して妻とばあちゃんにその写真を見せたら、
「へ~、テレビのほうがきれいな月が見られたよ」と残念な言葉(苦笑)

昨日は秋の彼岸の入りだった、そもそもお彼岸とは?
彼岸という言葉の語源はサンスクリット語の「paramita(パーラミタ)」で、
日本においては「波羅蜜多(はらみた)」と表記された。
「波羅蜜多」の漢訳は「至彼岸(とうひがん)=彼岸に至る」になることから、
「彼岸」は「悟りの世界(お浄土の世界)へと辿り着く」という意味になる。

日本の仏教では、「此岸(しがん)」と「彼岸(ひがん)」という概念があり、
此岸(しがん)…こちら岸。欲や煩悩にまみれた世界(この世)
彼岸(ひがん)…向こう岸。仏の住むお浄土の世界(悟りの世界、あの世)
※この此岸と彼岸の間に流れる川のことを「三途の川(さんずのかわ)」と呼ぶ。
1.「お彼岸」という行事は、日本古来からある「日願(ひがん)」信仰と、
 仏教伝来後に生まれた「彼岸」という考えが結びついたことで生まれた。

2.古来より農作が盛んであった日本では、
 作物を育てる太陽と私達を守ってくださる祖先神への感謝を基本とした太陽信仰が定着しており、
 この信仰は「日願(ひがん)」とも呼ばれていた。

上記2つの思想が結びついたことで、
最終的には「ご先祖様への供養を行いつつ、仏教修行をすることで自分自身を見つめ直す時期」
というお彼岸行事が生まれた。

2024年(令和6年)の秋彼岸は、【9月19日(木)から9月25日(水)】までの7日間
9月19日(木)…秋彼岸入り(初日) 
9月22日(日・祝)…中日(秋分の日)
9月25日(水)…秋彼岸明け(最終日)
2024年のカレンダーは以下の通りとなり、大型連休はないが、
お彼岸直前に3連休 【 9月14日(土)~9月16日(月)】
お彼岸期間中に3連休【 9月21日(土)~9月23日(月)】
9月の祝日は、秋分の日のほかに敬老の日(第3月曜日)もあるため、
秋のお彼岸時期は大型連休(シルバーウィーク)と呼ばれている。

ウチの彼岸は墓地清掃も終えたし、子供たちも帰って来るとは聞いていないし、
姉夫婦がお墓参りに来るだけだと思うので気が楽だ。
お盆、正月、彼岸と、酒のふるまいをしなくなってから久しい。
語らいの場が減って少し寂しい気もするが、
アルコール依存症の俺にとっては願ったり叶ったりだ。


つづく。


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