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禁止薬物

先月から酒税改正で第三のビールが増税となった。
いま巷ではプライベートブランドビールというものが流行っているようだ。
プライベートブランドビールとは、小売店や卸売業者が企画の段階から商品開発をし、
独自のブランドで販売する商品のことで、
プライベートブランドの商品は、メーカーが製造している商品よりも価格が安く抑えられているので、
あえてプライベートブランドの商品を選ぶ人も多くなった。
このご時世、ビール党の人の低価格志向の流れは止まらない。

ビールや発泡酒、第三のビールを合わせた「ビール系飲料」で、
小売り各社のプライベートブランド(PB)の販売実績データを分析したところ、
総容量に占めるPBの割合が10月に全体の約14%になった。
缶ジュースよりも安くビールよりもお得感があり、手軽に酔えるともられば、
シュワシュワしたい時にコンビニで思わず手が伸びてしまう人もいるだろう。

PBビールにせよ缶チューハイにせよ、いつどこででも簡単にしかも安価で手に入ってしまうため、
アルコール依存症者にとっては、断酒や節酒の妨げになることも少なくない。
飲みたいのを必死で我慢している脳内は、天使と悪魔の戦いでは悪魔のほうが勝ってしまう。

アルコールはなじみのドラック(薬物)と呼ばれている。
多くの人が酒を楽しみながら飲むのが普通だが、
中には俺たちのように飲酒が深刻な問題になってしまう人もいる。
これが昔みたいに酒屋でしか酒が手に入らない、もしくは酒が違法薬物認定されていたなら、
飲酒問題も激減し、断酒の成功率も格段に上がっていたことだろう。

違法薬物と言えば、“大麻グミ”から検出された大麻由来の成分に似た合成化合物「HHCH」について、
厚生労働省が「指定薬物」として異例のスピードで指定した。
来月2日から所持、使用、販売が禁止されることになるそうだ。
大麻に似た成分は100種類以上もある。
麻薬に似た成分は「グレーゾーン」であるため、このような問題はイタチごっことなるだろう。

それと、酒と同じで違法薬物として認定できないのがオーバードーズで問題となっている市販薬だ。
市販薬もいつどこででも買うことが出来てしまう。
オーバードーズは、体調不良を引き起こすなど人体に有害なだけでなく、
違法薬物への入り口となる危険性を指摘している。
10代の薬物乱用に占める市販薬使用の割合は6割超に上るとした調査もある。
市販薬の中には覚醒剤などの違法薬物に似た成分が含まれる製品も存在し、
大量の服用を続ければ依存症になる可能性がある。

酒も葉っぱもクスリも、その先にある高揚感や多幸感が忘れられなかったり、
精神的苦痛から逃れるために摂取してしまい、止めることが出来なくなる。

違法薬物と認定するのが難しいのであれば、シアナマイドやノックビンなどの抗酒剤のように、
服用したら不快な悪酔い症状を引き起こす薬でも開発されないだろうか?


つづく。


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