枝葉剪定中の事件

駐車場の桜の葉も殆ど散り、葉っぱ掃除もしなくて済むようになってきた。
昨日は昼から15時まで時間があったので昼食後に事務所の屋根の葉っぱ掃除をした。
事務所の屋根は折板葺きなので勾配が非常にゆるいので落ち葉が積もってしまう。
軒樋も葉っぱで一杯になるので1年に2回は屋根と樋掃除をしなければならない。

屋根に登って葉っぱを履き、軒樋の中をキレイにし、
ついでに事務所と倉庫の屋根にかかった電線近くの紅梅と紅葉の枝を剪定した。
そこで事件は起きた。
テレビの引き込み線にツルが絡まっていたので、グイっと引っぱったのだが絡まって取れない。
そこで持っていた手鋸でツルを切ることにしたのが間違いだった。
手元が誤って手鋸がテレビの引き込み線を傷つけてしまった。
でもその引き込み線はピンと張っているので大丈夫だろうと思ったのだが、
部屋の中に居たばあちゃんに「テレビ映ってる？」と聞くと、
「何も映らないよ」
うわっ、やっちゃったー。。。

ウチの周辺は盆地になっているため、屋根にアンテナを上げてもテレビは映らないので、
年会費を払って光ファイバーの共同アンテナ線を引き込んでいる。
まずは共聴組合の地区役員さんに電話せねば。
地区役員さんに電話すると、組合長じゃないと対処できない旨を伝えられた。
だが、組合長の電話番号がわからない。
まず、役所勤めの同級生にどこの部署に聞いたら良いか聞いたのだが知らないと言う。
そこで役所に電話、土曜日直の役所の人に組合長さんの電話番号を教えてもらい掛けてみた。
組合長さんは電話に出てくれて、テレビアンテナの引き込み線を傷つけてしまったことを話した。
すると、「今年はなぜか七さんと同じようなことが多いんですよね」と言っていた。
今年は俺で3件目だそうだ。
やはり、木の枝を取り払おうとして線を傷つけたり、
草刈り機で線を切断してしまったお宅があったそうだ。

ウチの地域では、NHKの共同アンテナが入っている。
共同受信施設とは、山間部でのテレビの難視聴等の解消等を目的に、
良好に受信できる場所に設置した受信アンテナの電波をケーブルにより分配（伝送）する設備。

修理には結構な時間を要するようだった。
まず、組合長さんの手元にある書類に住所氏名、アンテナ線の番号など必要事項を、
組合長さんの署名捺印入りで記入したのち、NHKに郵送してから話が始まるのだそうだ。
どのくらい時間がかかるのだろう？
てか今時、必要書類を署名捺印の上郵送って、メールで良くない？

ばあちゃんの部屋に専用で引き込んでいる線をキズつけててしまったため、
現在ばあちゃんの部屋だけテレビが映らない。
「テレビが映らなくちゃ陸の孤島だよ」とか「テレビがないとボケちゃう」と嫌味を言われている。
良かれと思ってしたことが、逆にばあちゃんを不自由にさせてしまった。


つづく。



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