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靴底がボロボロと

昨夜は取引先の会長のお通夜だった。
コロナが流行してからというもの、家族葬が主流となりホールでのお通夜は久しぶりだった。
何年も袖を通していなかったので礼服のカビ落としやアイロンがけに時間がかかった。
18時会式なので20分くらい前には到着するように余裕を持って家を出た。

しかし、葬儀場について車を下りようとした時に事件は起きた。
なんと黒革靴のゴムの靴底がボロボロと取れ始めたのだ。
この靴は消防団時代に式典で履いていたもので、支給されてから15年くらい経っていた。

駐車場を歩くにつれ足元が徐々に軽くなっていき、
俺の歩いた後には靴底の残骸が歩幅ごとに散らばっていた。
このままではホール内に入れない、慌てて車に戻り靴底を手でむしり取った。
むしった後の姿は、上から見ると普通の黒革靴だが横から見ると便所スリッパそのもの。
ズボンを少しおろし、靴が見えないようにズボンのすそで隠した。

何とか受付はクリアしたのだが、問題はお焼香だ。
良く落としたつもりだったが、靴底のゴムと接着剤の粘りが取り切れず、
抜き足差し足で歩いても、たまにクチョッっと音がする。
歩いている間に残った靴底が破れて靴下が見えたらどうしよう。
キレイに磨かれた床に靴底の惨害がこびり付いたらどうしよう。
式の間、冷や汗でびっしょり、そーっとお焼香を済ませ引き物を受け取りそそくさと車に戻った。

なんとか帰宅し、妻とばあちゃんにその靴を見せながら式での大変さを語ったら。
婆「私も経験あるよ」
妻「私はバッグの底が抜けたことがあるよ」

原因は湿気から来る「加水分解」という経年劣化だと判明した。
加水分解とは「反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応」のこと。
めったに着ない礼服や靴も劣化の状態をたまにはチェックを入れておくべきだな。

今日は造影剤入りCTの検査日だ。
6月にMRIを撮ってから4か月が経つ。
4年前の9月、CTで引っかかった。
確認のためにMRIも撮ったら、やっぱりガンだった。
CTでガンが発見されてから2ヵ月、腹腔鏡手術でガンを切除した。
癌細胞がんは、いつ再発or転移をしてもおかしくない癌である。
食事や運動など再発防止には努めてきたつもりだが、
こればっかりは何とも言えない、
検査結果がわかるのが今週の木曜日、
運を天に任せるばかりである。


つづく。


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