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内定ブルー

息子は現在就職活動中である。
いくつかの内定はもらえているが、どうも様子がおかしい。
彼の中では、就職できる嬉しさよりも不安のほうが勝っているようだ。

今の若者は正解を求めがちで、
自分の考えが周囲と合っているかどうかを確認して安心する傾向がある。
いわゆるデジタルネイティブとも称される彼らは、
検索エンジンに言葉を打ち込めば正解が得られる環境で育ってきた。
ネットの情報に一喜一憂し、他者と比較して不安を抱える内定者もいる。

彼が気にしているのは内定先とのマッチング、残業と休日出勤など。
最近では幸せを測る基準の1つとして、非地位財への関心が高まっている。
収入や地位といった物質的豊かさではなく、社会への帰属意識や良質な環境など。

学生から社会人への意識の切り替えが必要。
内定を貰ったあと、なんとなくその就職先に行くことに不安を抱いたり、
就職して社会人になることに恐怖を感じ悩みを抱えている状況を内定ブルーと言うらしい。
内定ブルーの原因としては、
他にも複数の内定をもらっていた
学生から一気に変わる環境に不安がある
企業の悪いところばかりを考える
内定後に企業がイメージと違うと感じた
内定先で活躍できる自信がない
内定ブルーになることは、人の心理としては自然な反応である。
学ぶ立場から利益を生み出す立場になるため、不安を持ってしまうことも当然あるだろう。
とくに責任感の強い人は、このような不安を抱きやすい傾向にあるそうだ。

内定ブルーへの対処法は複数あり、原因によっておすすめの対処法は異なる。
企業の悪いところが目についてしまった場合は、
反対にメリットを見つけることで意識が高まるだろう。
自分だけで内定ブルーを対処できないときは、大学の先輩や先生など、
既に社会人経験のある人に相談してみるのもよい。
内定ブルーに陥ったことのない人でも、入社前の緊張や不安は経験するものだ。
仮に適切なアドバイスや支えになるような言葉をもらえなかったとしても、
自分だけではないということが分かり、気持ちも楽になる。

俺が就職したころを思い返してみると、
とにかく「すねかじり」から解放され、自分の力で金を稼ぎたかった、早く社会に出たかった。
育ててくれたことに感謝はしていたが、子供を操るような手法には反発していた。
ウチの親の口癖は、「誰がここまで育ててやったんだ⁈」だった。
自分に甘えがあったのも間違いないが、常に感謝の強要をされた。

どういう答えを出すかはわからないが、一生を決める選択かもしれないので、
息子にはじっくり考えて就職先を決めてもらいたいと思っている。


つづく。


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