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余った時間はラッキー!

来週のMRI検査を前に反復学習。

アルコール依存症と同時期に診断された重度のアルコール性肝硬変(チャイルドピュー分類C)、
断酒により肝硬変はほどなくチャイルドピュー分類Aまで回復したが、
診断されてから3年で肝細胞がんが発見された。
癌細胞は1つで直径1.1cm、腹腔鏡下肝切除からそろそろ3年が経ち、現在自覚症状はない。
切除された癌細胞からステージはT1と初期~中期の段階であった。
俺は肝硬変治療を始めてから4か月に1度、MRIとCTを交互に検査している。
なので早いうちに処置することが出来た。

しかし肝臓癌は外科手術によって癌細胞を切除したとしても、
術後2年以内におよそ7~8割の確率で再発する。
手術(肝切除)1年以内に再発する率は25~30%。5年以内なら70~80%となる。
俺は3年が経過するので、とりあえず2年の壁はクリア!
がんを完全に切除したとしても肝疾患による障害が改善されなければ、
残った肝臓から新たながんが発生する。
このため、再発予防には肝炎の治療が大きな役割を果たす。

このため、肝臓がんの治療は「モグラたたき」にたとえられ、出たらたたく、をくり返す。
何度も治療をしなければならないのはつらいが、見方を変えれば、
再発してもさまざまな治療手段があるということだ。
ここが肝臓がんとほかのがんとが大きく異なるところで、
あきらめずに根気よく治療を続けることが大切だ。

肝臓癌は初期の頃はほとんど自覚症状は無い。
進行してくると全身の倦怠感、腹水、黄疸、肝性脳症、消化管出血といった症状が出てくる。

肝臓癌の5年生存率と10年生存率
5年生存率
ステージⅠでは57.2%
ステージⅡでは36.4%
ステージⅢでは13.7%
ステージⅣでは1.9%
10年生存率
ステージⅠでは24.2%
ステージⅡでは14.3%
ステージⅢでは5.7%
ステージⅣでは1.7%

一般的ながんでは、ステージⅠだと5年生存率と10年生存率はほとんど変わらないが、
肝臓がんの場合は発見が比較的早期で根治的治療を行えたとしても再発するリスクが高いことが特徴。

予習として心のケア
がんの再発に際しては、体や心も不安定で変化しやすい状態になり、
自分の望むことを整理できないこともある。
俺は1度目の手術後、人生を逆算する心構えをした。
人生を10年後から逆算し、余った時間が出たらそれはラッキー!と思うようにした。
幸い俺はアルコール依存症で入院していたので精神科医とも繋がりがある。
精神科の担当医も癌切除の経験があり、3年前の手術前にはカウンセリングを受けた。
それから、不確かな情報に惑わされず医師の言うことを聞くことだ。

よし! これで来週のMRI検査を受けよう。


つづく。


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