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心を鍛えれば・・・?

今日は週の始まりであり月末でもある。
現場と事務所と銀行をグルグル回るので、
屋内と屋外の出入り、車の乗り降りも多い。
こんな日は冷房病で頭が痛くなるのは違いない。
予防策として、事務所は30℃設定、カーエアコンは極力使わない。
しかしなぜ、銀行やオフィスビルは夏場にキンキンに冷やすのだろう?

全国でコロナの1.7倍の患者を生み出し、
東京でコロナの8倍にもなる死者を出している熱中症。
今の段階でもコロナは、「ただの風邪扱いしてはいけない恐ろしい病気」という位置づけで、
経済活動を止めてまでしっかりとした対策をすることが求められている。
コロナではあれだけ騒いでいたのに、
熱中症に関するニュースは、「気を付けてください」だけだ。

俺たち屋外作業の多い職種では、コロナより熱中症のほうが何倍も怖い。
去年の夏も、「マスクしてたら熱中症でやられちゃうよ」と、
屋外ではマスクをしていなかった。
作業時間と同じくらいの長さの休憩時間を取ることもある。
熱中症では、コロナのように他人に感染させることはないが、
放っておくと犠牲者が雪だるま式に増えていくという点では、コロナと同じなのに、
日本人にとっての熱中症は、経済活動を止めてまで対策をとるほどではないのだ。

戦時中じゃあるまいし、「日射病だ、熱中症だ」というものは、
心を鍛えればたやすく乗り越えられる、という考えがいまだに残っているのか?
そんな日本人の熱中症への誤った認識が、
暑さで死者が増えることをそれほど恐れない社会をつくってしまった。
何人かの精神力の弱い者が、熱中症で脱落していくくらいは当たり前だと思っているのか?

みんなが楽しみにしている夏の高校野球も、死者が出てからでは遅い。
消防団の夏の操法大会も、おじさんにとっては命取りともなりうる。
精神論、根性論が根強く残っている世代の人たちには理解しがたいのかもしれないが。

アルコール依存症にも、いまだに断酒根性論が残っている。
自分だけなら、努力の中に辛抱我慢は必要だが、
意志の強さ、根性、気合を前面に出すのはどうかと思う。
以前は、「止める気が無いから止められない」と根性論で語られていたアルコール依存症だが、
現在では脳機能の病気であることが証明されている。
心を鍛えればた気合で乗り越えられる、という誤った認識がいまだに残っている。

これも古き悪しき日本人らしさなのかもしれない。


つづく。


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「消防団=酒」は昔の話

先日、消防団を題材としたドラマのことを書いた。
酒離れや車離れと並んで問題となっているのは、「若者の消防団離れ」だ。
巷では「少子高齢化」とか「団員の負担が・・・」とかキレイごとを言って、
消防団の問題は組織自体の存続についてだけ話題が盛り上がりがちだが、
こういう組織体質や運営の無駄については未だなかなか触れられていないのが実情だ。

消防団員減少の原因としては人口減少と少子化もあるが、そればかりではない。
式典や操法大会の練習への出役が入団拒絶のいちばんの理由である。
ネットでの情報が簡単に手に入れやすい昨今、
誰だってスマホひとつで調べることが出来る。
「10年で辞められる」と言われ、騙されて入団した俺たちの時代とは違う。
今の若者は簡単に騙されない。

消防団に必要なのは自分の地域を守りたいという責任感だと思う。
入団したからには火災や地震災害水害などの天災、有事の際にはもちろん出動する。
それに必要な中継訓練、装備の点検、水利の点検もする。
しかし、そこにタイムアタックの運動会は必要ない。
運動会が有益だと思っているのは、主催者と来賓者、それに団幹部だけ、
選手や出場チーム関係者はそれに付き合わされているだけだ。

「消防団=酒」といった悪しきイメージも、入団拒否の理由にもなっている。
俺が入団した30年前は、確かに練習後には酒ありきだった。
普段の練習はもちろん操法大会に向けての練習も狂ったようにやっていた。
消防無線も傍受できる時代だったので、本職より先に火事場に到着する勢いだった。
「税金で酒飲みやがって」と言われそうだが、
団員の年度報酬は自治体によって差はあるが、
ウチ自治体では個人口座振り込みなので、団員個人の金には手は付けていない。
俺が分団長だったころには飲酒の機会も徐々に減り始め、
今の現役団員に聞くと、現在ではコロナ禍も手伝って、
練習後の飲酒はおろか、忘年会や新年会、研修旅行も無いそうだ。


最低賃金が上がるそうだ。
時給1000円超えらしいが、残業と休日出勤に目を瞑っている俺は時給換算するとそれを下回る。
それに、賃金を上げても103万、130万の壁問題がある限り、
扶養範囲を超えないように勤務時間を調整しなければならないだけで、
収入が増えるわけでもなく、パートの主婦にとっては嬉しくもありがたくもない。
所得をあげるのは課税もセットの考え方なので、どこに税率配分するかというだけのこと。

それに、最低賃金が上がれば1000円のものを1050円で売らなければならなくなる。
材料費や光熱費も上がっているので、値上げしなければ賃金も上げられない。
カツカツの生活を送っている消費者は、より安い店を探す。
だから店側も値上げができない。
そうなると事業主が2人分働いたり、戦力となる人以外は首を切られる。
電気やガソリンみたいに、「上がります♪」と一方的に言えるような商売がしたいよな。


つづく。


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土用の丑の日

この1週間、毎日体温越えの気温の連続で、
いくら水を飲んでも、いくら休んでも、疲れが抜けにくくなっている。
体力が弱ると、気力も持続しなくなってしまう。
以前のように酔っぱらって疲労を麻痺させるような生活をしていたなら、
今年の夏はぶっ倒れていたことだろう。

暑すぎてビーチでは海水浴客もまばらだとか。
今夜は隅田川花火大会だそうだが、「暑い中ご苦労様」としか言いようがない。
30年ほど前、当時は彼女だった妻と上野に行ったとき、
「今日は何でこんなに混んでいるんだろう?」と話していると、
浴衣を着てうちわをあおいでいる人が多く、
「どこかのお祭りだね」とあまり気にしていなかったが、
彼女のアパートに帰ってテレビを付けると、隅田川の花火大会がやっていた。
「テレビのほうが落ち着いて見ていられるね」と笑ったのを思い出す。

土用の丑の日なのに国産ウナギの在庫がはけないそうだ。
絶滅危惧種に指定されている生物を、習慣だからといって大量消費するのは違うように思う。
丑の日だからって、黙っていても売れる時代は終わった。
わざわざ一年で一番高いタイミングで食べる必要はない。
季節物、風物詩なら財布の紐が緩む。
こんな日本人気質も通用しないほど「一般人の貧困化」が進んでいる。

そもそも土用の丑の日はウナギの旬でもないし、
夏のウナギが売れないからと平賀源内とウナギ屋がタッグを組み作ったイベント
クリスマスにケーキ、バレンタインデーにチョコみたいなもの。

俺たちの業界での木材も高価な商品が売れなくなって久しい。
通直で目の詰まった節の無い高価な役物という木材が売れない。
役物が高く売れるから、節のあるいわゆる並材は安価で提供することが出来た。
それが最近では並材しか売れないので、良材も泣く泣く並材として売っている。
絶滅危惧種に指定されている国産ウナギを中国産のウナギと同じ値で売るようなものだ。

最近の住宅には和室が無く、無垢の木材を見せる場所が無い。
見せると言えば、洋間にアクセントとして腰壁を板張りにするくらいだ。
したがって立木や丸太も安く仕入れねばならないので、山から木が出てこない。
出てくると言えば開発が絡んだ保証付きの木ばかり。
山主も伐採して赤字になるくらいなら固定資産税を払っている方が安く着く。
花粉症がどうのこうのと言われても、戦後のイケイケの時代に「植えろ」と言われて植えた木だ。
よっぽど木材の値段が上がるか、国のテコ入れが無い限り、花粉症の問題は解決しないだろう。


つづく。


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コスパ、タイパ

最近コスパやタイパについて話題にされる事柄が多い。
めんどくさいことや時間がかかることを嫌い、楽をして得をすることこそが正解といった風潮だ。
「急がば回れ」は時代遅れなのか?
長期間の修行を経て身に着けた技術や人脈も無駄なのか?
コスパやタイパで浮いた金や時間を、趣味やゲームに費やすことは無駄ではないのか?

俺も空白の時間を嫌い、早く答えを求める傾向がある。
スケジュールを詰め込んで、余った時間を次の仕事で埋める作業をしがちだ。
その思考の根底には、「ヒマな時間に飲酒欲求が起きたらヤバい」という不安がある。
断酒7年目でも、まだまだ気持ちにゆとりが無いのだ。
過去の俺は、年間20~30万円、700時間くらい飲んでいた。
断酒している今から考えると、コスパもタイパも悪かったと言える。

コスパやタイパのメリットとしては、
金や時間を効率的に使える、他の物事に割ける金や時間が増えるなど。
しかし、結果重視の考え方になると、過程を楽しめなくなり、
小さな変化に気づく感性が鈍ってしまう恐れがある。
それに、短い時間でより多くの情報に触れることになるということで、
都合のいい情報ばかり集めるようになる。

酒飲みにとっての、終業後の飲み会などのコミュニケーションも無駄なのか?
たしかに酒やたばこは体に悪い影響を及ぼすことはわかっている。
酒を飲んで他人に迷惑をかけたり、ケガをするまで飲むのは行き過ぎだが、
断酒継続中の俺は、飲んでいた時の昔話、特に失敗談を今でも普段の会話の中に組み込んでいる。
飲みの場で打ち解け合った仲間や楽しかった思い出を無駄だとは思っていない。
失敗した経験があるからこそ、今後は言動に注意するようになる。
失敗と言っても致命的な失敗ではない、笑い話で済むくらいの失敗談だ。

ヒヤリハットと言う言葉がある。
重大な災害や事故に直結する一歩手前の出来事のことで、
「ヒヤリ」としたり、事故寸前のミスに「ハッ」としたりした経験から、
事故を未然に防ぐということだ。

俺はアルコールに対して「ヒヤリハット」が足りなかった。
これほど精神や内臓にダメージを受けるとは思ってもみなかった。
今になって痛いほど反省しているが、家族や医師から飲み過ぎを注意されても馬の耳に念仏だった。
周りも俺と同じような考えの人が多かった。
酒が原因で入院したり、お亡くなりになられても、
「あの人は酒が好きだったからね~」と、
自分の飲酒を否定されたくないがために、他人事で済ませていた。
酒飲みは皆、飲酒を否定されたくないから、自分にとって不都合なことは話さない。
ギャンブル依存症の人もしかり、武勇伝ばかりを語り負けたときのことは話さない。

俺みたいにキズが深くなる前に、コスパやタイパを考えるのもアリだと思う。


つづく。


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連日39℃オーバー

言っても仕方ないが、暑い。。。
連日39℃オーバーって・・・
鼻で吸い込む空気が熱い、アスファルトの上を歩いていると足の裏がジンジンする。

昨日の最高気温も40℃に迫る危険な暑さとなり、体に酷な暑さが続いている。
7月としては、観測史上最も猛暑日が多くなる予想で、
熱中症警戒アラートと言う言葉も珍しく思えなくなってきた。

最高気温は高いのだが、梅雨明け前までよりも朝晩が過ごしやすいと思うのは俺だけだろうか?
夜は寝苦しくなく、朝も25度くらいまでは下がる。
空気が乾いているから、風が吹いていれば日陰は涼しく感じられる。

ただ、日中のアスファルトやコンクリートの上では、過酷な暑さだ。
それに、車に乗るときがたまらない。
極力日陰を見つけて駐車するようにしているが、
日陰の無い場所では、乗車時にハンドルが持てないほどになっている。

盆前が1年で一番暑いのはわかっていはいるが、年齢とともにその辛さは増している。
尚且つ、温暖化により10月までが夏、11月から冬、
コロナで休止していたお盆の施餓鬼法要も今年から復活する。
日中行われる施餓鬼会では、集まるのは高齢者ばかりなので、
なにかあってからでは遅いので、無理はしないでもらいたい。

日本の気候には四季では無くなりつつあり、夏と冬の二季となっているように思える。
獲れる魚や農作物、樹木の水の上げ方も変化している。
山のキノコもあまり採れなくなり、虫や蚊も少ないような気がする。

こうなってくると、高校野球をはじめ、夏の屋外競技も命がけだ。
LIVEを見ていると、終盤になると足が攣ったり体調不良で選手交代を余儀なくされ、
急にゲームの展開が変わってしまったりする。

消防操法大会も真夏に行われる。
高校球児でもへばってしまうというのに、炎天下のおじさんダッシュは自殺行為だ。
この時期、「日ごろの訓練成果を披露」とか言って、
消防操法大会(消防団対抗運動会)の記事が多くなる。

近年消防団員の減少が取り上げられているが、原因の大半がこの操法大会にある。
退会数か月前から、残業もできずに19時から週3回の練習、
この大会があるので、家族との時間が取れず、仕事に支障をきたす。
団員の負担になる行事、式典、訓練は廃止しないと今の若者は入団しない。
現在は酒を飲まない若者も多く、在住者が少なく、
飲酒運転防止のため、詰所では飲まないそうだ。

時代は変わっている。


つづく。


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若者の〇〇離れ

酒飲みに対して、飲酒自体を「時間のムダ」、「金のムダ」とよく言われる。
ただそこにはデメリットもあるだろうがメリットも多い。
酒の飲みすぎに対するリスクを考えている人は、過去の俺みたいなバカな飲み方をしない。
アルコール依存症者とちがって、「適量」を守ることが出来る。
飲む飲まないは人の勝手だと思うから、嗜好品ぐらいの感覚で良いと思う。

”若者の酒離れ”
節約のため、健康にもマイナス、自分のコントロールを失うことが怖いなど、
「アルコールを飲むと生産性が著しく下がるから」という理由で飲まない若者が多い
その原因の一端は、スマホを媒体としたコミュニケーションにもある。
若者はものすごく高い生産性でコミュニケーションを繰り広げている。
飲酒によるコミュニケーションは時間のムダであり、金のムダなのだ。

若者の酒離れと同様に車離れもある。
”若者の車離れ”って、そもそも最近の若者は寄ってない。
我々の時代は、就職や通勤に運転免許が必要だった。
大学進学率も今ほど高くなかった。
必要に迫られて免許取得していた人も多いと思う。

大都市では車が無くても困らないし駐車場代が高いので、実質贅沢品となっている。
現に駅近のアパートに住んでいるウチの子供たちも車は持っていない。
次女に至っては、運転免許すら持っていない。
ちなみに彼女は農学部だったのでトラクターの免許は持っている(笑)

酒や車に限らず、若者の〇〇離れは時代の流れによるものが殆どで、
若者以外の世代も離れているように思える。
「今まで通りなら安心できる」、「怖いからやらない」など、
リスクが少しでも発生しそうな部分には手を付けないでいると、
人間の化石化や老害化は促進されてしまう。

多様性を打ち出す世の中で、“〇〇離れ”とか、指摘されるのが不思議なくらいだ。
ただ、自分がやらないからと言って、酒飲みや車が趣味の人を、
一方的に卑下するのもどうかと思う。
別に、他人に迷惑をかけない程度(適度適量)ならば良いではないか?

しかし、アルコール依存症という病気にかかってしまった人については違う。
俺たちアルコール依存症者は適量で済ますことが出来ない、そんな病気だ。
アルコール依存症予備軍ならまだ節酒(減酒)は可能だが、
アルコール依存症と診断されたならば、断酒しか回復の道はない。
飲めば家族や周囲に迷惑をかけてしまう病気だということを肝に命じている。


つづく。


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飲酒は悪?適量は善?

酒を飲んで酔っぱらうのホントの意味
飲んで楽しくなるのはウソ
飲んで考えられなくなるがホント
脳の機能が低下しているだけなのだ。
極論→脳を委縮させている。

長年の飲み続けると脳に悪影響を及ぼすはウソ
少量でも飲めば脳を委縮させるがホント
厚労省が推奨する「適量」はあ、仕方なく提示した量
首相の趣味である税収が減るし、大手酒造メーカーが怖いので、
「飲むな!」とは絶対に言わない。

酒が分解されるとアセトアルデヒドが発生する。
アセトアルデヒドは、発がん性を高くしたり、睡眠妨害となったり、老化の速度を速める。

これだけのカウンターパンチを食らうと、ダメージも大きいだろう。

アルコール依存症者は、言い訳や隠し事についてはプロフェッショナルである。
しかし、アルコールは依存性のある薬物の一種となっており、
それを詳しく説明されると、さすがの嘘つきのプロも閉口してしまう。
それでも自分が否定されていると思うのなら、まだまだ回復への道は遠い。

アルコール依存症者は、几帳面で完璧主義、自分を追い込む性格の人も多い。
その性格を利用して「断酒」を実行するのも一つの手だと思う。
かく言う俺も、「飲んだら死ぬぞ!」と、自分を追い込んで断酒しているひとりだ。

病気になった経緯も回復の方法も十人十色だ、正解は無い。
人それぞれ様々な断酒法があって良いと思う。

飲酒には多くのリスクが存在し、健康面だけを考えれば飲酒を一切しないのが望ましい。
しかし、「飲酒=悪」と言い切ってしまうのも極端すぎる。
俺のようにアルコール依存症となり肝臓をボロボロにしてしまった者には、
「酒は危険薬物」と心に言い聞かせ断酒するしかないが、
酒の味や香りを楽しんでいる人や、コミュニケーションツールとして使っている人は、
デメリットだけではなく酒の持つメリットを生かして、
いわゆる「適量」を念頭に置きながら飲むのがベストだと思う。

と、人体実験に失敗した俺が言う


つづく。


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再飲酒のプロセス

昨日は日曜日だったのでゆっくり断酒について再考してみた。
断酒7年目の俺、現在飲酒欲求は一切起きていない。
実際、飲みたい気持ちを我慢しているんじゃない、「酒なんてどーでも良い」とすら思っている。

俺は、アルコール依存症と診断される以前から、根っからの酒好きで、
「酒が趣味」、「酒が飲めないなて人生無駄にしている」なんて周囲に言い放っていた。
しかし酒は万能薬ではない。味や香り、酔いによる高揚感を楽しんでいるまでは良い。
酔って嫌なことを忘れるため、ストレス解消のため、寝つけないから眠るため、となってくると、
それは本来の酒の使用目的とは異なってくる。

アルコール依存症で精神病院に5か月間入院し、それと同時に重度の肝硬変が発見された。
そして3年前の肝細胞癌の切除手術も追い打ちとなり、飲酒欲求なんて起こす余力も無くなった。
人間、底つきを経験し、これ以上ないといったダメージを受けると、
生半可な気持ちで酒に手を出すなんて気にはならないものである。
過去の自分が今の俺を見て、「人生無駄にしている」と思うだろうか?

5年経とうが10年経とうが、アルコール依存症者は、
ふとしたことをきっかけに再飲酒してしまうと聞く。
再飲酒については、もちろんしない方が良いに決まっている。
再飲酒をすることで、健康や信用など、失うものが大きい。
しかし、過度に再飲酒を恐れたり、再飲酒したらすべて終わりだ、と考えないことも大事で、
再飲酒を病気の症状の一つとしてとらえ、正しく対応することが求められる。

再飲酒のプロセス ↓
引き金:ストレス、ネガティブな感情、不快な身体状況 いわゆる「H・A・L・T」
 ↓
再 発:引き込もる、医療機関から遠ざかる、飲酒が解決してくれるという感情、嘘をつく
 ↓
再飲酒:飲み始めたらすぐのもと通りに飲酒生活
 ↓
崩 壊:危険飲酒、精神状況の悪化、責任を果たせない、信用を失う

プロセスとして、再飲酒の前に、再発がある。
再発で気づくことができれば、再飲酒(常習化)を防ぐことができる。
また、再飲酒してしまったとしても、次の日からまた断酒が始められれば良い。
このとき、自分の再飲酒に至る行動を振り返って、再発のサインに気づくことが重要。
そして、再発の引き金となったものが何であったのか、
自分のパターンを知ることが再飲酒防止の第一歩となる。
再飲酒したことを誰かに話せる、ということも大事なことだ。
主治医、自助グループ、家族など、誰かに正直に話すことが、
再飲酒から崩壊へ進むことを阻止するために必要。
隠れ飲みを続けて、飲んでしまったことを隠して嘘をつき続けたら、今までの努力が全部パーだ。

そんな時こそ、家族や医療機関、自自助グループやネットで知り合った人たちが、
手を差し伸べてくれるに違いない。
自分1人では、一度火の着いた再飲酒欲求に打ち勝つことはできない。


つづく。


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イベントの有料化

今年はメダカの幼魚の生存率が低い。
先週末から続いた連日体温越えの猛暑が原因だと考えられる。
昨日の夕方、メダカの入っている水槽とバケツの水替えをしていて、
「これではダメだ」と、幼魚の入っているバケツを玄関の中に入れた。
成魚の入っている水槽は重くて持ち上がらないので、古い葦簀(よしず)で覆った。
メダカがいる場所は、夏は桜の葉で日陰になっているので、
昨年までと同じような飼い方をしていたのだが今年はちがう、暑すぎる。
夏本番を迎えるこれからが思いやれれる。
メダカも飼い初めて5年目、ここ数年買い足していない。
自分の周りを泳いでいるメダカが、親であり子であり兄弟姉妹である。
近親交配の影響もあるのかもしれないな。

ウチの地域では、3年ぶりに夏祭りが先週開催された。
昨夜も近隣の町の花火の音がしていた。
全国各地で夏祭りや花火大会が復活している。
そんな中、進んでいるのが有料席の導入だ。

場所取りの迷惑防止、帰り道の雑踏事故防止、
富裕層や、外国人観光客からの外貨の獲得も見込める。
格差が広がってるから、お金持ちに金を使ってもらうのは正しい戦略だと思う。
チケットの転売が無ければ良いのだが。

お祭りや花火大会には、莫大な費用と人的ボランティアが必要だ。
俺もお祭りは運営側ばかりで、お客さんになったことが無かったので有料化は賛成だ。
原材料費や人件費の高騰、人員不足等で、地域振興に役立てればいいとばかりは言っていられない。

それに、大規模な祭りや花火大会って協賛金集めも大変なんだよね。
クラウドファンディングでお祭りを再開したところもあると聞く。
コロナや天候を理由に中止していたことにはなっているけど、
人的ボランティアと協賛金が無くなったのでホッとしていたのが本音だ。
地元のスポンサー企業の体力が無くなったこともあるし
一旦止めたものを再開させるのは至難の業だと思う。

有料化のもう一つの理由には、ゴミの片付の人件費や処分費がある。
無料となると、やはりゴミやマナーの問題が取り沙汰される。
例えば、BBQ目的の河原や駐車場の有料化、BBQ禁止の河原や公園もある。
BBQ禁止になる前までは、月曜日の朝は河原にカラスが真っ黒になるほど群がっていた。
私有地への駐車やゴミ捨ても問題になっていた。
トレッキングコース内でも、カセットコンロで火を起こした跡があったり、ゴミのポイ捨てもある。
中には穴を掘って生ごみを埋めていく猛者さえいる。

ゴミ問題や騒音問題の被害者側からすれば、
ゴミ箱のある自宅や、注文すれば上げ膳据え膳の店内で歌って踊って飲み食いしてくれよ、
お祭りや自然を味わいたかったら、家でネイチャーな番組でも見てろよと言いたくなってしまう。


つづく。


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消防団が舞台のドラマ

来週後半から全国で10年に一度レベルの高温と予想されている。
「10年に一度」とかキャッチーなことを言われても毎年のことなので響かない。
「生命の危険」と言えば本気で危機感を持たれると思う。


サクラチェッカーの話を長女から聞いた。
商品レビューには、「サクラレビュー(やらせ)」が混じっていることがあり、
そのサクラレビューを見抜けるサイトで、
恥ずかしながら俺は、娘に教えてもらい最近初めて知った。

まあ俺の場合は、頻繁にネットショッピングをするわけではないし、
必要に迫られたときだけ、一度買って良かった店へのリピーターとなっているため、
偽レビューなど気にしたことは無い。
店の住所も書いてない、メーカ名不詳で激安の怪しい転売っぽい商品は最初から見ない。
別に激安なら、期間限定のポイント消化で騙されるのを前提に買うのも良いかも?


消防団を題材としたドラマが始まっている。
試しに元消防団員の俺も視聴してみたが、ミステリードラマだったことにチョット残念。。。
消防団の現状をもっとリアルに伝える事もしてほしかった。

近年、消防団を取り巻く環境は年々年を追うごとに厳しくなっている。
消防団員数は減少傾向にあり、高齢化も進んでいることから、その活動力の低下が懸念されている。
日本の総人口自体が減少しているのだから仕方のないことだが、
募集しても若者の消防団離れはどんどん加速している。
その原因は
・古き良き昔ながらの体制が改善されないこと。
・プライベートな時間を潰される。
・年間数万円の年度報酬で、50~100日出役。
 幹部に至っては、日数で言うと年の半分以上消防団に時間を割いている。
・操法訓練で大会を目指す事に賛否両論ある事。
 運動会ばかりやっていても本番では火は消せない。
・地域防災よりも行事や式典が多いこと。
 式典は首長や議員の挨拶の場と化し、清き一票獲得が目的。
・未だに消防団=酒と思われていること。
 若者の酒離れと飲酒運転防止のために、詰所での飲酒はほぼ無い。
・おじいちゃんがいつまでも退団しないから、中抜けがしやすくなっている。
 災害時に動ける人間から先に退団していく。

ウチの地域では最高齢でも50歳前後だ、火事場で動けない団員は要らない。
少子化と過疎化も手伝って、若者自体が地域に残らなくなっている。
火災や水害、人探しなど地域に貢献できるなら少数精鋭でも良いのではないか?

変えるべき事は変える 守らないといけない事は守る。
日本に残った最後の徴兵制度などと言われないように改革をしてほしい。

同じことが断酒会にも言える。
昔ながらの、「去年と同様に」がいちばん楽チンだが、
今に合わせた運営をしていかないと、仲良しお年寄りグループの語らいの場となってしまう。


つづく。


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