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最近の本屋さん

日曜日、妻が断酒会忘年会に出席していた時間、
俺はひざの悪いばあちゃんに頼まれて、駅前の本屋に、
ばあちゃんが注文していた来年の絵画カレンダーを受取りに行った。
久しぶりに行ったその本屋は、日曜日の昼間なのに店内は閑散としていた。
店内には本が整頓され並んでいたが、山積みではなく平積みだった。

日本にある書店の数は、この20年ほどで半数以下に減った。
かつては駅前や商店街に必ずと言って良いほど存在していた「本屋さん」が、
我々の生活空間から消えつつある。
書店が大幅に減少している要因は、単に本が売れなくなっているということだけではないようだ。

日本の書店は雑誌を多く販売してきた。
書店店頭に毎日新しい雑誌が次々に並ぶという風景は、日本にしかないそうだ。
日本の書店、特に中小規模の書店は、雑誌の販売で利益を上げてきた。
雑誌はその頃拡大し始めたネットやスマホの普及に伴って急激に市場が縮小した。

たしかに電車通学の時は俺も、雑誌やマンガはコンビニかKIOSKだった。
専門書は神保町に買いに行っていた。
現在は、わざわざ書店に足を運ばなくても、本屋の中を回って必死に探さなくても、
ネットで検索すれば目的の本が1発でヒットする。
さらに言えば、調べたい事柄を検索したり、ChatGPTなどのAIを利用すれば、
アウトラインはだいたい掴めてしまうので、書籍購入まで至らなかったりもする。

日曜日に訪れた本屋は、妻が勤務する図書館にも本の提供をしているそうだ。
それに小中学校の教材も提供し、それが収益柱になっている。
学校の指定ジャージを売る街の衣料品店に通じるところもある。
「指定」だったら、高くても買うもんね。


土曜日のフルマラソンの疲れと身体の痛みでさすがの22歳も日曜日はバタンキュー。
しかし、その日の夕方には、
「友だちと飲み会があるから駅まで送ってくれる?」とお願いされた。
ものすごい回復力である。
都内で19時集合ということは、帰りは午前様だな、
駅までの迎えは妻に頼んだ。
案の定帰宅は夜中の0時半、俺は夢の中だった。
そして月曜日の朝、「帰るから駅まで送ってくれる?」
帰宅後に数時間の仮眠を取り、朝6時の電車に乗って勉学に励むため北陸に帰って行った。
若いって良いよな。


つづく。


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