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精神科通院予習

おはようございます。
本日でブログ開始から100日になりました。
ブログ上では言葉を選ばず書いていますので気分を害する方もいらっしゃるとは思いますが、
全て本音で書いてます。宜しかったら今後ともお付き合いください。
更新ペースが落ちてきたら、ネタ切れだなと思ってください。


(2019.11.29の日記より)

明日は精神科の通院日。
最初から閉鎖病棟だった。精神病院と言うことすら知らなかった。
鉄柵とか施錠とか聞くとビビッてしまう人も多いだろうが、
俺はそこからスタートだから、何とも思わない。
  
精神科通院予習 ↓
俺「こんにちは。お世話になります。」
医「最近どうですか?」
俺「飲酒欲求が起きなくて困ってます。(笑)」
 「肝硬変があるから飲酒欲求なんて起こしてる場合じゃないし肝硬変治療のほうが大切です。」
 「肝硬変のほうは順調です、アミノバクトも飲まなくてもよくなりました。」
(採血のデータを見せる。)
俺「最近、思っていることがあって。」
医「それは?」
俺「第二の否認からの脱却です。周りからの信頼の回復の方法を模索してます。
  断酒会は、仲間もいるので安心できるんですけど、
  忘れられない程度に距離を置こうと思っています。
  あんまり足しげく通って役員になってしまっても困りますし。(笑)
  最近は、ネット上でアル中の友達を作ってみたり、ブログを読み漁ってコメントしてみたり、
  それから例会用の原稿とは別に「断酒日記」を書き始めました。
  誰にも気を使わずに書けるので面白いんですよね。ついつい筆が進んじゃいます。
  病院の悪口を書いてみたり。(笑)
  待ち時間が長いとか、家から遠いとか。(笑)
  AAのミーティングにもチャレンジしてみました。
  家の近くのミーティング会場も日時もチェック済みです。」
  
(ここまで) ↑
  
妻は今夜本部例会だ。
俺が近所の例会しか行かないことに対しても、何も言わなくなってきた。
まあ本部例会と言っても普通の例会だからね。メンバーも想像できてるし。
好きで出席しているんだから別に構わないけど、息子の大学受験もあるんだよね。
「それとこれとは関係ないっ!」って言われそ~~。
  
息子からお迎えLINEが入った。23:03着の電車だ。
センター試験まで2ヶ月を切った。あいつも頑張ってる。
俺には送迎と目覚まししか手伝えないけどね。  
  
  
つづく。


  








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AAにチャレンジ

新しい一週間の始まりです。
今朝は晴天、冷えた風も心地よいです。
でもコロナは終息せずレジ袋有料化が始まるとあって、ちょっとドンヨリ



(2019.11.28の日記より)

今日は、妻の病院の日だ。
アル中の俺なんかに構わず、自分の身体のケアを大切にネ。
  
アル中にとっては、酒を我慢するよりも断食のほうが簡単だ。
これは、なったことのない人にとっては理解不能なことだろう。
  
俺は過去に断食+不摂生で、体重35kg減のダイエット経験済み。
体重を落とし過ぎて体力が無くなり、10kg戻した。
タバコも蒸気式パイプ爆煙仕様で解決済み。
飲酒欲求もゼロ
  
AAに電話してみた。
「奥さんとご一緒でしたらオープンミーティングがいいですね」とのこと。
そこで、近くの2つの会場にターゲットを絞ってみた。
会場のカトリック教会に駐車場のことで問い合わせたところ、
「AAサンノコトハ シリマセーン」
お~っと外国の人だ! ちょっとビックリしたが駐車場はあるとのこと。
次にもう一つの会場の教会にTEL。 しかし空振り。またかけてみよう。
かけ直してみた。今度は日本人の女性だった。ホッ。
こちらも駐車場を広く開けてお待ちしてますとのこと。
とりあえず準備は整った。あとは妻との調整だ。
候補としては第3水曜日と第4木曜日、12月に入ってから彼女に話してみよう。
別に焦る必要はない。

なぜ俺は飲酒欲求が起きないのか考えてみた。
家に酒が無いのは当然だが、買いに行くのが面倒くさい。
コーヒーと炭酸水で満足できている。
一番の理由は、肝硬変だから飲んだら死ぬってことだ。
肝硬変だから、油分、塩分を控える。太りすぎない。
それを考え始めると、何も食べられなくなる。外食もできない。だからつまらない。
食欲も減る。食に対するこだわりがなくなる。
外食、宴会、旅行、BBQ、は飲みたくなるかもしれないから計画段階で拒否。
妻の作る食事と弁当、小腹が減ったらコンビニパンで十分だ。
肝臓のことを考えると、飲食へのこだわりがなくなる。
しかし、甘いものが増えた。総菜パンより菓子パン、せんべいより饅頭。
これも注意しなくちゃね。
  
余談だが、
妻の実家から頂く甘い菓子はアルコールを使用しているものが非常に多い。
土産で有名な洋菓子もリキュール類と書いてあるので食べられない。
お洒落な新商品にも、だいたい洋酒が入っている。
洋菓子にはこれからも要注意だな。  


つづく。









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風評被害

コロナ感染が怖くてうっかり風邪もひけない日々が続きますね。
油断して体温が37度を超えると自宅謹慎になっちゃいますからね。
コロナやインフルは分かりますが、夏風邪、ものもらいでも、
「移るから」って毛嫌いされます。
ビミョーに距離置かれたりして。

私は3年以上、裏で「アル中」って言われ続けているでしょうから、
だいたいのその場の空気でそれを察知する能力を身に着けました。
「お前らだって毎日晩酌してるだろっ!」って言いたいです。
毎日の晩酌はアルコール依存症初期段階だそうです。
それを10年続ければ誰でも立派なアル中です。
病院のお世話になるかならないか、それだけの差です。
耳にタコでしょうが、我が国のアルコール依存症の人数は107万人、
そのうち病院受診患者数が4万人、
世間では、医療機関に足を運んだ勇気のある人、
全体の約4%の人がアル中だと誤認されています。
PCR検査を受けていない隠れコロナと似ているような気がします。

毎年お馴染みのインフルエンザは完治すれば後に尾を引きませんが、
コロナはもし感染して、陰性となっても社会復帰に弊害があるそうです。
それは世界中の誰もが経験したことの無い病気であり、過剰反応をするのは分りますが、
風評被害で会社に戻れない、家に帰れない、家から出られない、
挙句の果てに引っ越しってこともあるようです。
これではまるで“村八分”です。
冠婚葬祭にも参列できないので“村十分”でしょうか?

私たちアルコール依存症者も病気に対する無知、意識の低さから、
ある意味風評被害を受けています。
酒を飲まなければ毎日晩酌をする人や大酒を飲む人より健康です。
断酒を継続しているアルコール依存症者のほうが規則正しい生活を送っています。

でもそれでは噂を立てる人、自分がアル中だと思いたくない人にとっては面白くないのです。
「人の不幸は蜜の味」
自分のことを棚に上げて他人をバカにしたい、蹴落としたい人がいかに多いかということを、
この病気になって初めて知りました。

一生断酒を継続して、そんなやつらにぎゃふんと言わせてやりましょう。

つづく。








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オレ流の断酒計画

コロナがしぶとい。
これは絶対に感染者数を操作してますね、毎日50人前後で推移するはずがない。
都知事選が終わるとオリンピック延期が決まった時同様にドーンと大きく跳ね上がりますよ。



(2019.11.27日記より)

突然だが、妻にとっては俺の言うことなんかより、活字や講演からの情報のほうが大事だ。
そしてそれに絶大なる信頼を置いている。
だから俺が何を言っても疑ってかかる、信用してくれない。
今も、これからもず~っと、俺が酒を飲んでしまうと思っている。
「死んでも酒は飲まない」と言っても裏付けが無いから即却下だ。
俺の固い決意なんか最初から受け入れてくれない。
彼女にとっては、受け売りの一般論のほうが百倍も信頼性が高い。
俺は一度失敗しているから、何をやっても信じてくれない。
俺の意気込みもチャレンジも、すべて空回りだ。
この日記と一緒、自己満足だ。
  
そして彼女の意見を受け入れないと機嫌が悪くなる。
だから俺は、彼女の意見に従うふりをして、裏で「オレ流の断酒計画」を遂行する。
オレ流の意見なんか、脳天をグーで殴るようかのに潰される。
彼女は、予備知識で自分の周りを完全武装して、
自分を安全地帯に入れてからじゃないと行動に移さない。
場合によっては行動しないこともある。
自分に責任が及ぶことを極端に嫌う。石橋を叩いて、叩いて、渡らずに引き返す。
  
その点、俺は少し無謀だと思っても、酒の力を借りてアタックするチャレンジャーだった。
裏を返せば、酒の力を借りないと何もできない弱虫だったのだが。
まずはとりあえずやってみる、やってみてムリそうならば別の方法でチャレンジする。
「ケツは俺が拭いてやる!」責任の所在を明確にする。
酔っぱらいの戯言である。
素面でそれを貫ければカッコ良いのだが、弱虫の俺は酒の力に頼った。
現在の俺は、周囲の信用も取り戻せていないし、脳と肝臓に欠陥があるし、しかもアル中だ。
保険屋にも勧誘をされなくなってしまった。

素面に戻った俺がAAに興味を持ったのは、チャレンジの一環であり、経験の一つでもある。
これは決してマイナスにはならない人生勉強だ。
これからもいろんなことにチャレンジしていくよ。
  
末っ子の大学受験まであと3ヶ月、朝晩の駅までの送迎もあと少し。
送迎タクシーの運転手から解放されて空いた時間をこの日記に費やそう。
送迎は大変だけど、あと数ヶ月で出来なくなるのもちょっと寂しい気がする。



つづく。









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AA予習

レジ袋有料化、ホントに環境問題の為でしょうか?
ポイ捨てと不法投棄のほうが問題かと思うのですが。


(2019.11.26日記より)
先日、妻にAAのミーティング参加をほのめかしてみたところ、
絶賛とは言わないまでも、特段反対もされなかったので、ここで予行演習してみる。
入院していた時に、AAにも院外研修で参加していたから、その時を思い出して書いてみる。

開会したら、まずは12のステップを挙手で1人の人が読むんだったよな。
(俺は挙手しないけど、まあ断酒の誓いみたいなものだな)
ミーティングにテーマがあるかどうかは、行ってみないとわからない。
指名されたら発言スタート。
みなさんこんばんは、○○市から来ましたアルコール依存症と肝硬変の▲▲です。
(ニックネームだけは恥ずかしくて絶対ムリ!)
私は、断酒を始めて2年と8ヶ月になります。
AAのミーティングには入院時の院外研修で何度かお邪魔させていただいておりました。
病院のメッセージにも来ていただいておりました。
実は私、断酒会の会員でして、入会して2年が過ぎております。
当初、AAとどちらにしようか迷いましたが、病院が断酒会寄りだったのと、
近所に住む先輩が会員でしたので断酒会に入ることにしました。
この病気に対しては、じゅうぶん反省し、家族、特に妻には感謝しております。
現在断酒に行き詰まりを感じていまして、いわゆる第二の否認と戦っているところです。
とりあえず酒を断つという目的で始めたのですが、飲酒欲求も起きないし、
自分の中では酒は止まっているからもういいかな?思っていました。
でも酒が止まったこれからが大事なんだと気づきました。
確かに自助グループの中に居れば安全だし、仲間もいるので居心地はいいです。
でも現実社会と向き合っていくにはまだまだたくさんの障壁が待っています。
一度失ってしまった信頼の回復には時間がかかりそうです。
そこで、病院と断酒会しか知らない私は、もっと違った目線で新しいことを始めようと思い、
新たに断酒日記をつけ始めたり、ネット上で仲間を探したり、
同じ病気の人のブログを読み漁ったり、
断酒会以外の自助グループにも参加してみようと思い本日に至りました。
うちの家系は代々酒飲みの家系です。親父もおじいちゃんも酒が原因で亡くしました。
親父が糖尿病からの脳梗塞、おじいちゃんが脳溢血、私も、くも膜下出血の経験があります。
仕事に不安を感じ、空いた時間を酒で埋めていたら連続飲酒となって吐血、下血をし、
そのまま即入院となりました。肝硬変も併発していて、
死ぬ一歩手前まで落ちるところまで落ちました。
私はこの病気にはありがちな持って生まれた依存体質で、
〇か×の白黒思考の完璧主義者でもあります。
生活は改善できても、性格だけはなかなか治るものではありません。
酒には一生手を出さないと決めましたし、方々でも公言しておりますので、
今後私が飲酒をするということは絶対にありません。
酒をやめるだけで良いのでしたら簡単なことです。
そんなことより、これからをどう生きていくか?
そちらのほうを最優先に考えていきたいと思っています。
今日は、貴重なお時間、勉強させていただきます。
ありがとうございました。

なんて感じでやってみようかなと。
  
では、これから12のステップの勉強に入ろうと思う。

後日
(ミーティングの感想)
12のステップ自体は英語表記の多い断酒の誓いみたいだ。
出席人数も年齢層も断酒会と変わらないように見えた。
たまに出現してくる(神)に少々抵抗を感じた。 

ちなみに我が家は仏教徒、臨済宗である。 

つづく。








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アル中と依存症

ここに来てコロナ再発ですね。
て言うか、第一波は終わっていなかったんでしょう。
この分だと7月の例会開催も怪しいところです。



(2019.11.26の日記より)

世間の人には、「俺は肝硬変だ」と言うより、
「アルコール依存症だ」と言ったほうが効力は絶大だ。
ましてや「アル中だ」なんて言うと、1ラウンドKO勝利。
まさに瞬殺だ!
俺と近しい親族や友人は、俺の病気のことを受け入れてくれている。
それほど関係が深くない人は、俺への対応や顔色で、
俺のことをどう思っているか、瞬時に察する能力を俺は身に着けている。
何時ごろまでこの人種差別にも似た扱いは続くのだろうか?
やはりこの病気は、根深いね。
  
俺の場合、くも膜下出血 + アルコール依存症 + 肝硬変
しかも代々続く大酒飲みの家系、もう、人種差別もMAXだよ。
病歴から、保険の勧誘も来なくなっちゃったよ。
  
アル中たちは、同じ病の人を“仲間”と呼び合い、殻の中に籠る。
一時避難の待避所としては、気が休まって居心地も良い場所だ。
組織が全国区だから、上層部の中には名誉職と勘違いする者も出現する。
よって組織の高齢化は顕著であり、新入会員は増えない、中抜けが多い。
これは消防団組織とも相通ずるものがあるように見える。
熱狂的な信者が存在しているところも消防団に似ている。
消防団との違いは、報酬をもらって活動するか、会費を払って活動するかである。
俺は消防団を24年在籍してやっと辞めることが出来たが、
断酒会は中抜けせずに程良い距離を置きながら、
「第二の否認」に立ち向かう道を選択した。
てか、妻の手前そうせざるを得なかったというのが正解だ。
俺はいまだに「アルコール中毒」と「アルコール依存症」の違いがはっきり分かっていないので、
もう一度復習してみる。
「アルコール中毒 」→ 飲酒により中毒を起こしている状態、飲酒による障害
「アルコール依存症」→ アルコール摂取に関するコントロールが効かなくなった状態
            アル中と呼ばれる状態はアルコール依存症のことを指す
  
中毒という言葉に両方の意味があるのは良くないので、
区別するために依存症という言葉が普及した。
  
結論 :  中毒は症状、依存症は病名 
  
ん~~~、何度読んでもとても解りづらい。
まーいいか、俺はアル中の症状を持ったアルコール依存症と言う病気だ。
  
アルコール依存症のことも大事だが、
命と直接関係する肝硬変のことを忘れてはならない。
今のところ症状も落ち着き、処方される薬も減った。
しかし、俺の沈黙の臓器は、いつ暴動を起こすか分からないので、
通院を欠かしてはならない。


つづく。



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表の俺と裏の俺

雨です。内勤決定です。
家飲みの誘惑に負けないようにしましょう。
昨日、久里浜医療センターからのアンケートが郵送されてきました。
コロナ自粛中の近況に関するアンケートでした。
断酒会経由で送られてきたものです。
例会もいまだに再開されないため郵送になったのでしょう。
通信費、結構かかったろうな?



(2019.11.26の日記より)

病気を克服して頑張ろう!と思い、前に進もうとする裏側から、
気を緩めるとふとした時に弱い本当の自分が見え隠れする。

飲酒欲求は無い、酒に対する精神依存も身体依存も無い、
ニコチンもタールも欲しない。
ギャンブルも15年以上前にやめた。
元々ケチな性格なので買い物にも依存しない。
肝硬変発症を機に食生活も一新した。
身体を動かす頻度の高い職業なので、持久力は落ちたものの体力も年相応にはある。
恥ずかしい話だが、性欲も皆無である。
常に刺激を求めていた若いころと比べると、
今の俺は、周りから見るとハッキリ言って「つまらない人間」になってしまった。
「我武者羅」「一心不乱」「とことん」と言う言葉が似合わない。

子供たちもまだ手は掛かるが、勝手に成長してくれている。
2度も死にかけて、拾ったような命だ。
貪欲に攻める勇気も薄れた。
新しいことにチャレンジすることが怖いのである。
周囲の目を気にしながら、当たり障りなく日々を過ごしている自分が居る。
周りを恐れていることを悟られないためなのか不思議と饒舌にもなる。

だが、他人には見えない自分の中だけの欲求や向上心は忘れていない。
明らかにオーバーワークと言えるノルマを課し、ヒマで空いた穴を埋める作業は、
病気になる以前と何ら変わりはない。
肉体的には、年齢が邪魔をするのであまり無理をさせられないが、
精神的には、自分を追い込むことで快感を得ている。

良く言えば「自分に厳しく他人にやさしい」
悪く言えば「自己満足の塊で他人に甘い」

弱い自分、頑張っている自分を見せたくない。
この隠蔽体質は、依存症に成るべくして成ったと言っても過言ではない。
心を許している妻に対しても、結果的に反論されることが分かっているならば、
後々のことを計算して最初から言わない。無口になる。

言いっぱなし聞きっぱなしが原則の例会の場でも、
住所、氏名、年齢、仕事、家族構成その他の個人情報を知られていては、
いくら口外しないと言われても、多少は言葉を選ぶだろう。
匿名匿住所であるからこそ、ここでは嘘偽りなく恥ずかしいいことも書ける。
自己満日記では、他人に気を使っての「仲良しごっこ」はしない。
危険分子とみなされて自助Gから追い出されるなら仕方ないが。


つづく。



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家族に感謝

今日はアルコール外来通院の日、
行こうか行くまいか?
やっぱりコロナが怖いので今月もスルーです。



(2019.11.25の日記より)

アルコール依存症は完治しない病気と言われている。
逆に飲まなければ発病せず回復できる病気とも言われている。
この病気にかかったら、断酒を続ける事が一番の治療であり、
そしてその治療を続ける為には病院、家族、仕事、仲間の力が非常に大切だと思う。
その力が、この3年間以上酒の無い新しい人生を必死で生きて来た俺を、
酒の魔力から護り断酒を続けさせてくれた「強い力」となった。
家族が、特に妻がアルコール依存症末期で重度の肝硬変の俺を、
ここまで引っ張って来てくれたのだと思う。

精神病院退院前日の院内ミーティングで、院内断酒道場退会発表の際、
俺は前日の夜、病院の消灯後に常夜灯の点く食堂の隅で、
見回りの看護師に注意されながら書き上げた原稿を読んだ。
思い返してみると、その時が俺にとっての原稿作成とその朗読の一発目だった。
それが例会用原稿 → 断酒日記 → このブログ の原点だった。
俺の退会発表に続き家族からの手紙を妻が朗読し、そしてそれを手渡された。
妻からの言葉は、いつも例会で聞いているのと同じ内容で、
「この人はもうこっちの世界には戻って来られないんじゃないか」と、
思い悩んでいる様子が伺えた。
長女からは「苦しかったら悩んでいないで私たちを頼っていいんだよ」と、
内に秘めるタイプの俺の性格を見抜いた内容だった。
二女からは、「おとうちゃんにはもう病院に戻って欲しくないからガンバレ」と、
長男からは、「オレも受験勉強頑張るからおとうちゃんも一緒に頑張ろう」と書かれていた。
涙ながらにそれらを朗読している妻の横で、俺の姉も泣いていた。
涙が止まらなかった。
その手紙は大事に事務所の机の引出しに保管し、辛い時たまに開いて読み返している。

断酒会の「断酒の誓い」や、AAの「12のステップ」は、他人の作ったものであって、
参考にはするが、俺の言葉ではない。
以前にも述べたように、この病気は周囲の環境も原因も回復の仕方も人それぞれだ。
このブログもオレ流のやり方であって、万人受けするものではない。
俺の思想や回復方法は、教科書とは少しズレていることも理解している。
俺は生まれながらのあまのじゃくである。
他人とは違った道を探索したがる困った性格である。
だが、他人の失敗例だけは気にすると言ったズルい性格でもある。
  
俺なりに正面から病気に立ち向かいここまでやってくることが出来た。
恥ずかしかったけど自分への戒めと思い、周囲にも病気のことを口外してきた。
自画自賛だが、断酒も継続し肝硬変の肝臓の数値も上向き傾向だ。
現在のところうまくいっている。
だが今の状況に満足すること無く、俺の欲と言うか向上心は留まりを見せない。
もっともっと、だが決して無理をせずに高みを目指すよ。

つづく。








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整理整頓

新しい1週間の始まりだというのにあいにくの空模様です。
自粛解除最初の週末、ファミレスもファーストフード店も、
当然パチンコ店も満タンでした。
再度自粛で飲酒への恐怖を味わいたくないですね。


俺は4月14日を断酒記念日と勝手に決めている。
その日は忘れもしない死の直前で精神病院に強制入院させられた日だ。
最初の1年は「1年間頑張ろう!」とその日を目標にしていた。
2年目からは単なる通過点となった。
3年目からは他の人にもその日のことを告げなくなった。
どうせ「あの時は大変だった」とか「死んでたかもしれないんだよ」とか
チクチクと言われるのが分かっていたからだ。

断酒を続けて言えることは、規則正しい生活に慣れたということだ。
それは意識的に始めたことだが、
・1年365日毎朝のルーティーンが確立された。
・部屋と事務所が整理整頓された。
・家のことを進んでするようになった。

俺は職業柄、直線、直角、水平、垂直、平行が好きだ。
室内も上記のようになっていないと気分が悪い。
ネコが居るので抜け毛も気になる。ウ〇チ臭も気になる。
ゴミ出しをするようになって、キッチンもピカピカにするようになった。
ゴミの分別の仕方、収集日も頭に入った。
仕事の面でも、順序立てて効率的にこなせるようになった。
思い付きで軽率な行動をしなくなった。
手を付けて食い散らかして、収拾がつかなくなるようなことが無くなった。

入院直前の俺はと言うと、
・昼夜を問わずに連続飲酒。
・風呂に入らない、ヒゲを剃らない。
・室内はホコリだらけ、焼酎のペットボトルの山。
・ネコが皮膚病になった。
・ゴミはコンビニ。
・仕事は嫌々酒の勢いを借りて雑な仕事に変わっていった。
完全に荒んでいた。

医師の言葉、書籍やネットを見てもアルコール依存症になるのは、
自分で言うのも何だが、元々几帳面でまじめな性格の人が多いようだ。
そんな危なっかしい性格がゆえに、一度道に迷うと引き返せずに間違った道を突き進んでしまう。

俺は軌道修正出来て本当に良かったと思う。
だがそれは自ら軌道修正したのではない。
瀕死の状態で強制入院させられたからだ。
それまで一度も「酒を止める」と言ったことは無かった。
酒が強い体質だったら、今頃俺は死んでいただろう。

つづく。









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「は~~??」

今日は日曜日
規制が甘くなって最初の週末
断酒には規制解除はありません。
気を緩めないようにしましょう。



(2019.11.24の日記より)

今朝、回覧板を回しに隣家に行った。
「どう?体はだいじょうぶ?」と年齢が90歳に近いおばさんにも言われた。
入院してからもう3年近くも経つのに。
この病気の根深さを改めて実感した。
  
突然だが、
俺は、妻の発する 「はぁ~~??」 が怖い。
そのときの目つきもとても怖い。
なんか、俺のことを全否定されているような気になる。
何も言い返せなくなる。そして閉口する。
すると次に、「黙ってればいいと思ってるんでしょ??」と間髪入れずに追撃される。
そして、逃げるようにして事務所に籠る。
言いたいことが無いわけじゃない。俺にも譲れない部分だってある。
言い返したいけど、それ以上、険悪な感じになりたくない。
言いたいこともあるけれど、俺にも非があるから言い返さないんだ。
最近は、断酒会について話をしていると必ず最後は口論で終わる。
家族には、俺の病気で多大なる迷惑をかけた。反省している。
これからのことも不安でいっぱいだ。自分に自信が持てない。
  
「オレ流の断酒道」と銘打ってこの日記を始めたが、
いきがっていられるのは、この日記の中だけだ。
自信を持って言えるのは「一生酒を飲まない」ってことだけだ。
断酒だけなら簡単だ。全然苦にはならない。
恐いのは、信頼回復とこれからの生活のことだ。
いくら断酒会活動に本気になっても、断酒会では食っていけない。
断酒会は一時避難の待避所に過ぎない。いわばサークル活動だ。
もっと現実社会に目を向けて行かなければならない。
  
俺は、くも膜下出血、肝硬変、おまけにアル中だ。
この先、道が険しいことだけは十分わかっている。
こんな俺をだれが信用してくれるだろう? 不安しかない。
これで家族にも見放されたら、俺はもうおしまいだ。
  
ちょっと重くなってきたので話を変えよう。
断酒会に疑問を感じて始めたこの日記だが、
実は断酒会が遠くなるのも寂しい。人が俺から離れていくのが怖い。
元々俺は独りが苦手だ。
集団の中がいちばん落ち着く。
酒も集団の中なら良い酒だった。
だから、独り隠れ酒を始めてから発病まではそう時間は掛からなかった。
孤独の不安から抜け出すのには酒が必要だった。酒は不安を麻痺させてくれた。
病気になって初めて酒は薬物だと知った。酒とは親友になれない。

酒を断つことを主目的に入会した断酒会だが、今俺の中で倦怠期を迎えている。
これからは、第二の否認からの脱却のため、新しい自分探しをするのだ。
断酒会とは付かず離れずに、丁度良い距離を保っていくつもりだ。
  
自分を盛り上げる努力をしよう。   


つづく。

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