SSブログ

猫の恩返し

昨夜、サビ母さんが夕ご飯も終わったのに、
玄関前で、ニャ~と鳴きながら戸を叩き俺を呼んでいた。
「まだゴハンが欲しいの?」と引き戸を開けると、
まだ生きているネズミを咥えたサビ母さんがちょこんと座っていた。
うわぁ!と思いながらも、「ありがと」と言うと、彼女は満足げに寝床へと帰って行った。

その後、ネズミには申し訳ないが穴を掘って埋めた。
これでネズミのプレゼントも2回目だ。
その前にはスズメ、モグラのおみやげの時もあった。
これは俗に言う「猫の恩返し」ってやつかもしれない。

狩りは猫の本能だから仕方ないとはいえ、猫のうれしいような困ったような行動である。
しかし調べてみたら、実は「感謝」とか「プレゼント」というのは猫の本心は違うようだ。
猫がおみやげを持ってくるのは飼い主のためのプレゼントという見方をされてきたが、
そうとは限らないようだ。

飼い主のことを、「自分で狩りができないダメなやつ」だと思って、
獲物を分け与えてくれているという説がある。
人間に飼われてエサに困らなくなっても、狩りをするのは猫にとって習性。
人間はまったく狩りをしないので、猫は「こいつ、狩りができないんだ」と思うのだとか。
獲物が捕れずに飼い主がおなかを空かせていたら大変だと、
猫なりに心配してくれているのかもしれない。

飼い主が「狩りができないやつ」と思っていることは変わらないが、
狩りを教えるために獲物を持ってくるという説、
飼い主に自分が捕った戦利品を自慢するために見せに来るという説、
飼い主のことは何とも思っておらず、単に捕まえた獲物を安全な場所に置きたいという説、
どれがホントなんだろう?
いずれの説にしても、猫は飼い主を怒らせようとしたり、
嫌がらせでお土産を用意しているわけではなさそうだ。

飼い主としてはあまりありがたくない猫の「おみやげ」。
しかし、猫にとっては本能に従った結果で、
飼い主に好意があるからこそ持ってきてくれるものだと考える。
ノラたちに出会ってから2年半、やっと俺もノラたちに認められてきたのかな?


つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング
アルコール依存症ランキング














nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康