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若年性認知症

43歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された女性の記事を見た。
今の日本では65歳以上の5人に1人が認知症になると言われている。
65歳未満で認知症と診断されると、「若年性」と呼ばれる。
高齢者と比べても医学的に大きな違いはないが、圧倒的に数が少ない。
特に50歳未満で診断されるケースはごくまれだという。
ネットでさらに調べて出てくるのは「予後が良くない」「数年で寝たきり」といった言葉ばかり。

そんな中で彼女が出会ったのは、あるデイサービスでのスタッフとしての仕事。
「居場所を見つけられた感じだった」と言う。
その人は他の認知症関連の集まりなどで講演をこなすようになる。
その後、2022年には自身の体験を綴った本を出版。
すると、全国各地の講演会にも呼ばれるようになった。
その人は、「私は認知症になってから、人生の第2章がスタートしたと思っている」と言っている。
生活が忙しくなったが、忙しいことはこの病気にとって良いことだと医師も言っている。

同じ病気の人と触れ合う、話を聞く、自分のことも話す、
「もう私はひとりじゃない」という思いから、病気を受け入れて前を向けるようになったと言う。
第二の人生を歩むというところは、
アルコール依存症を始めとする精神疾患にも通じるところがあると思った。
医療機関や、自治体の相談窓口、自助グループなどとの繋がりが必要なところも似ている。
それに今はネットという強い味方もある。
病気のことについて、だいたいのアウトラインは簡単に調べることが出来るし、
SNS等で自助グループに代わるコミュニティーもあったりする。
認知症や精神疾患など、認めたくなかったり羞恥心ばかりが先行しやすいが、
最初の1歩を踏み出すのはとても勇気のいることだが、
後のことを考えると早期行動に移すことに越したことは無い。
俺ももっと早く「危険な酒」について勉強しておけば、
この病気にならずにいられたのかもしれない。

若年性アルツハイマー型認知症の初期症状
 ↓
1.忘れっぽくミスが増える
2.今までできていたことができなくなる
3.やる気がない
4.別人のような性格に変わる
記憶障害、見当識障害、理解力・判断力の低下、実行機能障害、失語、失行、失認
などが出てきたら中核症状だ。
暴言・暴力など、若年性認知症を発症したことによる不安や焦り、
悔しさなどの抱えきれない感情から、
攻撃的になってしまい、暴言や暴力につながることもある。

あれっ?忘れっぽく、同じものを買ってきて冷蔵庫の肥やしにしたり、
沸点が低く怒りっぽいところは妻に似ている。
まあこれは昔からだから認知症初期症状とは違うか。


つづく。


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