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白黒主義よりグレー

国産初のコロナワクチン承認された。
了承されたワクチンは12歳以上が対象で、計140万回分を購入する予定。
現在行われている全世代を対象にした秋接種で使われる。
12月4日の週から自治体に配送、順次接種が始まる見込み。
まあ来年だな。

「やっとかよ」というのが正直な気持ち。
でも、ファイザーやモデルナのほうが一歩も二歩も先に実績を積んでいるから、
国内発と言われても、「実験台になりたくない」という人も多いだろう。
てか、他の国々でもまだワクチンを打っているのかな?

俺は4回までは打ったが、周りの様子を聞くともうワクチンは打たないという人が大半。
誰も経験していない数年後の副反応も怖いし、だからもう打たないと決めた。
TPOをわきまえて役所内や不特定多数の人が集まる場所ではマスクをするが、
それ以外はノーマスクだ。
ワクチンを5回受けても感染するし、未接種で毎日コロナ陽性者と接触しても感染しない人もいる。
インフルと同じだよな。


「オジサンは誹謗中傷をする」と言った記事を見た。
だが、誹謗中傷をしているのはオジサン全体の一部の人に過ぎない。
誹謗中傷の動機は彼らなりの歪んだ正義感から来ていると思う。
問題点1
極めて主観的であること。
両方の意見を聞き、対面的に考えれば、
「絶対にこっちが正しい」と白黒正義の決着をつけることは難しい。
世の中の意見は「すべてグレー」であり、グラデーションがついていることがほとんどである。
そこを見落とすと、「100%こっちが正しい。相手は絶対に間違っている」といった、
客観性に欠けた主張をしてしまう。
問題点2
アプローチが暴力的である。
問題の多くは意見の内容ではなく「伝え方」にある。
感想を伝えているだけだが、伝え方を間違えると意見や感想ではなく誹謗中傷になる。
「そんな問題になるとは思わなかった」と、
誹謗中傷をする本人は意図せず加害者になってしまっている。

嫌いな相手に執拗に食らいついてしつこく攻撃をし続ける。
客観的に見て誹謗中傷をしてしまう人というのは時間の使い方が下手な人種だ。
変えられないことに時間とエネルギーを使うのは徒労に終わる。
その時間とエネルギーを変えられる自分の未来に投下すればメリットが生まれる。
冷静に考えれば誹謗中傷よりやるべきことはたくさんある。

誹謗中傷の加害者にならない一番いい方法がある。
それは「他人に執着しない」である。
嫌いな相手は二度と関わらないように積極的に避ける行動をとる。

俺の求める「白黒主義よりグレーゾーンを大切にする」は、自分自身に対してのものだが、
人付き合いに関しても、強い自己主張を抑えてグレーな部分をの残すことが大切だと思う。


つづく。


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ドリームハラスメント

ドリームハラスメントという文字を最近よく目にする。
学校の提出物や先生から「将来なりたいもの」を聞かれ、困ってしまう子供たちが多い。
「夢」という言葉は多くの大人にとって、大切な言葉として扱われている。
教師にも、子どもには夢が必要と考える人がたくさんいる。
しかしこれが、「夢の押し付け」になっていることが少なくない。
子ども側からすれば「夢を持ちなさい」という命令に聞こえ、大きなお世話となってしまう。

自営業長男の俺は、幼少期から家族からも周囲からも、
「お前は家業を継ぐ」とマインドコントロールされた。
学校で将来なりたい職業を聞かれ、プロ野球選手やスチュワーデスといった夢を語る子がいる中で、
「家の仕事を継ぐ」と言うと、なんだか先生からも「そうだろうな」みたいな顔をされた。

高校受験の時、すっかり洗脳されていた俺は工業高校を第一志望にした。
しかし親からも担任からも反対され、進学校に進むこととなった。
後々考えてみると、それは親のエゴと教師の点数アップのためだと気づいた。
高校時代は部活に夢中になり、大学受験も気が進まなかった。
その裏にはいつも、「どうせウチの仕事を継ぐんだから」があった。
反抗しても親からは、「誰に育ててもらっていると思っているんだ」と言われた。
早く自分の手で稼ぎ、一人前になって文句を言わせないようになりたかった。

就職活動では学校からは大手を勧められたが、地元の親戚筋の建設会社を選んだ。
親父も、俺が家に引っ込んでからの仕事上の繋がりが持ちたかったのだろう。
そしてその会社に就職し6年が経ち、やっと仕事が面白くなってきたころ、
「そろそろ家に戻れ」と言われた。
結婚もしたし、親も60歳を過ぎていたので、すっかり洗脳されていた俺は、
家の仕事を一から学ぶにはちょうど良い時期だと思った。
しかしその半年後、親父は脳梗塞で倒れ、その後15年間ベッドの上だった。
ウチの子供たちも、ベッドに寝ているおじいちゃんしか知らない。
俺は家業を継いだものの、仕事の手順も仕事上の付き合いも全てが手探りで、
右も左もわからず、何にでもチャレンジし、失敗も多く経験した。

俺は子供たちが小さいころから、
「家の仕事は継ぐなよ」、「将来どこに住んでも良いよ」と言っている。
自分の将来は自分で決めてほしかった。
俺みたいな学校選びや職選びをしてほしくなかった。

俺は、20歳を超えた子供たちのことを一人の大人として見ている。
4月には末っ子長男の就職が決まり、授業料も仕送りも終わり扶養から外れる。
自分の力で稼げるようになったのだから、後は転職しようが結婚しようが子供を持とうが、
それは子供たちの判断に任せる。
これからの時代は、親からの押し付けは子供の可能性を潰す。
日々変化し続ける世の中、
子供たちには幅広い選択肢の中から自分に合った生き方をしてほしいと思っている。


つづく。


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赤ちょうちんの誘惑

土曜日、妻はパートの日を他の人と変えてもらい、自主製作映画的なものを見に行った。
なんでも、9月ごろに予約していたチケットの存在を忘れていいたらしく、
公演時間変更のメールで気づいたそうだ。
たぶん夜中スマホの最中、ノリでチケットをポチってしまったのだろう。
俺も用事が入っていたのだが、駅近の駐車場は高いということで、
予定の合間を縫って、仕方なく駅まで行き帰りの運転手をした。

昼ごろに送り、帰りは辺りは陽が落ちた夕方だった。
もう少し早く帰ることが出来たそうなのだが、
何を間違ったのか逆方向の電車に乗ってしまったそうで、駅で30分ほど待たされた。
駅のロータリーで30分も待っていると、何度もバスやタクシーに邪魔にされ、
停車場所を変えながらロータリーを何周もグルグル回る羽目になった。
駅前なので当然居酒屋や焼きとり屋もある。
車のヒーターを外気導入にしていると、店で焼かれる焼きとり臭が換気扇から漂ってくる。
むかしならその匂いに誘われて「一杯飲みてえなあ」となったところだが、
酒を飲まなくなった今は、「煙てえな、臭えな」となり、また停車場所を変えた。

駅の階段を下りて来た妻に、「赤ちょうちんを見ても大丈夫?」と聞かれた。
「逆にムカつく」と答えた。
飲んでいたころは、店の赤ちょうちんを見ると、
店内の雰囲気やこれから始まる楽しい出来事を想像してワクワクしたものだが、
素面で酔っ払いの相手をし、苦痛でしかない酒宴を何度も経験している今は、
早くこの場を立ち去りたいというのが正直な感想だった。
人も状況が変わればその見方も変わるものである。


来年度に実施する児童手当の拡充策の一つ、「第3子以降の加算倍増」について、
政府は「第1子」が22歳の年度末まで「第3子」の加算対象とする案を軸に調整に入った。
「第1子」が学生でも働いていても、要件を満たせば「第3子」加算の支給対象とする方向。

え~と、ウチの場合第3子である長男が22歳の学生だが、第1子の長女は27歳、
ダメじゃん。。。
少子化は今始まったわけじゃないし、20年前に言ってよね。

そもそも第1子も生まれなくなっている。
若者の非婚化改善のためには、児童手当の第三子加算の条件緩和程度の政策では、
超少子化の歯止めにならない厳しい現状と向き合う必要がある。
異次元とは程遠い少子化対策はバラマキで好印象と勘違いさせ、その裏では国民負担増。
国民のためではなく、すべては自分の選挙のためである。
若者や子育て世代はがっかりして聞く耳すら持たないでいる。


つづく。


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サザエさん症候群

毎日早朝に書くこの日記、それに30分刻みのスケジュール表作成も7年目となった。
アルコール依存症回復ために生活のサイクルを見直し改めるというのが大前提ではあるが、
我ながらよく続くなあと思い、なぜ継続できるのか検証してみた。

いちばんに挙げられるのが、「朝起きて辛くない」ということだ。
精神病院入院をきっかけに早寝早起きが定着し、気持ちよく起床できるようになった。
晩酌をしないから、酒を飲んでいた2~3時間は睡眠時間に回すようにした。
夜に起きていても妻は隣でスマホピコピコだし、読書を始めると止まらなくなってしまう。
就寝時間が早くなったので、当然翌朝の起床も早くなる。
始業までの2~3時間ならば時間に制限があるためにその時間を有効に使える。
たまに断酒会の夜例会に出席するが、23時就寝は翌朝が早いので辛い。
夜の会議や仕方なく出席する酒宴も翌日のことを考えると辛い。
アルコール依存症と共に併発した肝硬変のために最低でも5時間は寝たい。
夜が遅ければもう少し遅く起きればいいじゃないとも思うが、
俺の性格上それが出来ない。

この病気になる前は、睡眠時間を減らしたり食事や休憩時間をカットして、
その穴埋めをして自分を無理やり納得させていた。
アルコール依存症になる前からも、前日の夜更かしや二日酔いで、
「もう朝ぁ?仕事行きたくねえなぁ」と、朝は良いスタートダッシュが切れていなかった。
時には激しい眠気や二日酔いで、午前中は廃人のような日もあった。

特に今日のような月曜日の朝は、「仮病でも使っちゃおうかな」と、最悪だった。
月曜を憂鬱に感じる「サザエさん症候群」というものがある。
日曜の夕方にテレビのサザエさんを見ながら、「あしたは仕事かぁ・・・」
楽しかった休日が終わりに差し掛かるころ、静かに心に浮かぶ憂鬱。
むかしはサザエさん症候群の対処法に「酒」を乱用していた。
また明日から始まる仕事上におけるストレスに押しつぶされそうになっていた。

それが、曜日に関係なく早寝早起きをして毎日決まったルーティーンをこなしていると、
まったくと言って良いほどストレスを感じずに清々しい朝を迎えられるようになった。
ネコたちが起き抜けに朝食をせびりに来るので、それも癒しのひとつとなっている。

ただ、飲んで騒いだり羽目を外いしたりしなくなったので、感情の起伏が少なくなり、
喜怒哀楽を100%のチカラで表現しなくなってきたような気がする。
いい歳したオジサンさんがバカ騒ぎしているのも目に余る光景ではある。
まあ、歳相応に落ち着いて来たとも言えるのだが、なんかつまらない人間になりつつある。
まあそれでもいいか。


つづく。


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発想の転換

俺は25年ほど前にパチスロにハマっていたことがある。
最近知合いの話に、俺が打っていた当時(4号機)のスロットゲームが、
そっくりそのまま再現していて、PCでもスマホでも無料でできることを聞いた。
普段はスマホゲームはしないのだが、興味本位で試してみると、
それはすごく良くできていて、ゲーム性も当時のものが再現されていた。
最初のうちは懐かしさのあまり、夢中でキーボードをたたいていたが、
そのうち飽きてゲームをしなくなった。
当時はあんなに夢中になったのに、すぐに飽きてしまうのはなぜか?
それは¥が掛かっていないからだ。
当時は小遣い稼ぎの副業としてパチスロを打っていたので本気になれたのだが、
無料ゲームでは金のニオイがしないのでやめた。

酒もそうだ。
酒に代わるノンアルコール飲料が多く売られているが、それでは酔うことが出来ない。
酒の味が良くて飲んでいたわけではない、酔えたから飲んでいたのだ。
医師からは「ノンアルビールも飲まないでください」と言われているが、
酔えないのにあんなクソ不味いものを元酒のプロとしては飲む気にはならない。
スーパーで酒の値段をチェックしたら、本物のビールやチューハイよりも、
ノンアルビールやノンアルチューハイのほうが高いのにびっくりした。

ゲームにしろ酒にしろ、本物を知っている身としたら、
代用品では物足りず、すぐに飽きてしまう。
ニセモノを飲むくらいなら、同じ金額のソフトドリンクを注文する。
酔うことが目的ではないのなら、コーヒーや甘味の方が魅力的だ。

もともと仲間と飲んでワイワイ騒ぐのが大好きだった俺としたら、
それも少し寂しい気もするが、年齢的にもそんなバカはやっていられない。
酒が飲めなくなってちょうど良いとも思っている。

今後は酒を飲まないと決めたのだから、
酒を飲むのに費やしていた時間を別のことに回せば良い。
飲酒時間や金を趣味や睡眠に変換することで、今までとは違った世界が見えてくる。
酒宴の場での下世話なはなしも良いが、素面でする趣味の会話も楽しい。

依存体質の人間は、1つのことに没頭し夢中になるとハマりやすい。
その性質を利用して、何か1つでも夢中になれることを見つけると、
「酒」が頭から抜けるのではないだろうか。
発想の転換がうまくいけば、自分も変われるし家族や注意からの見方も変わると思う。


つづく。


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無収益ブログ

アルコール依存症について、書籍やネット上ではもっともらしいことが書いてあるが、
実際はそれだけじゃないと思っている。
この病気は発症までの経緯も回復の仕方も、人によってそれぞれ全く違う。
へそ曲がりの俺は、教科書通りではなく俺なりの回復方法を日々模索している。
一般論を書いたって、俺の日記にはならないと思っている。

俺が断酒ブログをやっていることを妻から聞いて知った人に言われた。
「ブログでどのくらい稼いでいるの?」
「ゼロ円だよ」
俺は収益化していないことを伝えた。
お金を生まないものにはお金を使わない。

ブログを始める人の多くは収益化を目指しているかもしれない。
でも俺は日記を毎日の日課として、それを決まった時間にUPしているだけだ。
何の制約もなく見聞きしたことやその時々で思いついたことを書いている。

日々の生活リズムを整えることは断酒生活には必須事項であると考えている。
それに、晩酌をしなくなったので就寝時間が早くなり起床時間も早くなったため、
仕事以外の時間と心に余裕が出来たので、日記を書く時間ができ、
しらふの頭で考えられるので、朝から脳みそフル回転させ始業までの暖機運転ともなる。

ブログは収益化をせずとも楽しむことができるし、収益化しないことで得られるメリットもある。
「ブログを収益化しないなら無料のブログサービスを利用すればOK!」
「商品を進めたり登録を促したりする必要がないので、本心でブログが書ける」
「自己表現により人生が充実する」
「共通の価値観の人と繋がれる」
「自分の頭の中が整理される」
「物事を習慣化する力が身につく」

収益化すると広告が多くなるし、間違ってそれをクリックしてしまうと、
訳の分からにところに飛ばされてしまう。
俺自身それが大嫌いなので、よりシンプルな日記を心がけている。
普段はPCで書いているので、PCでこのブログを見ると広告は一切入っていないのだが、
スマホで見ると、下のほうに広告が出てきてしまう。
なので、本文の後に10行くらいのスペースを入れて、
スクロールをしないとその広告が出て来ないようにしている。
ただ、スマホで見ると改行が変なところに来てしまって読みづらいところが難点。
それに、自分が読み返すときに句読点と改行とスペースがあったほうが読みやすいので、
スマホでは非常に読みづらくなっている。
まあ読み返してみるときにはPCなので、あえて気にしないようにしている。

注意しなければならないことは、世界中の人に公開しているということ。
まあ注意はしているつもりだが、本音が書けなければ日記じゃないとも思っている。
仕事のことや家のこと、断酒会のことも書いているので、探せが簡単に特定されってしまうと思うが、
アルコール依存症のおじさんを特定したって、特定する方にもメリットは一切ないだろう。


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禁止薬物

先月から酒税改正で第三のビールが増税となった。
いま巷ではプライベートブランドビールというものが流行っているようだ。
プライベートブランドビールとは、小売店や卸売業者が企画の段階から商品開発をし、
独自のブランドで販売する商品のことで、
プライベートブランドの商品は、メーカーが製造している商品よりも価格が安く抑えられているので、
あえてプライベートブランドの商品を選ぶ人も多くなった。
このご時世、ビール党の人の低価格志向の流れは止まらない。

ビールや発泡酒、第三のビールを合わせた「ビール系飲料」で、
小売り各社のプライベートブランド(PB)の販売実績データを分析したところ、
総容量に占めるPBの割合が10月に全体の約14%になった。
缶ジュースよりも安くビールよりもお得感があり、手軽に酔えるともられば、
シュワシュワしたい時にコンビニで思わず手が伸びてしまう人もいるだろう。

PBビールにせよ缶チューハイにせよ、いつどこででも簡単にしかも安価で手に入ってしまうため、
アルコール依存症者にとっては、断酒や節酒の妨げになることも少なくない。
飲みたいのを必死で我慢している脳内は、天使と悪魔の戦いでは悪魔のほうが勝ってしまう。

アルコールはなじみのドラック(薬物)と呼ばれている。
多くの人が酒を楽しみながら飲むのが普通だが、
中には俺たちのように飲酒が深刻な問題になってしまう人もいる。
これが昔みたいに酒屋でしか酒が手に入らない、もしくは酒が違法薬物認定されていたなら、
飲酒問題も激減し、断酒の成功率も格段に上がっていたことだろう。

違法薬物と言えば、“大麻グミ”から検出された大麻由来の成分に似た合成化合物「HHCH」について、
厚生労働省が「指定薬物」として異例のスピードで指定した。
来月2日から所持、使用、販売が禁止されることになるそうだ。
大麻に似た成分は100種類以上もある。
麻薬に似た成分は「グレーゾーン」であるため、このような問題はイタチごっことなるだろう。

それと、酒と同じで違法薬物として認定できないのがオーバードーズで問題となっている市販薬だ。
市販薬もいつどこででも買うことが出来てしまう。
オーバードーズは、体調不良を引き起こすなど人体に有害なだけでなく、
違法薬物への入り口となる危険性を指摘している。
10代の薬物乱用に占める市販薬使用の割合は6割超に上るとした調査もある。
市販薬の中には覚醒剤などの違法薬物に似た成分が含まれる製品も存在し、
大量の服用を続ければ依存症になる可能性がある。

酒も葉っぱもクスリも、その先にある高揚感や多幸感が忘れられなかったり、
精神的苦痛から逃れるために摂取してしまい、止めることが出来なくなる。

違法薬物と認定するのが難しいのであれば、シアナマイドやノックビンなどの抗酒剤のように、
服用したら不快な悪酔い症状を引き起こす薬でも開発されないだろうか?


つづく。


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ワイルドスピード森川

女優の森川葵さんがスポーツスタッキングのアジア大会で金銀銅3つのメダルを獲得した。
彼女はバラエティー番組の中で”ワイルドスピード森川”と呼ばれ、
これまで数々の達人に弟子入りし、達人が驚くほどのセンスで難しい技も難なくこなす。
しかも驚異的なスピードで技を習得してきた彼女が、ついに世界進出した。
番組内では、正月番組だったかくし芸大会の話を持ち出し、
「堺正章さんも成功していません」と言われると俄然張り切る彼女を見るのが好きだ。

世の中には、器用不器用や、持って産まれた才能というものがある。
勉強でも仕事でもスポーツでも、器用に卒なくこなす人がいるがこれは努力だけではない。
例えば、陸上部より足の速い帰宅部とか、塾に通わなくても頭の良い天才とか。
俺は一生懸命必死になって挑んでも、いまいち結果が残せないタイプだ。
まあ、ほとんどの人がそのタイプだろうが、
大谷選手や今回の森川さんのような、一芸に秀でている人を見ると、
「すごい!」、「俺にはマネできない」と思い、本人は大変だろうが、
「もっとできるだろう」、「もっと驚かせてくれ」と、ついつい応援してしまう。
無能 → 人並み → 優秀 → 天才の4つの領域で表すと、
俺は無能と人並みの間くらいかな?

森川さんを最初に見たのは10年以上前の青春ドラマだった。
彼女の役は、外ではスクールカーストに揉まれ、風見鶏みたいな振る舞いをしているが、
家の自室では変装して歌の動画配信をしていた。
学校では常に2番目3番目、でも自分だけの空間では主役だった。
へそ曲がりな俺は、映画やドラマの中では主役よりもわき役を注視する癖がある。
なので、そのドラマの中の彼女の役回りをよく覚えている。

過去の俺も、現在の俺も、お山の大将ではなく、
副部長とか、副委員長とか、支部長とか、2番目3番目の位置を好む。
地位や名声が欲しいわけではない、裸の王様になりたくないだけだ。
外では明るく振舞い、帰宅してドッと疲れ果てて酒の力を借りた。
これは先日の日記の「高機能アルコール依存症」にも繋がる。
外では明るくノリがいい、仕事も楽しいし過去の飲み会も楽しかった。
しかしその裏では、本音は吐かないよう言動に注意する。
家ではスイッチを完全にOFFして酒を飲む。
白と黒、〇と×、0と100の性格の人間にはありがちなサイクルだ。
内と外で自分の性格を使い分ける、これが結構疲れる。

酒は自分を盛り上げるための起爆剤であり、怒りを鎮めるための鎮静剤でもあった。
依存体質の俺は、もし酒が健康を害さず他人に迷惑をかけないものならば、
現在でも止まらないコーヒーや無糖炭酸水のように、今でも酒を飲み続けていただろう。


つづく。


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厳しい大人、無責任な優しさ

高校野球部で指導を行っているイチロー氏の発言をまとめた記事を見た。
「大人に叱ってもらえないZ世代」という内容の記事だ。
しかし、50歳で138km/h投げられるなんてスゴイ。

厳しくしごく旧来的な指導法は、時代遅れの陋習として否定的に語られる向きが強まっている。
近年では部活動でのハラスメントや体罰がしばしば問題になることも増えている。
指導する側も厳しくできなくなり、高校生たちは自分で自分を厳しくするしかないという。

俺たちのころは厳しい指導は当たり前で、厳しい指導に「なにくそ!」と自分を奮い立たせた。
指導する側も普段は優しいが、教えるときには厳しい指導者を演じていた。
生徒たちもそれを理解したうえでしごかれた。

現代は体育会系の指導を受けずに済むことは「いいこと」であるように捉えられている。
一見すればやさしさをまとってはいるが、それは若者たちに「自己責任」を課していることとなる。
それは「自分で自分を厳しくコントロールできない者はそのまま放置される」ということだ。
だから今は、全然できない子は上げてもらえないから上がってこられなくなってしまっている。

部活動に限った話ではなく、一般企業の教育・指導にも共通した問題だ。
いまは上司や管理者が部下に厳しい指導をしようにも、
ハラスメントとして告発されてしまうリスクが高いし、
厳しい指導をしたせいで心が折れたり気持ちが萎えたりして辞められてしまうのは、
人手不足の状況では死活問題になってしまいかねないため、うかつに踏み込めないでいる。
なので教育者・指導者側も、自分の言動を慎重に選んで注力するようになっている。
心が折れて辞められたりすることがないよう、腫れもの扱いしながら言動をオブラートに包む。
結果的に自分に厳しくできない人は、やさしく遇されやすくなり快適な日々を送ることができるが、
タフな人とは経験値や成長度で格差が開いてしまい、あっさり切り捨てられることもある。

「厳しい大人」というのは、若者を一定のラインまで引き上げることを、
責任をもって保証してくれる人でもあった。
いまの時代は、そういう「厳しい大人」という存在を、子どもたちにとって加害的であり、
抑圧したり心の傷を負う原因となってしまうリスクがあるということで排除される。
完全に「自己責任」になってしまったことで結果として世の中は二極化が著しくなっている。
「勝ち組」はライバルが減った分だけその取り分が大きくなったが、
「負け組」は救済の論理はなく、あっさり「自己責任」として突き放される。

教える相手を「お客様」のように遇するため、
配慮が必要な人に対しても根気強く教えず早々に見限ってしまう。
拗ねてしまうような若者には、あえて成長を促す指導はせず、
心が折れない程度のコミュニケーションに留め、
過度なプレッシャーにならないくらいの仕事をあてがうくらいが合理的だと判断されるようになる。
そうしているうちに、自分で自分を厳しく律して行動する人とのスキルや成果の格差は開いていく。
相手を「お客様」のように接することで、それで相手が変な方向にのぼせ上がってしまおうが、
現状に満足して停滞してしまおうが、極言すれば「知ったことではない」ということだ。
今の世の中では「厳しい大人」よりも「無責任なやさしさ」のほうが優遇されるのかもしれない。

ウチの子供たちもなかなか感情を表に出さないというか両親との接し方はとてもライトだ。
「あの時は大変だった~」、「気が狂いそうになったよ」と、過去形での話は聞くが、
一番苦しい時には「余裕だよ」と、平静を装っている。
俺もそんなやせ我慢をするタイプだが、
彼らも自分の中で自分を厳しく律しているんだなと思った。


つづく。


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高機能アルコール依存症

高機能アルコール依存症というものについて調べてみた。

プロの助けを求めているアルコール依存症のほかに、
定職につき家族・友達との人間関係を維持しており、
幸せな成功者に見える“高機能アルコール依存症”の人も少なくない。
俗に言う“アルコール依存症”とは真逆のイメージだ。
ただ、表面上はこうして機能していても、アルコールとの不健全な関係が、
心と体の両方に大きなダメージを与えているのは間違いない。

仕事に支障はないけれど依存している「高機能アルコール依存症」の7つのサイン
1.ノリがいい
  自分のことを盛り上げ役だと思っている人は要注意。
2.毎日欠かさず飲んでいる
  アルコールに物質依存している人は1~2杯なり1本なりを毎日飲む。
3.飲み始めると止められない
4.飲むのが当たり前の仕事をしている
5.アルコール依存症をネタにする
  高機能アルコール依存症の人は、自分が飲みすぎていることを隠すために、
  飲みすぎをあえて軽く扱う。
6.人間関係に支障が出ている
7.人に心配されている
  身近な人は、自分のことを想像以上に知っている。
その人たちに飲みすぎを心配されているのなら、その忠告に耳を貸すべき。

いわゆる“アルコール依存症”に苦しんでいる人たちは、
毎日通常に仕事をこなし、家庭でも自分の役割をきちんと果たし、社会生活に順応している一方、
どこかで日々の生活をアルコールに頼らざるを得ない人たちのことを指している。
そして、この症状を抱えている人たちは自分たちの症状を隠し続けることがうまく、
明確な見極めをつけることが難しい場合が多い。
その結果、例えば、“失業”、“人間関係の破局”など、さまざまな障害が生じてくる。
でもそういう人たちはなかなか自分の生活習慣を変えようとせずに、
結局は精神的に悪影響が及び、いずれは次のような症状に陥る危険性を抱えることになる。
隠れ飲み、合間に少量のアルコール補給、自分へのご褒美に暴飲、
飲めないとイライラして睡眠不足、
アルコールなしの行事には、前以って必ずお酒を飲んでから参加。
アルコール依存症を指摘されると、突然防御態勢に入ったり、ふざけてかわそうとする。

高機能アルコール依存症について調べれば調べるほど、
「これってかつての俺にドンピシャじゃん」となった。
俺は高機能アルコール依存症から、鬱を挟んで本物のアルコール依存症になったと納得した。
ただ、高機能アルコール依存症のままで、重度のアルコール依存症に発展していなかったら、
現在俺はこの世に居たかったかもしれないとも考える。

つづく。


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