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正月の準備

今日は大晦日、令和5年最後の日だ。

昨日30日の晦日は正月の準備として、門松と神棚の飾りつけのために、
卒論で忙しい息子を誘って一緒に榊を採りに山に入った。
ウチの地域では門マツではなく門サカキなのだ。
門松の由来としては、もともとは、松・杉・椎・榊といった常緑樹を用いていたようだが、
いつしか主として松を用いるようになり、そのことから門松と呼ばれるようになったので、
その呼び名も「門松」がポピュラー化した。
年末の飾り付けで、31日は「一夜飾り」といわれ、嫌われている。
なので、30日までに済ませた。毎年のことだ。

山に入ったついでに自己所有の山林と隣地との境界を教えた、それも目的のひとつだ。
今となっては不良債権化しつつある自己所有山林も、ご先祖様から代々受け継がれてきたものだ。
俺も肝臓に爆弾を抱えているのでいつどうなるかわからないと、早めに教えておくことにした。
近年実施された地籍調査の際、打ち込まれた境界杭も新しく図面通りの位置にあるので教えやすかった。

山を散策中、「おとーちゃん、クマはいない?」と聞くので、「シカならたくさんいるよ」と答えた。
今年は暖冬の影響かエサ不足の影響か、冬眠をしないクマが多いらしい。
ウチの周りではクマの目撃はまだないが、昔はいなかったシカを多く見かけるようになった。
そのうちクマも生息範囲を広げて近くまで来るのではないかとヒヤヒヤしている。

山と言えばスギ花粉、
ウチの裏山も戦後植付の杉桧の混合林だ。
2024年春のスギ花粉は全国的には例年並み、またはやや少なめとの環境省の予想。
スギ花粉の飛散量を左右する雄花の数は、飛散が多かった年の翌年は少なくなる傾向がある。
今回、雄花の数が増えていないのは、23年の春の飛散が各地で非常に多かった反動なのだとか。
しかし、ウチの県では雄花の個数が例年より3割増しだそう。
花粉症の息子は、まだシーズンでもないのにマスク着用で山中を歩き回っていた。
彼は今北陸地方に住んでいる。
実家の関東に帰れば花粉、北陸に戻れば黄砂、
「どっちが良い?」と聞くと、「どっちもヤダ」と答える。

今日は大晦日、正月を迎える前のにもうひと頑張り。
予定としては、午前中に事務所の大掃除とワックズがけを終える。
午後からは乗用車とトラック計3台の洗車とワックスがけをする。
日が暮れる前にメダカの水槽の水替え。
自宅の掃除は妻と子供たちに任せる。
夕方からは妻の運転手でスーパーとホームセンターに正月用の買い物に同行の予定だ。

2年前の大晦日は、病院でPCR検査を受けていた。
令和5年の最終日は、ケガなく病気なく済ませよう。

皆さま、本年もアルコール依存症(否認からの脱却)にご来訪いただきありがとうございました。
これからもこの病気とその時々の気持ちの動き、それに近況をちりばめながら、
来年からも身体に異変が無い限り毎日書き続ける所存でございます。
ヒマな時間に、気が向いたときに、またお立ち寄り頂ければ幸いです。
では、令和6年も良いお年をお過ごしください。


つづく。


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コンパクトシティ

昨日は比較的に暖かい1日だった。
あと2日間で大掃除と洗車、門松と神棚の飾りつけを済ませよう。
子供たちも帰省しているが、手伝ってくれるかどうかはわからない。

北海道の多雪地域では平年の3倍を超える積雪が10日間続き、
高齢者をはじめ市民生活への影響が長期化し、除雪作業員の人手不足も深刻となっている。

大雪のニュースが流れると、必ずと言って良いほど「そこに住んでいるのが悪い」的な意見が出る。
たしかに現在の田舎は住みづらく、若者の人口流出が激しく、
子供も生まれないので過疎化の一途であることは間違いない。
だが、代々受け継がれた土地家屋とそこで収入を得て暮らしている人も居る。

1990年代から広まったコンパクトシティも
医療・福祉・商業などの生活サービスの持続性が向上し、生活に必要な施設が集まるため、
移動も徒歩や公共交通機関で通えるようになるとされているが、
田舎暮らししかしたことのない人に突然「引っ越してそこに慣れろ!」と言っても無理があるし、
人口減少や高齢化、市街地の人口分散が進むことで、
・地域産業が停滞し活気がなくなる
・市街地の人口が分散することで、十分な税収が得られない
・財政的に厳しくなり行政のサービスを充実させられない
といった人口問題も重視されている。

それに、農業や漁業が盛んな地域から人口が流出してしまったら、
都市部の人たちは飲食物をすべて輸入に頼ることになる。
何かしらの理由で輸入が止まってしまった時に、食料不足に陥ってしまう恐れもある。
農業漁業離れが問題視されているにもかかわらず、
コンパクトシティによって中心市街地に人口を集めてしまえば、
後継者不足で農村漁村は衰退し、既存の農家や漁師が減るのは目に見えている。
市街地に人口が集中すれば、住宅も密集するので騒音問題などの近隣トラブルが増える。
人口が集中すると、どうしても交通渋滞が発生してしまう。

多雪地域の人たちが雪で苦労しているのを見て、「そこに住んでいるのが悪い」と言う人は、
夏の猛暑酷暑の中、冷房無しで過ごさねばならない都市部の貧困層の人たちに対しても、
同じことが言えるのだろうか?

人間は、急激な環境の変化には精神的にもヤラレてしまうことがある。
コンパクトシティは理論が先行してしまい、コスト面やプライバシー、人の心、
人口密集による震災台風などの自然災害での被害の拡大などを無視しがちだ。

結局何が正解なのかはわからない。
世代が変わり、周辺環境が変わり、どこでどう生きていくかを考え、
強制的ではなく、個人個人が「正解」を導き出すしかない。


つづく。


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日本人の半分はガン

長男を駅まで迎えに行き、帰り道はペーパードライバーの息子の操縦訓練も兼ね運転させた。
教習所の教官のように助手席で彼の運転を見ていたら1台の軽トラの後ろに着いた。
その軽トラには見覚えがあった、30キロおじさんだ。
そのおじいさんは制限速度が40キロでも50キロでも常に25~30キロで近所では有名だ。
「あの車は遅いからからな、イライラするなよ」と俺は言った。
結局我が家に到着するまでそのおじいさんの車の後を走った。
普段車の少ない田舎道も、その時は後ろに10台近く並んだ。
その現象は近年「田舎あるある」となっている。
俺たちの年代も20年後にはそれと同じようなことになるだろう。
明日は我が身と、皆おとなしく30キロおじさんの後に付いている。
ウチの地域は公共交通機関が整っていない、定期バスも廃止されデマンドタクシー化している。
なので、なかなか高齢者の免許返納も進んでいない。


“モリタク”こと森永卓郎氏(66)が、ステージ4の膵臓がんだそうだ。
抗がん剤治療で治していくそうで、普通に仕事も続けるそうだ。

膵臓がんは最も困難な部位で発見もしにくい。
森本さんは糖尿病も患っているそうだ。
糖尿病は膵がんの危険因子であり、糖尿病の人の膵がんリスク は一般人口の約 2倍、
俺の肝臓がんとアルコール依存症との関係と似ている。

がんの「ステージ4」というと、「末期」を連想してしまいがちだ。
ステージ4の癌とは?
癌が原発巣から他の臓器へ転移している状態を指す。
極端な言い方をすれば、癌として軽度の状態であっても、
複数の臓器へ癌が転移している場合は「ステージ4」に分類される。
癌の末期とは?
標準治療の観点から有効性を期待できる治療法がほとんど存在しない状態、
または治療をすることで患者の心身に対するリスクが増大する状態を指す。

ステージ4の基準は「癌転移の有無」であり、ステージ4と宣告されたからといって、
必ずしも末期状態とは限らないことも重要。

3年前の手術で摘出された俺の肝細胞癌はステージ1だった。
ちなみにステージ別のがんの特徴は、
ステージ0期:癌細胞が上皮内にとどまっており、リンパ節への転移なし
ステージ1期:癌細胞が筋肉層でとどまっており、リンパ節への転移なし
ステージ2期:癌細胞が浸潤しているがリンパ節転移なし
ステージ3期:癌が浸潤しリンパ節への転移もあり
ステージ4期:原発巣から他臓器へ癌が転移している

日本人の半分はがんになると言われている。
決して珍しくはない。
人は大ケガや大病をすると、未来について真剣に考える。
俺もその一人だ。


つづく。


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隠れ喫煙と隠れ酒

昨日の休憩時間に、”いちばん嫌いな言葉は?” という話になった。
最初に振られた俺は、「ん~、『前向きに検討します』かな?」と答えた。
「ぜったい検討しないもんね(笑)ダメならダメって言ってもらいたいよね~」
次の人は「猛暑と酷暑」と言った。
もう一人は、「西高東低」 
「わかる♪ 寒いって言うか風が痛いもんね」

休憩時には、お茶や缶コーヒーを片手に、
以前から吸っていない人以外は皆アイコスかグローを吸っている。
紙巻きたばこの人は居なかった。
灰皿は無いし紙巻きたばこは嫌われるからね。
でも、そうなると公衆の面前でノンアルビールを飲んでも良いのでは?
それも人目が気になるからできないよね(笑)

禁煙できずに加熱式に換えた人や、紙巻きたばこを車内で隠れて吸う人が増えた。
これはアルコール依存症者の隠れ酒に似ている。
酒の場合は顔や言動に出てしまうから、飴やガム、マスクで呼気と赤ら顔を隠す。
それがなかなか難しかったことを覚えている。
必死に隠していたよなぁ、涙ぐましい努力だった。


昨日の昼間、「今日帰るから駅まで迎えに来て」と、
突然末っ子長男から電話があった。
「あれっ、明日じゃないの?」と聞くと、
高校時代の友人と翌日遊ぶ約束をしているのだそう。
そうだよな、学生にとって年末年始は多忙ではなく冬期長期休暇だよな。
彼にとっても今年が学生最後の冬休みだ。
コロナ禍で3年以上リモートばかりで学生らしいことが出来なかったから、
今までのうっ憤を晴らすべく、年末年始の予定を詰めているのだろう。

俺の学生時代最後の冬休みはどうだったか思い出してみた。
そういえば、卒業設計完成に向けて正月もクリスマスも無かった記憶がある。
それと並行して、半年後に迫る二級建築士の学科試験に向けて予備校に通い始めていた。
だからあまり「遊んだ」と言う記憶が無い。
しいて挙げれば、現在も乗り続けている愛車を親父ローンで購入し、
彼女(妻)を乗せてドライブに行ったくらいだな。
卒業の1か月前に昭和天皇大喪の礼があった。
よって、昭和63年度卒業&平成元年度入社となった。

30年以上前のはなしだ。


つづく。


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思い出しちゃった

ダイハツの認証取得不正問題、
何を隠そうウチの娘の軽自動車もダイハツだ。
その車は娘が大学時代に乗っていたスズキ車が車検切れで次どうするか迷っていた時、
自動車整備工場の後輩から、
「ウチの代車があと半年車検があるから乗ります?」と言われて、
その半年後の車検代だけで乗らせてもらっている車だ。
娘は別のところに住んでいるので、車検が残っている期間だけ乗ったら廃車の予定だ。
まあ18年も前の車だからいつ壊れてもおかしくないので不正問題はあまり気にしていないが、
新車で買った人や高額な車を買った人は、下取りの時には大打撃だ。
買う側よりももっと大変なのが、作る側や売る側の人たちだ。
生活が懸かっているから今後の不安も大きいだろう。
出来る限り速やかに工場が再開されることを望む。
大手企業があってこそ潤う企業城下町、周辺住民の暮らしも変わっていくだろうな。
まさか大企業だからと言って社長や幹部の交代だけでは済まれさないほどの事件だ。

大きい会社の下請けをしていた仲間がその大企業と共倒れし廃業したというケースもある。
現在その人は全く別の職種についているが、あの時は辛かったと思う。
俺も過去に材料を納めていた会社が倒産し、取りっぱぐれたことが数回あるが、
それは心の奥底に封印し忘れようと努力している。
あぁ思い出しちゃった・・・


年末年始は久しぶりに、普段離れて暮らす親族に会う人も多いだろう。
ウチも明日明後日、続々と成人した子供たちが寝正月を楽しみに来る。

人間誰でも年を取る、自分と同じだけ親も子供も年を取っている。
親御さんが老い先に備えているか、子供たちの思考に変化はあったか、
誰もが例年通りとはいかないはず。
若い人の1年は早く環境もめまぐるしく変わる。
1年も経てば自分の人生に対する考え方も変わっているだろう。

子供が親に対して望むこと
死ぬべからず、呆けるべからず、頼るべからず、などなど。
口出しせず、迷惑をかけないで欲しいと言ったところだろう。

それに対して親が子供に望むこと
頼るべからず、怠るべからず、犯罪に手を染めるべからず、などなど。
成人したのだから、責任のある行動のとれる大人になってほしい、くらいかな。

今のご時世、昔のように結婚や孫は望まない。
卒業→就職→結婚→出産→子育てが、当たり前だと思っていた俺たちのころより、
今の若者は、冷静にずっと深く未来を見据えて生きている。


つづく。


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正月用備蓄酒

今年も冬至が過ぎ、クリスマスも終わり、スパート決めて仕事を納めたら正月を迎える。
冬至を過ぎたということは、これからは日々陽が伸びる一方だ。
しかし、寒さが厳しくなるのはこれからが本番だ。
夏が長く秋が短く、寒さにまだ慣れていないのに、これからもっと寒くなるのかよ~。

ドラッグストアやホームセンターで酒類の安売りをしていなかった頃は、
正月直前には「酒の安売り王」みたいな酒の量販店に、
年始用のチョットお高めの酒類の買出しに行ったものだ。
普段なら高くて手を出しづらい吟醸酒や外国産のバーボンやワインなど、
近隣の酒の値段をほぼ熟知していた俺も、この時期は大安売りを期待して、
新聞の折り込み広告のチェックを欠かさなかった。
それほど正月用の備蓄酒の買出しが楽しみだった。
アルコール依存症と診断され、肝臓を壊した7年前からは、
大晦日のおせち用の買出しに運転手として付き合う程度だ。

子供たちも正月休みを利用して帰省してくるが、みんな俺の前では酒を飲まない。
てか、あまり酒が好きではないようで、普段から飲酒の習慣はないそうだ。
まあ、酒でぶっ壊れた親父を見ているから、俺を反面教師と位置付けているのだと思う。
俺たちが若いころの正月と言えば、酒の味を楽しみたいと言うより、
皆で集い仲間と夜通しはじけたいからその潤滑剤として酒を飲んだ。
現代ではバカにされるが、酒の席でのケンカや嘔吐も武勇伝のひとつだった。
そんな酔っぱらいのことを、今の若者たちは冷めた目で見る。

人間関係リセット
「自分にとってプラスだな」と思った人とは今でも付き合っているし、
「この人とは合わないな」と思った人とは距離を置いて来た。

俺の中での人間関係リセットと言えば、酒絡まりの付き合いだ。
はっきりとアルコール依存症とは言っていないが、断酒は公言している。
よって、寂しくは思うが当然飲み仲間はゼロとなった。
そのほかにも、不必要な酒宴には出席しなくなった。
どうしても出席しなければならない酒宴では、
無理やりウーロン茶かノンアルビールを流し込んでいる。
送迎者の運転手としても役に立っている(笑)
交通法規の強化や若者の酒離れ、コロナ禍も手伝って、そのへんは上手くいっている。
絶対数も減っているが、忘年会も年々誘われなくなってきている。

ひと昔前は、人が集えば必ずと言って良いほど「酒」が付いて来た。
昔ながらのアル中は、飲み会の積み重ねで仕上がっていたが、
昨今のアル中は精神的に病み、独り飲みが止まらなくなり、
アルコール依存症を発症するといった傾向にある。

籠るアルコール依存症は、発覚と発見が遅れがちになるので、
分かりやすいアル中より危険だ。
本人は当然のことながら、周囲の人たちも早く異変に気付き注意してもらいたい。


つづく。


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1億2千万人は異常

令和5年(2023年)最終週の始まりだ。
このまま大きなハプニングが無ければ、今年の暮れは29日には仕事納めが出来そうだ。
正月休みは1月4日までの7日間の予定だ。
ただ、雪が降ってしまうと正月休みは消えてなくなる。
低温低湿でも良いから、どうか雪だけは降らないでくれ(祈)


2023年の日本の人口は1億2千万人強、
毎年200万人以上減っていて、25年後には1億人を切るとの予想。
それでもなお減っていき、2100年には4~5千万人前後となる模様。
まあ明治維新のころは3千万人しかいなかったのだから、元に戻るということなのかもしれない。
要は1900年代、特に戦後日本の人口が増えすぎたのだ。

日本は戦後から現代にかけて死なない時代が長く続いた「少死時代」であった。
しかし、間もなく年間150万人以上の死亡者が50年間続く「多死時代」へと転換する。
人類は「多産多死→多産少死→少産少死→少産多死」というサイクルで流れていくらしい。
多死時代が過ぎれば、現在の中高年者偏重型のいびつな人口ピラミッドが全年代均等型に補正され、
絶対人数は減るがバランスは補正されるのだと専門家は言う。
人口減少と騒ぐよりも、むしろ今の1億何千万の人口の方が異常だったのである。

大昔は全体の人数は少なくても、人口が全国各地に分散していた。
これから先は大都市部だけに人口が集中し、今より輸入に頼る割合は多くなる。
地方はどんどん住みにくくなり、もぬけの殻になってしまいそうな勢いだ。

1960年の平均寿命は、男性65歳、女性70歳であったが、
現在は、男性81歳、女性87歳であり、16~17年延びたことになる。
俺たちが子供のころは60歳を超えた人は、おじいさんおばさんと認定していたが、
今の60歳はまだ働き盛りである。
日本の平均寿命が長くなりすぎたから、70歳になっても働かなければならないし、
結婚も難しいから少子化は解消されないし、介護の問題も増える。
団塊の世代、団塊ジュニア世代が昔の平均寿命だったら、
社会福祉の問題も解消して出生率も上がっていたかもしれない。

肝臓がんを患った俺は、年金を貰えるくらいまで生きていられれば良いと思っている。
子供たちも全員成人したし、末っ子も4月から就職して全員社会人だし、実家住まいではないし、
手術から10年以内のがんの再発転移の可能性も高く、他の人よりも寿命が短いと考えれば、
いろいろな欲も年々薄れて来ている。

倍賞千恵子さん主演の「PLAN 75」と言う映画を見たことがある。
超高齢化社会に対応すべく、75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン 75>が施行される中、
懸命に生きる人々の姿を、繊細かつ丁寧に描いた映画だ。
肝臓がんを患ってからその映画を見た俺は、「それもアリだな」と思った。


つづく。


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電線が無い

今日はクリスマスイブ、昨夜は長女が帰省のついでにケーキを買ってきてくれた。
なので、ウチのクリスマスは昨日のうちに終わっている。
長女は今日自分の車でアパートに戻り4日間仕事をして、
28日の夜に再び帰省し、正月を実家で過ごすそうだ。
正月には末っ子長男も帰ってくるらしい。
北陸に居る彼に昨夜電話したら、雪が降り続いていると言っていた。
関東は寒いけど晴れてカラカラに乾いているのに、日本は広いな。
次女は新婚さんのため、正月は旦那さんの実家に行くそうだ。


工事の見積もり依頼が来た。
電気屋さんに電気工事の見積を頼んだら、「電線ケーブルが無い」と言われた。
「電線の値段がどこまで上がるかわからないし工期も守れないかもよ」
「注文できて順番待ちなら良いけど、今は注文すらさせてもらえないんだよ」と。

建設用電線の需給ひっ迫は全国レベルで、新規受注停止の動きが拡大しているようだ。
電線ケーブルが不足している理由は2つの原因
・需要の増加(電力需要の増加)
・供給の減少(銅の枯渇・高騰)

2年前のウッドショックの原因は、新型コロナウイルスだった。
コロナ禍で労働者が減り伐採が思うようにいかなかった。
アメリカ・中国での建築ラッシュで世界的に需給バランスが大きく崩れ、
十分な量の輸入材が日本に入ってこなくなった。
コロナ禍により自宅で過ごす環境になったことから、ネットショッピングの利用などが増え、
世界的に流通が圧迫されコンテナ不足が起きており、日本へ木材を運べなくなった。
それにロシアのウクライナ侵攻にも原因の一端はある。


新型コロナウイルスに感染後、目立った心疾患を発症しなくても心臓が持続的にウイルスに感染し、
心不全のリスクが高まる可能性があるとのニュースを見た。
近い将来、心不全の患者が急増するかも?

コロナは最近のものだから、それがどう人間の身体に影響してくるのかなんて誰もわからないよね。
後遺症のメカニズムも良くわかっていないし、まだまだ油断してはいけないウイルスだと感じた。
人間の生命には直接関係ないだろうが、花粉症だって昔は無かったけど今は問題になっているし。
ワクチンを何回も打った人が発病してしまうこともあるし、
ワクチンを一度も打っていない人が、コロナもインフルもかかっていなかったりもするし、
基礎免疫の維持こそ最大の予防なのかも?


つづく。


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酒に頼らない

平成天皇誕生日だが平日だ、カレンダーの23の数字も黒い。
どっちにしろ年の瀬のこの時期、休めないよな。

天皇誕生日は、昭和24年(1949年)以降は日本の国民の祝日の一つである。
令和天皇誕生日は2月23日で祝日となった。
平成天皇誕生日の12月23日は法律により、2019年から「平成の日」は制定せず平日に戻り、
12月は31年ぶりに国民の祝日のない月となった。
ちなみに昭和天皇誕生日の4月29日は昭和の日となって祝日として残っている。
その日って、みどりの日だったよな?でも現在のみどりの日は5月4日??
令和元年は天皇誕生日が存在しなかったが、5月1日が天皇の即位の日として祝日とされ、
その前後の日も祝日に挟まれて国民の休日となった。

明治天皇誕生日の11月3日は文化の日。
大正天皇誕生日は祝日として残されていない。
昭和天皇誕生日の4月29日はみどりの日から昭和の日となって祝日。
平成天皇誕生日の12月23日は現在のところ平日のまま。
令和天皇誕生日は2月23日で祝日。
体育の日はスポーツの日へと祝日の名前が変わり、
成人の日とともに決まった日が無いので忘れがち。
海の日と山の日も、つい忘れてしまうから俺の中では平日扱いだ。


ここにきて仕事が急に忙しくなった。
やればやるほど利益が上がってウハウハならば良いのだが、
今回の仕事は、忙しくこなさないと赤字になってしまうのでガチャガチャやっている。
こういった忙しさは望んでいないのだが、多忙な時ほどこんなものである。

久しぶりに胃が痛くなり、眠ろうと思っても眠れない。
以前ならこんな時には「酒」で、不安と緊張と疲労を麻痺させていたものだ。
肝っ玉の小さい俺は、酒を飲んでいたほうが緊張がほぐれ、
酔っているにもかかわらず落ち着いて冷静な判断が出来ると思っていた。
でもそれは違う、酒の力を借りて辛い現実から逃げているだけだったのだ。
表面上は穏やかで肝の据わった人を装っていたが、内面はガクブルだった。
そんな時に弱い自分を助けてくれたのが「酒」だった。
だが、アルコール依存症になり肝臓もぶっ壊した今は酒に頼るわけにはいかない。

酒に代わって増えたのがコーヒー紅茶とプレーンビスケットだ。
酒で酔った時のように気が大きくはなれないが、
冷静な判断をすることができるのは、やはり酔っぱらっていない素面の時だ。

もっと早く気づけばよかった。


つづく。


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太る酒と脂肪肝

今日は冬至、1年の中でいちばん昼の時間が短く夜の時間がいちばん長い日だ。
まあ柚子湯に入るだけなんだけどね。
冬至に柚子湯に入るのは、運を呼び込む前に体を清めるという意味があり、
柚子の強い香りには邪気がおこらないとか、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、
長年の苦労が実りますようにとの願いも込められている。

断酒継続中の身である俺には直接関係のない話だが、
これから禁酒や断酒を始めようと思っている方々に、
太る酒、痩せられない酒、脂肪肝になりやすい酒はヤバいというはなしを。

そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にある。
肝臓がんをはじめとする肝疾患、最近は非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者も多い。
最近の缶チューハイは、ストロング系と呼ばれるアルコール度数が9%以上のものが多い。
度数が高くても果汁や糖類、炭酸、香料などが添加の作用で口あたりがよく、ついつい飲んでしまう。
しかし、アルコールに換算すると実は相当な量なのである。
500ml缶を1缶飲んだだけで、ウイスキーのロックを4杯も飲んだことになる。
糖質は肝臓に負担をかけ太る原因にもなる成分で、
ビールを飲むなら1日1缶程度か、糖質0の商品が良い。
しかし糖質がゼロといっても少量の糖質は含まれているので注意が必要。
100mlあたりの糖質が0.5g未満なら、食品表示基準に基づき「0」と表示できるのだ。

さらに、糖類などの添加物はもちろんであるが、果汁にも注意が必要だ。
果汁には単糖類の一種「果糖」がたっぷりと含まれており、
糖が体に吸収されるスピードは分子の数が少ないほど速いので、
最小単位である単糖類に属す果糖の吸収スピードは最速だ。
よって、アルコールと糖質のダブルで肝臓へ負担がかかり、
知らず知らずのうちに脂肪肝を誘発してしまう。

甲類の焼酎のように、連続式蒸留機で大量生産された安価で原材料のわからない酒は、
余計な添加物や、コスト削減による不純物を含んでいる可能性がある。
味わいが不自然だったり、不純物がアルコールの分解を遅らせたりと、悪酔いを引き起こしかねない。

肥満を恐れる人は、酒の飲み方にも注意が必要だ。
太る酒、太らない酒
ビール、日本酒、梅酒など甘い果実酒は糖質が多いので太りやすい。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、ワインのほうが良い。
太りやすいおつまみ、太りにくいおつまみ
刺身、焼き鳥(タレでなく塩)、枝豆、チーズ、冷や奴や湯豆腐、野菜のおひたし類ならOK。
フライドポテト、じゃがバター、マカロニサラダ、ポテトサラダ、ピザなど、
イモや小麦粉を使ったものや、焼きうどんやおにぎりも太りやすい。
筑前煮や、切り干しダイコン、ヒジキの煮付けなど、食材自体に問題はなくとも、
煮物にはかなりの砂糖が使われており、みりんや料理酒にも糖質が含まれている。

少しでも禁酒や断酒を始めるきっかけになればと思い、書いてみた。


つづく。


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