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細く長く

新しい1週間の始まりです。
今週もコロナに踊らされるのでしょうか?


(2019.12.22の日記)
俺の断酒の始まりはアブノーマルである。
健康のために断酒を始めたわけではない。
飲み過ぎだから断酒を始めたわけではない。
血ヘドを吐いて、精神病院に強制入院。
そこが精神病院だということも、俺が何の病気かも、
脳ミソがイカれていたのでわからなかった。
5ヶ月の入院で、病名も、当時俺が置かれている状況も把握した。
退院してからも、飲酒欲求など起きたことはない。
「酒は飲んではいけないもの」と自己完結していたからだ。
断酒会は原稿作りが本番で、例会出席は惰性でしかなかった。
  
冷めた目で見ていたので、自助グループの長所も短所もよくわかった。
それでなくとも好き嫌いの激しい性分、その上アル中特有の異常なまでの白黒思考。
ずいぶん自助会に対してその必要性を悩んだのも事実だ。

しかし悩み抜いて出した答えは強い!
おかげで自分なりの自助会との付き合い方が煮詰まってきた。
アル中仲間とのスタンスの取り方も自分なりに答えが出てきた。
まだまだ正解には程遠いかもしれないけど、確実に近づいて来ている。
断酒会を離れずに今後も細く長く繋がって行こうと決心した。
改めて考えてみると、ストレスを抱え込んでしまう自分に気付いた。
自助会においては、自分にとってプラスになるものだけ吸収して、
マイナスな部分は反面教師にと考えていたが、
これはあくまでも正論であって、嫌なものまで反面教師として吸収する必要は無い。無視すれば良い。
こんな簡単なことが出来なかった。
誰がなんと言おうと、口を出すだけでは責任は取ってくれないのが世の常ならば、
自己責任でお気楽にすれば良い。
  
覚書き(家族の回復)↓
断酒会(家族会)、AA、アラノン、
こういった自助グループも基本的には集団精神療法を行っている。
専門医療が自助グループを手本に治療法として取り入れていると言った方が正しい。
酒害からの回復には、この集団精神療法が最良の治療法であると考えられている。
これは、共依存、AC、DVの治療にもつながる。
アルコール依存症はいまだに不治の病である。
回復(寛解)はあっても完治はない。
飲んで死ぬか素面で生きるかの道しか残されていないのだ。
飲み続けてもすぐに死ぬわけではなく、
また酒で弱って死にかけても現在の医療は簡単に死なせてくれない。
依存症者が飲酒を続ける事は緩慢な自殺と同じことなのだが、
多くの依存症当事者もその家族もこの事実をなかなか認められないでいる。

つづく。


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