昔の飲み仲間との同席はNG

昨日は予定通り同期だった友人と地元の消防特別点検の見学に行ってきた。
退団してから8年も経つと、点検自体が変わっているので俺は単なる傍観者と化していた。
会場に到着すると、3月に退団したばかりの後輩が私服でニコニコやって来て、
「やっと七さんたちの仲間入りできましたよ～」と、とても嬉しそうだった。
点検される側と遠くから雑談しながら傍聴する側では体力的にも緊張感も全く違う。
俺も退団した年は寂しさも少し感じたが、緊張しない傍観者の自分に喜びを感じたものだ。
ひとつ気になったのは、同級生の子供や近所の知人の孫が入団していたことだった。
月日の移ろいと俺自身の老化を感じずにはいられなかった。

先日、子猫譲渡の仲介をしたと書いたが、譲渡した側の後輩OもB会の一員として来場していた。
「子猫たちは元気にやっていますかね？」と聞かれたので、
譲渡された側の断酒会会長から送られてきた動画を見せた。
「その動画、俺にも送ってくださいよ」と言われたのでLINEを開いた。
「了解！」と良い返事はしたものの、後輩のLINEは登録されていなかった。
俺も後輩もガラケーの赤外線通信なら知っているが、LINEの登録の仕方が分からない。
スマホは通話メインの2人は困った、さあどうしよう。
近くにいた知人の奥さんに「LINE登録のやり方知ってる？」と聞くと、
「簡単だよ、オジサンたちそんなことも知らないの？」と笑われた。
奥さんに2人のスマホを渡すと、QRコードを引っ張り出してチョイチョイと登録してくれた。
そしてやっとのことで子猫たちの動画の転送に成功した。
後輩はすぐさま後輩の奥さんにその動画を転送したらとても喜んでいた様子だった。
恥ずかしい話、LINEといえば俺はガラケーのころからPC版LINEがメインだったので、
スマホの扱い方が分からなかった、もっと勉強しなくちゃいけないな。

分列行進 → 人員服装の点検 → 機械器具点検 → ポンプ及びポンプ車操法 → 放水試験
一通り見学し、あとは偉い人たちの長～い話を残すのみとなったのでサッサと退散した。
「それじゃあお先に」と昔の仲間たちにあいさつすると、
「あれっ、OB会の慰労会は出ないの？」と聞かれたので、「酒やめたって言ったじゃん」と答えた。
「ノンアルでも飲めば？」とも言われたが、
むかし一緒にバカ騒ぎをしていた飲み仲間との飲み会に同席するのが一番つらい。
仕事上の付き合いの中での酒宴は我慢できるが、気の合う仲間に隣で以前のように飲まれては、
断酒8年目の俺でもさすがに気持ちが揺らぐというものだ。

酒の誘いを丁重にお断りして、友人の車に同乗して帰路に就いた。
帰り道、歩道を歩く一人の老人を見かけた。
すると運転手の友人が、「あれっ、親父だ」と。
親父さんは免許返納してからというもの、ウォーキングに目覚めてしまったようで、
天気と身体の調子が良いと、隣町まで歩いてしまうそうだ。
それに、たまに山の遊歩道のトレッキングもしているそうだが、
「80代後半のお年寄りに山道の一人歩きは危ないよ」と言っておいた。
午後は畑の大根の土寄せと追肥、ついでに畑周りの除草作業をして日曜日は終わった。

さあ、新しい1週間の始まりだ、
寒くなって来たけどケガの無いよう今週もがんばろう！


つづく。



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