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戸籍謄本

役所に仕事の用事があったので、ついでに住民課にも立ち寄った。
それは、次女の入籍に先立ち、実家から離れて暮らしている彼女のために、
役所に戸籍謄本は代理人でも受け付けてくれるのかを確認するためだったのだが、
なんと、本人の親ならば受け付けてくれると言われた。
聞いてみるもんだな、代理人で良いのは住民票くらいだと思っていた。
コンビニ交付も考えたが、逆にめんどくさいので役所にして良かった。

申込用紙に簡単な記述と俺の代理人となる俺の身分証明用運転免許証を提示するだけだった。
2年前にせっかく交付されたマイナカードは机の引き出しに入れっぱなしだ(笑)
簡単なはずの用紙記入のはずだったが、彼女の生年月日の欄でペンを持つ手が止まった。
誕生日はもちろんインプット済みだが、
何年生まれかがわからないのでその場でスマホを取り出しググってみた。
次女が産まれたのが俺が31歳の時、そして今が55歳、次女は24歳で早生まれ
西暦と昭和と平成と令和がごちゃ混ぜになってしまい、もうパニック。
受付の職員さんに「早生まれの24歳は何年生まれですか?と聞いてしまった(恥)

事務所に帰って謄本の写しをPDF変換してメールで次女に送った。
LINEと電話もしたが未だに開かれていない。
後ほど原本を郵送することにしよう。
まあ入籍は7月半ばだから慌てることも無いよな。

日曜日に次女が彼氏を我が家に連れて帰って来た時、
気持ちを落ち着かせるために、自宅に入る前、愛煙家の2人に一服させてから帰った。
昔の俺なら、一杯引っかけてから挑みたいくらいの気分だったであろう

自宅の居間での会話の中でも、酒を出せばそれが潤滑剤となって、
もっと砕けた話も出来たのになと、酒で饒舌になる俺は少し寂しくなった。
しかし、最近の若い人は飲酒の習慣がないらしく、
醜態を晒さずに済んで、逆に良かったなとも思った。

今後は公の場で酒を飲む機会がさらに減ってくると思われる。
アルコール依存症の成り立ちも変わりつつある。
吞兵衛=アル中と言われていたのは昔のはなしとなり、
俺のような、気が小さくずるがしこい隠れ飲みが、
アルコール依存症になるケースが多くなると思われる。
心を病み、それを落ち着かせるため処方薬のように酒を飲み始めたら、
すぐに問題飲酒に発展してしまう。

俺は今後とも、「こんな時、もし酒を飲んだらすスッキリするだろうな」
などと言った発想にならないよう、
酒よりも気分をスッキリさせてくれる何かを見つける努力をしていくつもりだ。


つづく。


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恋愛のカタチ

次の面接まで間が空くということで、長男は学校のある北陸に戻っていった。
先日、次女が彼氏を連れて来た時の食事中の会話の中で、
「〇〇、彼女とはうまくいってるの?」と次女が長男に言った。
おっ、これは初耳だ。ニヤ

親の知らないところで姉弟どうしはネット上で繋がっている。
息子は小さいころから女の子の友達は多かった。
それに、姉たちの友達からも可愛がられるようなマスコット的な存在だった。
しかし、浮いた話は一度も聞いたことが無かった。
聞くと、同じ学部の子で、付き合い始めて半年だそうだ。
「なんだよ、いちばん楽しい時期じゃねーか」と俺は茶化した。
息子は東京で就職、彼女は大学院に進むそう。
「遠距離になるな、でも新幹線もあるしネットで繋がっていられるし」
それ以上の助言は避けた。

昔話になるが、俺と妻は学生時代に東京で出会った。
妻は東京で就職、俺は地元のゼネコンに就職し、
電車で1時間半くらいの遠距離と言うか中距離になったが、
PCもネットに繋がっておらず携帯電話の無い時代だったので毎週のように会っていた。
まあ若かったからできたんだと思うけどね。

今は恋愛のカタチは劇的に変化しているので、距離の問題は無いのかもしれない。
甥っ子も、ネットで知り合った顔も名前も知らなかった彼女と結婚した。
化石のようなおじさんには信じられないような話だ。

就職活動についても息子は、
息子が内定をもらったところに就職している名前も顔も知らない長女の大学時代の友達から、
夜中6時間くらい雑談を交えながらアドバイスを受けたと言う。
彼らはネットゲームで繋がっているらしく、その先輩とも長女との関係よりも親密だそうだ
交友関係の構築方法もだいぶ変わってきている。
昔なら日時と場所を決めて、Face to Faceで話したものだ。
長電話が続き電話料の件で親に怒られたり、手紙のやり取りもあったな。

息子は一時学校に戻り、今度は卒業に向けて学生をしている。
2週間後にはまだ3つ残っている面接と、運転免許の書き換えのために、また実家に帰ってくる。
頭と体のギアチェンジも大変だろう。
しかし、学校に戻れば交際期間半年の愛しの彼女も待っている。
そりゃ頑張れるよ(笑)

コロナでリモートと部活しかしていなかったんだから、
残された学生時代を存分に満喫してほしい。
いや~、青春だね~♪


つづく。


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ADHD

日中気温は上がるものの、ジワっと湿った日が続いている。
学生時代、よくこんな日に貧血でぶっ倒れていたよな。

昨日の朝も就活に向かう息子を駅まで送迎、
燃料が空っぽだったのでトラックで駅まで送った後、GSに給油のために立ち寄った。
セルフで給油中にスタンドのおじさんに「後ろの電気切れてるよ」と言われた。
テールランプは付いていたはずなのに、おかしいなとチェックしていると、
おじさんは「ブレーキランプだよ」と。
そうか、ブレーキランプは2人いないと確認できないもんな。
そこで荷台の桧の3寸角をブレーキペダルに乗せて荷重をかけ、
車の後ろに回ると、確かに右だけ点いていない。

給油後、「教えてくれてありがとう」とおじさんにお礼を言って現場に向かった。
早速現場用工具でライトの裏側をこじ開け電球を見ると真っ白、玉切れだ。
こりゃダメだと、昼休みにカーショップに行った。
電球の側面か整備手帳を見ればワット数はわかるのだが、眼鏡を現場に置き忘れてしまった。
いかんせん老眼で電球に書いてある文字が見えない。
電球を外して店のレジで「これと同じもの下さい」と電球を差し出した。
2つ入りで440円だった、それをその場で装着してテストしたらピカッっと点いた。
一件落着である。

日曜日に彼氏とともに我が家を訪れた次女は、予てからADHDの疑いがあった。
ネット上にある診断テストをすると、ほぼすべてに当てはまると言っていた。
俺も幼少期から落ち着きがない方だったが、次女は俺のそれを超える落ち着きの無さだ。
注意力散漫で物忘れも酷いとか。
それにカフェインを服用していないと眠くて仕方ないと言っていた。

そこでクリニックの門を叩き薬を処方してもらってからは症状は落ち着きよく眠れるそうだ。
仕事面も順調で、「忙しい忙しい」と言いながらも責任ある仕事も任されるようになり、
精神的にも肉体的にも充実しているようだ。

ADHDの薬も飲む量が決まっていて、飲み過ぎないように注意しているという。
依存・乱用のリスクがあるのだろう。
でも最近、妙に痩せているのが気にかかる。
激務と偏った食生活で5キロほど体重が落ちたそうだ。

次女にクリニックの受診を促したのは妻だ。
妻は実妹を統合失調症が元で亡くしている。
俺も6年前にアルコール依存症で精神病院のアルコール専門病棟に5ヵ月間入院した経験がある。
精神科病院やメンタルクリニックには、何の抵抗も無い。
むしろ「ヤバい!」と感じたら、勇気を持って行くべきだと思っている。

人間生きていれば、大なり小なり悩みを抱えている。
常に何かに依存している。
完治しなくても症状を軽減させてくれるなら、安っぽいプライドと羞恥心を取り払い、
専門医に診てもらうべきだと思う。


つづく。


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婚姻届けにサイン

日曜日、次女が同棲中の彼氏と一緒に我が家にやって来た。
入籍の知らせと、両家顔合わせの日取りと場所を決めるために来たのだという。
14:00に駅まで迎えに来て欲しいというので、
息子の操縦訓練も兼ねて、2人で迎えに行った。
約束に時間になっても電車は来ないし誰も階段を降りて来ない。
時刻表を見ると電車の到着は14:15、
最初から俺たちを待たせるつもりで余裕を見ていたようだ。
おいおい、俺はオマエのお抱え運転手しゃねえぞ!

無事に2人をピックアップして帰路に向かった。
彼氏とは俺も長男も面識があるし、車中は雑談に花が咲いた。
家に到着する直前、「ばあちゃんには言動に気を付けろ」と忠告しておいた。
昭和一桁生まれの頭の固いばあちゃんは、「仲人は?結納は?式は?」と、
日本古来の結婚の在り方を望んでいるからだ。
俺の忠告に次女は、「だっる~、めんどくせ~」
だからそれをばあちゃんの前で出すなと言っている。

到着し家に入る前に2人を事務所に招き入れた。
来客用の灰皿を差し出し、「1本吸っていけ」 2人は愛煙家だし緊張もしているだろう。
俺もかつてヘビースモーカーだったからタバコを吸う人の気持ちはわかる。
最近は家以外、駅も会社もコンビニ前でも吸えないからね。

一服していざ自宅へ、
軽い挨拶を済ませまて、妻とばあちゃんを交えての雑談タイム、
入籍の日を聞き、両家顔あわせ(軽い食事会)の日取りもほぼ決まった。
婚姻届けの保証人の署名捺印も終わった。
彼氏がトイレに立った時、ばあちゃんが、
「〇〇君に何か言わせることがあるだろ?」
やっぱり来た(笑)
「イヤ、今はそういうことしないよ、それに同棲も長いし」と、軽く避けた。
俺たちが結婚した30年ほど前までは、苦虫を嚙み潰したような形相の義父を前に、
形式上ではあるが、「娘さんを下さい、幸せにします」と言わされた。
次女も彼氏も共に24歳、俺が妻の実家に初めて行ったのも24歳だった。

ばあちゃんが会話を自分のペースに持っていきそうになると、
息子が彼氏くんと趣味の話を始め、うまく逸らしてくれた。Good Job!
息子の大学と彼氏くんの実家が同県内、それにアニメが共通の趣味なので、
2人は気が合っているようだ。

最近は男女ともに婚期が遅くなっていると言うが、
昔、俺も俺の仲間も24~25才くらいが結婚ラッシュだったことを考えれば、
同棲生活の長い2人の入籍は決して早くはないと思う。
帰りは途中のファミレスで早い夕食を食べ、駅まで送っていった。


つづく。


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内定ブルー

息子は現在就職活動中である。
いくつかの内定はもらえているが、どうも様子がおかしい。
彼の中では、就職できる嬉しさよりも不安のほうが勝っているようだ。

今の若者は正解を求めがちで、
自分の考えが周囲と合っているかどうかを確認して安心する傾向がある。
いわゆるデジタルネイティブとも称される彼らは、
検索エンジンに言葉を打ち込めば正解が得られる環境で育ってきた。
ネットの情報に一喜一憂し、他者と比較して不安を抱える内定者もいる。

彼が気にしているのは内定先とのマッチング、残業と休日出勤など。
最近では幸せを測る基準の1つとして、非地位財への関心が高まっている。
収入や地位といった物質的豊かさではなく、社会への帰属意識や良質な環境など。

学生から社会人への意識の切り替えが必要。
内定を貰ったあと、なんとなくその就職先に行くことに不安を抱いたり、
就職して社会人になることに恐怖を感じ悩みを抱えている状況を内定ブルーと言うらしい。
内定ブルーの原因としては、
他にも複数の内定をもらっていた
学生から一気に変わる環境に不安がある
企業の悪いところばかりを考える
内定後に企業がイメージと違うと感じた
内定先で活躍できる自信がない
内定ブルーになることは、人の心理としては自然な反応である。
学ぶ立場から利益を生み出す立場になるため、不安を持ってしまうことも当然あるだろう。
とくに責任感の強い人は、このような不安を抱きやすい傾向にあるそうだ。

内定ブルーへの対処法は複数あり、原因によっておすすめの対処法は異なる。
企業の悪いところが目についてしまった場合は、
反対にメリットを見つけることで意識が高まるだろう。
自分だけで内定ブルーを対処できないときは、大学の先輩や先生など、
既に社会人経験のある人に相談してみるのもよい。
内定ブルーに陥ったことのない人でも、入社前の緊張や不安は経験するものだ。
仮に適切なアドバイスや支えになるような言葉をもらえなかったとしても、
自分だけではないということが分かり、気持ちも楽になる。

俺が就職したころを思い返してみると、
とにかく「すねかじり」から解放され、自分の力で金を稼ぎたかった、早く社会に出たかった。
育ててくれたことに感謝はしていたが、子供を操るような手法には反発していた。
ウチの親の口癖は、「誰がここまで育ててやったんだ⁈」だった。
自分に甘えがあったのも間違いないが、常に感謝の強要をされた。

どういう答えを出すかはわからないが、一生を決める選択かもしれないので、
息子にはじっくり考えて就職先を決めてもらいたいと思っている。


つづく。


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過度な信頼、過出席

依存症の治療をするうえで、自助グループは非常に大切な社会資源だ。
回復して仕事を再開した人たちが並行して通い続けやすく、
なにより、職場でも家庭でもない第3の居場所があることは、どれだけ人を救うか計り知れない。
つらくて苦しいことほど、大切な人には話せないものである。

医師は、患者の症状を軽減させることはできるが、
希望を与え今後の生き方を示唆することはできない。
しかし、自助グループには「酒に溺れていたけど、今はこんなふうに生き直している」
という生き方のモデルが豊富にある。
依存症者の回復にとって、それがいちばん大事なものだ。

「集まる場所が必要だ」 「孤立を防ぎ、暮らしを守る」 「依存症は自分では気がつきにくい」
じつは「なんでこんなことをやっているんだろう」と、心の片隅で罪悪感を抱いている人も多い。
しかし非難されるとムキになって「意地でも辞めるもんか」と戦闘モードになってしまう。
そうならないことがまずは大切で、決して一人で抱え込まない。

しかし、自助グループへの過度の信頼や過出席も問題である。
自助グループへの積極的な参加は、一般的には問題ない。
自助グループは、メンバー同士が共通の課題や目標に取り組み、互いに支え合う場だ。
グループの活動やミーティングに参加することは、自己成長や問題解決の手段として非常に役立つ。
ただし、過度に出席しすぎることによって、他の重要な生活の側面や責任を無視してしまう場合は、
多方面で問題が生じる可能性があるのでバランスが必要である。
自助グループに通う時間やエネルギーが過剰になると、自助グループの活動に参加するために、
他の重要な生活領域(家族、仕事、趣味など)に支障をきたす可能性がある。
人間関係の多様性は、健康な精神的な状態を維持するために重要である。

一方、自助グループは特定の問題や課題に焦点を当てているため、他の側面を見落とす可能性がある。
また、自助グループは支援を受ける場ではあるが、過度に依存しすぎることも懸念される点である。
自助グループは自己成長や回復のためのツールの一つであり、
それ以外の健康的なサポートシステムや専門家の支援も重要だ。

総合的に言えば、自助グループへの過度の出席は、
サポートや共感を得るための重要な場で問題とは言えないが、
バランスを保ちつつ、自己のニーズや責任を適切に調整することが重要である。
他人の支えに頼りすぎることで、自身の問題解決能力や個人成長の機会が制限される可能性がある。

妻は自助グループ依存症である。
俺が断酒会に入会してから6年が経つというのに、
現在も、酒害者本人の俺よりも家族会の妻のほうが例会出席率ははるかに高い。
俺は不参加なのに、全国大会や地方ブロック大会、講演会やセミナーにも足繁く通っている。
俺は肝硬変および肝臓がん切除により、再飲酒の可能性は極めて低い。
例会や行事出席よりも、仕事面、家庭面で、精神病院入院前の信頼回復に重きを置いている。
妻と俺の中で、自助グループへの熱量があまりにもかけ離れている。

妻が夜の例会出席の間、俺は仕事をしながらネコとお留守番である。
妻が例会から帰ってくる時間には、朝が早い俺は既に夢の中だ。
依存症には集まる場所が必要だろうが、
家で孤立している酒害者本人の自分もいる。


つづく。


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被害者無き犯罪

芸能人やスポーツ選手の大麻のニュースが多い。
最近では大麻関連での検挙者が、若者を中心に急増しているのだとか。
きっかけや動機は「誘われて」「興味本位で」が最多だと、
酒やたばこのデビューに似ている。
『大麻は他の薬物より安全、害がない』、『大麻は依存性がない、いつでもやめられる』、
『海外では大麻が合法化されているから安全』といった誤った情報が飛び交う。

大麻の有害性や危険性については、
「知覚の変化」「学習能力の低下」「運動失調」「精神障害」「知能指数の低下」などの変化が現れ、
脳などの中枢神経系に影響を及ぼし、依存症になるおそれがある。
これらはお酒でも同じこと、むしろ酒のほうがタチが悪い。
酒を禁止している国はあっても日本は禁止していない。

依存症というと、いまだに覚醒剤などの違法薬物やアルコールなどが想起されがちだが、
多くの依存症者は、快楽への欲求ではなく、仕事や学校、家庭内での、
生きづらさやこころの問題を自力で乗り越えようとした結果、依存症に陥っている。
依存症とは、先行きの不安な時代を生きる誰の身にも起こりえる身近な問題なのだ。

この約3年間のコロナ禍で特に深刻に感じたのは、
10代の若者による市販薬の過剰摂取オーバードーズ(OD)が急増したことだ。
また、依存症ではないが、リストカットや摂食障害で診察に訪れる子たちも増えた。
休校でステイホームを余儀なくされた結果、
家庭内に問題を抱えていた子どもたちが居場所を失い、こうした行為に至っていた。

思いかえせば、緊急事態宣言で多くの商店が休業する中、
ドラッグストアだけは元気に営業していた。
そこで購入した咳止め薬や風邪薬を乱用することで、
彼らは誰にも言えない生きづらさを紛らわせていた。
しかも、この流れは現在も続いていて、10代の薬物依存症者を対象に行った調査では、
ついに市販薬の依存症者の割合が違法薬物を上回ったことがわかっている。

この問題は、彼らに薬をやめさせても解決しない。
搬送されてきて初めて、支援が必要だと判明し、
解決の第一歩にたどり着ける子どもたちがたくさんいる。
また、自殺との関連も無視できない。
10代の自殺者総数は現在も増え続けているが、コロナ禍では特に高校生を中心に数が増えた。
生きるためにODをしていた子が、ある日ふと「もう死んでも構わない」という気持ちになって、
一線を超えてしまう、ということが増えている。

何にも依存することなく生きているなんて、所詮無理なはなしだ。
だれもが何かに依存している。
人間は、日々たくさんの人に助けられながら生きている。
それに人じゃなくても、仕事の合間のお菓子や帰宅後の晩酌など、
いわゆる“ご褒美”だって、場合によっては依存だと捉えられる。

依然として依存症者に対する偏見が根強い。
厳しい差別や偏見、社会からの孤立によって、破滅させられる。
殺人や性犯罪とは違って、違法薬物は「被害者なき犯罪」と言われている

はたして誰が正常者なのだろう?
依存症者を蔑み、自分だけは正常だと思いこみ、
自分の異常な部分に気づかないのも問題である。


つづく。


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芸能人の浮気報道

最近、芸能人の浮気の記事が多い。
不可能だから諦めているのかもしれないが、器量も度量も無い俺には全く理解できない。
それに、今まで培ってきたことをリスクを背負ってまで全部最初からやり直すなんでめんどくさい。
だから、もし浮気されたら離婚して独身に戻るだけだ。

ひとはなぜ浮気をするのだろう?浮気をする人ってどんな人ですか?
ChatGPT
浮気をする人はさまざまな背景や性格を持つことがありますが、
一般的には以下のような特徴が見られることがあります。
不満や欲求不満を感じやすい: 浮気をする人は、現在のパートナーや関係に不満を感じたり、
物足りなさを感じやすい傾向があります。
彼らは新たな刺激や冒険を求めることが多く、その欲求を満たすために浮気に走ることがあります。

自己中心的な傾向がある:
浮気をする人はしばしば自己中心的で、
他の人の感情やニーズに対する思いやりが欠如していることがあります。
彼らは自分の快楽や欲求を優先し、そのためにパートナーの信頼や感情を犠牲にすることもあります。

長期的なコミットメントに難しさを感じる:
浮気をする人は、長期的なコミットメントや忠誠心を持つことに難しさを感じることがあります。
彼らは新しい出会いや関係に興味を持ち、ついつい誘惑に負けてしまうことがあります。

自己管理や誠実さに欠ける:
浮気をする人は、自己管理や誠実さに欠けることがあります。
彼らは自分の欲求や衝動に従い、自分自身やパートナーに対して嘘をつくこともあります。
ただし、これらの特徴が必ずしもすべての浮気をする人に当てはまるわけではありません。
人間の行動は個人によって異なるため、浮気をする人の特徴も多様であると言えます。
また、浮気をする人が必ずしも悪意を持って行動しているわけではなく、
複雑な心理的要因や状況も関与している場合があります。

男性が浮気する心理は?
男性は繁栄のため種をまく本能があると言うが、
上げ膳据え膳にはつい応じてしまう心理が働いているのかもしれない。
女性が浮気をする心理は?
彼氏への不満や寂しさがあるときの浮気、「拒否したら申し訳ない」という心理など。
男性にも浮気をしない人もいれば、女性にも浮気を繰り返す人もいる。
男性と女性では浮気する心理に大きな違いがあるため、お互い浮気するタイプだったとしても、
男女間で相手の浮気を理解するのは困難である。

自分が浮気しないタイプならば、言葉で説明されても、恋人の浮気の心理など心が受け付けない。
パートナーが浮気をしたとき、許せるか許せないかは人それぞれだ。
許せない人が許せる人を理解する必要はないし、その逆もそう。
大切なのは、された側がどう感じるかだ。
「やっぱり浮気する人の心理など理解できない、したくもない」というのであれば、
その気持ちを尊重するしかない。

まあ俺なら、された時点で双方を立ち上がれないくらい精神的に追い込んで即バイバイだ。
後のことはめんどくさいから考えたくない。
思い悩んで万が一酒にでも手を出したら身の破滅だ。


つづく。


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就活も懇親会も運転手

このところ週に3回は息子が就活に出かけている。
週末は筆記試験、ウィークデーは面接、面接も4次まであるらしい。
最初は「駅まで自分で車を運転していく」と言っていたが、
緊張しているのであろう、結局俺がタクシーだ。
俺は送迎をするだけなので気楽なものだが、
彼にとっては一生を決めるかもしれない一大イベントだ。
平静を装っているようだが、もしものためのスリッパを忘れたり、
腕時計のベルトを締めすぎてブチ切ったり、駅のホームでPASMOを落としたり、
緊張していろいろポカをやらかしている。
スリッパは車にあった俺の現場用、腕時計は俺のしている作業用を渡した。
PASMOは、たまたま良識ある人が駅員に届けてくれた。
日本にもまだまだ良い人が残っているな。


先日の総会の日、
総会は事前準備もあったので滞りなくスムーズなうちに終えることが出来た。
総会から懇親会まで1時間ほど時間があったので、
ネコたちに早めの夕食をあげてから酒豪3名を乗せて車で懇親会場に向かった。

いつものようにノンアルで乾杯の後、コーラとレモンソーダに切り替えた。
酒を飲まない酒宴にも慣れた。
体調不良を理由に懇親会をパスする人も居た。
車の運転を理由にノンアルの人も増えた。
むかし酒豪だった人たちも、歳のせいか皆飲む量も減っていた。
若いころ一緒に飲んで騒いでいた仲間も、孫の話をするようになった。

懇親会も2時間ほどで終わり、誰も二次会に進む元気はなく直帰することとなった。
俺の車にほろ酔い3人を乗せたところで、その中の一人が言った、
「ホタル見て帰ろう」
そうだ、6月中旬はホタルの時期だった。
大きな道を逸れ、川辺の暗い農道を走らせていると、
ポツンポツンと緑色の光が見え始めた。
しかしホタルの数が少ない、昔はわんさかいたのに。
去年の大雨でカワニナも流されてしまったのか?
まあとりあえず「ホタルがいた」という事実確認したことで良しとした。

帰宅すると妻が、「あれっ今日は早いね、二次会なかったの?」と言った。
「みんな歳取ったんだよ」と返した。
ホタルの話をすると、他の地域では1週間くらい前にたくさんいたという話を聞いた。
そうか、数が減ったのではなくピークの時期を逸したのかもしれないな。


つづく。


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父の日は甘味で

日曜日は息子の就職試験会場まで車で送った。
妻にも聞いたら付いてくるということで、3人で1時間半の移動となった。
筆記試験の日だったので、息子は後部座席で参考書を開いて無駄あがきをしていた。
彼の邪魔をしてはいけないと、行きの車中は私語を慎んだ。
受付開始の10分前には会場に到着、近くのコンビニに彼を降ろして帰路についた。

帰り道妻が、「今日は父の日だからお茶でもしていく?」と聞くので、
「今日は特に何の予定も無いし、いいんじゃない」と答えた。
すると妻はバッグから1枚のチラシを取り出し、「クーポン持ってきた♪」
最初からその予定だったようだ。
そのチラシを見ると、ファミレスの半額クーポンだった。
サンデーかあんみつでも食べて帰ろうということになり、
街道沿いのそのファミレスチェーン店に行くことにした。

日曜日朝のファミレスの店内はガラガラだった。
席に着いてクーポン券を見ると、色々な食べ物の中にハイボールを見つけた。
子供たちが小さいころ、ファミレスに食事に行って俺がいつも頼んでいたのは、
食事ではなく、ハイボールと枝豆だったなと飲んでいたころのことを思い出した。
当時、行きの運転は俺、帰りは俺が飲んでしまうので妻の運転だった。
あの頃はそれを当然のようにやっていた。
酒を止めた現在の俺は甘いものに目が無い。
飲んでいたころは甘いものは大っ嫌いだったのに、不思議なものである。

席に置いてあるタブレットにクーポンナンバー打ち込んで注文しようとしたが、
どれを頼もうとしてもエラー表示になってしまう。
店員さんを呼ぶと、「お客様、まだモーニングの時間帯なので申し訳ございません」
時計を見ると9時30分・・・ あ~っ、ヤッチマッタナ~
結局、チーズケーキとドリンクバーをたのみ、ペロっと平らげ、
俺のTカードのポイントで支払いを済ませ、そそくさと退散した。

車に戻り、「恥ずかしかったなー」、「ホントホント」と笑い合った。
家が近付くにつれ、「何か物足りないな」と言うことになり、
ミニストップのちょっとお高めのアイスを買って食べながら帰ることにした。
お会計は、俺がネット懸賞で当たったQUOカードPayで支払った。

アイスの味はとても美味しかった。
ぶどう味の甘さがファミレスでの失態を忘れさせてくれた。
しかし帰宅してから妻に「アイスごちそうさま」と言われて気づいた、
今日って父の日だったよな、全部俺の支払いじゃん、ポイントだけど
妻は、「美味しかったから良いじゃない、気にしない気にしない(笑)」

まあいいか。


つづく。


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