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熟年離婚

熟年離婚が増えてると言う。
俺自身は離婚を考えたことは無いが、
妻から三下り半を突き付けられるならば、それはそれで良いと思っている。
子供たちも自立して、もしそのようなことになったならば、
「長く縛り付けて悪かったね」と言って送り出すことだろう。
その思考の根底には、自分に自信を持ってないということがある。
俺は稼ぎが良いわけでもないし、メンタルが弱くて酒に逃げ家族に多大なる迷惑をかけて来た。

妻には不自由な思いばかりさせてきた、我慢ばかりさせてきた。
その中でも、妻とばあちゃんの嫁姑間の確執が大きい。
俺は常に妻側に立って接してきたつもりだが、
「お義母さんの目があるから何もできない、どこにも行けない」と、ことあるごとに言っていた。
サザエさん一家のような昭和な家庭は過去の話し、
今でさえこんな状態なのだから、これから先は三世代居住など不可能に等しい。

熟年離婚の原因としては、
平日の夜と休日しか家にいなかった夫が、ずっと家にいるために、
これまで気にならなかった夫の性格や生活習慣が妻のストレスになることが妻側の一番の理由だが、
ウチの場合は自営業のために、俺も長時間同じ敷地内に居ることが多いので当てはまらない。
もし熟年離婚ということになるとすれば、ウチの場合は俺の病気と嫁姑問題となるだろう。


「俺のガンが再発したら、年金の繰り上げ需給を考えようかな」
「たぶん俺のほうが先に逝っちゃうし」
と言うと妻が、
「扶養に入らないで、私も働き続けていればよかった」と言った。
「おとーちゃんと結婚しなかったら一生独身だったかもしれない」とも言っている。
長女も一生独身派、今月入籍する次女も子供は持たないと言っている。
親の背中を見られたな。。。

たしかに結婚前は、一介の建築現場監督の俺より大手商社に勤める妻のほうが年収も高かった。
まあ、妻が東京で仕事を続けるのであれば、
実家の家業を継ぐことが決まっていた俺との結婚も無かった。
30年前は「寿退社」が当然のようにある時代だった。

女性は男性より寿命が長いため、高齢者になると女性の割合が増え、単身の高齢女性も増加する。
夫の遺族年金はあるが、単身の高齢女性の暮らしの問題は今後も深刻化する。
85歳以上になると7割が女性で、高齢化社会は高齢の女性が増える問題なのだ。

女性の年金水準の低さは日本社会のジェンダーギャップを反映している。
年金制度は、高度経済成長がいつまでも続けば成立していく専業主婦前提の制度、
もし、子供を産み育てた女性に年金を加算すれば、少子化対策にもなるのではないだろうか?
それはないな。


つづく。


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