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コロナと減酒と断酒

コロナよりもインフルのニュースが多くなってきた。
去年の今ごろは俺も4回目のコロナワクチンを打っていた。
周りでコロナに感染した人も症状は軽かったと聞いたので、俺も5回目からは打つのをやめた。
マスクも、役所の中や不特定多数の人が集まる建物内以外では付けていない。
俺は今までコロナ以外はワクチンというものを打ったことが無かった。
インフルのワクチンも受けたことが無い。

日常生活も元に戻り始め、アルコール依存症もコロナのせいにできなくなってきた。
俺はコロナ前から断酒しているが、もしコロナ流行時にまだ飲酒してる状態だったならば、
「よし、これは好都合、暴飲をコロナのせいにしちゃえ」と思い、
飲酒量もきっと増えていたことだろう。

そもそも、コロナ禍でアルコール依存症に近い症状になってしまった人は、
普段はあまり飲まなかったのに、リモートワークなどで外出する機会が減少し、
酒量が激増してしまった人のことを指すのだと思う。
コロナが流行する以前から酒浸りになっていた人はコロナアル中ではない。

コロナ渦であろうがなかろうが、自分の中で飲酒をコントロールできなければ、
酒への依存度がどんどん高まり、アルコール依存症になっていく。
そこに来てコロナ禍は、アル中の得意技である隠れ飲みをしなくても家族からも文句を言われず、
心置きなく飲める暴飲の絶好のチャンスだったとも言える。
そんな人の数も含まれるので、コロナ禍でアルコール依存症になる人が増えたのだと思う。

コロナ禍で酒の摂取量の多さに気づき、医療機関を訪れる人に対し『減酒外来』が増えている。
そともとアルコール依存症の治療としては『断酒』が基本だった。
しかし最近では、そこまで症状が進んでいなくても受診できるようになっている。

ただ、俺個人としてはアルコール依存症の回復には断酒しかないと思っている。
酒に溺れた人に減酒を勧めても、少量の酒は呼び水にしかならないと考えるからだ。
現に医師から「思い出してしまうからノンアルコールビールも口にするな」と言われている。
あまり良くないことだが、物事を斜め方向から見る癖のある俺は、
減酒療法は患者を確保するための病院の戦略だと考えてしまう。

自分の酒量を不安に感じた段階で減酒外来を受診するような人は、
自分のことを客観的に見ることができているから減酒療法が可能なのだ。
かつて俺が血反吐を吐いて入院したような大事に至ることはまずないように思う。

予防のための減酒と、アルコール依存症の断酒とは次元の違う話だと思う。


つづく。


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