SSブログ

ワイルドスピード森川

女優の森川葵さんがスポーツスタッキングのアジア大会で金銀銅3つのメダルを獲得した。
彼女はバラエティー番組の中で”ワイルドスピード森川”と呼ばれ、
これまで数々の達人に弟子入りし、達人が驚くほどのセンスで難しい技も難なくこなす。
しかも驚異的なスピードで技を習得してきた彼女が、ついに世界進出した。
番組内では、正月番組だったかくし芸大会の話を持ち出し、
「堺正章さんも成功していません」と言われると俄然張り切る彼女を見るのが好きだ。

世の中には、器用不器用や、持って産まれた才能というものがある。
勉強でも仕事でもスポーツでも、器用に卒なくこなす人がいるがこれは努力だけではない。
例えば、陸上部より足の速い帰宅部とか、塾に通わなくても頭の良い天才とか。
俺は一生懸命必死になって挑んでも、いまいち結果が残せないタイプだ。
まあ、ほとんどの人がそのタイプだろうが、
大谷選手や今回の森川さんのような、一芸に秀でている人を見ると、
「すごい!」、「俺にはマネできない」と思い、本人は大変だろうが、
「もっとできるだろう」、「もっと驚かせてくれ」と、ついつい応援してしまう。
無能 → 人並み → 優秀 → 天才の4つの領域で表すと、
俺は無能と人並みの間くらいかな?

森川さんを最初に見たのは10年以上前の青春ドラマだった。
彼女の役は、外ではスクールカーストに揉まれ、風見鶏みたいな振る舞いをしているが、
家の自室では変装して歌の動画配信をしていた。
学校では常に2番目3番目、でも自分だけの空間では主役だった。
へそ曲がりな俺は、映画やドラマの中では主役よりもわき役を注視する癖がある。
なので、そのドラマの中の彼女の役回りをよく覚えている。

過去の俺も、現在の俺も、お山の大将ではなく、
副部長とか、副委員長とか、支部長とか、2番目3番目の位置を好む。
地位や名声が欲しいわけではない、裸の王様になりたくないだけだ。
外では明るく振舞い、帰宅してドッと疲れ果てて酒の力を借りた。
これは先日の日記の「高機能アルコール依存症」にも繋がる。
外では明るくノリがいい、仕事も楽しいし過去の飲み会も楽しかった。
しかしその裏では、本音は吐かないよう言動に注意する。
家ではスイッチを完全にOFFして酒を飲む。
白と黒、〇と×、0と100の性格の人間にはありがちなサイクルだ。
内と外で自分の性格を使い分ける、これが結構疲れる。

酒は自分を盛り上げるための起爆剤であり、怒りを鎮めるための鎮静剤でもあった。
依存体質の俺は、もし酒が健康を害さず他人に迷惑をかけないものならば、
現在でも止まらないコーヒーや無糖炭酸水のように、今でも酒を飲み続けていただろう。


つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング
アルコール依存症ランキング














nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康