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太る酒と脂肪肝

今日は冬至、1年の中でいちばん昼の時間が短く夜の時間がいちばん長い日だ。
まあ柚子湯に入るだけなんだけどね。
冬至に柚子湯に入るのは、運を呼び込む前に体を清めるという意味があり、
柚子の強い香りには邪気がおこらないとか、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、
長年の苦労が実りますようにとの願いも込められている。

断酒継続中の身である俺には直接関係のない話だが、
これから禁酒や断酒を始めようと思っている方々に、
太る酒、痩せられない酒、脂肪肝になりやすい酒はヤバいというはなしを。

そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にある。
肝臓がんをはじめとする肝疾患、最近は非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者も多い。
最近の缶チューハイは、ストロング系と呼ばれるアルコール度数が9%以上のものが多い。
度数が高くても果汁や糖類、炭酸、香料などが添加の作用で口あたりがよく、ついつい飲んでしまう。
しかし、アルコールに換算すると実は相当な量なのである。
500ml缶を1缶飲んだだけで、ウイスキーのロックを4杯も飲んだことになる。
糖質は肝臓に負担をかけ太る原因にもなる成分で、
ビールを飲むなら1日1缶程度か、糖質0の商品が良い。
しかし糖質がゼロといっても少量の糖質は含まれているので注意が必要。
100mlあたりの糖質が0.5g未満なら、食品表示基準に基づき「0」と表示できるのだ。

さらに、糖類などの添加物はもちろんであるが、果汁にも注意が必要だ。
果汁には単糖類の一種「果糖」がたっぷりと含まれており、
糖が体に吸収されるスピードは分子の数が少ないほど速いので、
最小単位である単糖類に属す果糖の吸収スピードは最速だ。
よって、アルコールと糖質のダブルで肝臓へ負担がかかり、
知らず知らずのうちに脂肪肝を誘発してしまう。

甲類の焼酎のように、連続式蒸留機で大量生産された安価で原材料のわからない酒は、
余計な添加物や、コスト削減による不純物を含んでいる可能性がある。
味わいが不自然だったり、不純物がアルコールの分解を遅らせたりと、悪酔いを引き起こしかねない。

肥満を恐れる人は、酒の飲み方にも注意が必要だ。
太る酒、太らない酒
ビール、日本酒、梅酒など甘い果実酒は糖質が多いので太りやすい。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、ワインのほうが良い。
太りやすいおつまみ、太りにくいおつまみ
刺身、焼き鳥(タレでなく塩)、枝豆、チーズ、冷や奴や湯豆腐、野菜のおひたし類ならOK。
フライドポテト、じゃがバター、マカロニサラダ、ポテトサラダ、ピザなど、
イモや小麦粉を使ったものや、焼きうどんやおにぎりも太りやすい。
筑前煮や、切り干しダイコン、ヒジキの煮付けなど、食材自体に問題はなくとも、
煮物にはかなりの砂糖が使われており、みりんや料理酒にも糖質が含まれている。

少しでも禁酒や断酒を始めるきっかけになればと思い、書いてみた。


つづく。


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