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安い日本旅行

長女が2度目のGW帰省で長男と入れ替わりに我が家に来た。
娘の会社はインバウンド需要で仕事も多忙なようで、
社員は順番でGWの連休を2回に分けて消化しているそうだ。
予定では朝から帰ってることになっていたのだが、夜になってから迎え依頼の電話があった。
午前中は会社に呼ばれて仕事をし、アパートに帰って帰省の支度をしていたら眠ってしまったそう。
家に着いて、「疲れた~、今回の帰省はお手伝いしなくて良い?何もしたくない」と、
仕事に追われて疲労困憊のようだ。

首都圏を中心としで宿泊料金が高騰しているそうだ。
それによって旅行ではなく出張で宿泊施設を利用するサラリーマンらが苦慮している。
インバウンド(訪日客)や国内旅行者らが東京に集中し、
都内の宿泊料金はコロナの時期と比べて2倍以上に跳ね上がってるところもあるのだとか。
カプセルホテルですら1泊あたり宿泊料金は、コロナ前は2~3000円程度だった。
それが2倍、3倍に高騰している。
3月の卒業旅行でコロナを海外から持ち帰り、カプセルホテルで3泊した経験のある長男は、
「俺が泊まった時は朝食付きで1泊4000円、マンガ読み放題で快適だったよ」と。
この2ヵ月弱で値段設定もガラリと変わったのかな?

観光業はインバウンド目当てで宿泊費を平気で2倍3倍にしてるし、観光地の飲食店も同様。
観光地応援と言えば正義の言葉みたいに捉えがちだし、メディアも挙って宣伝している。
でも、客が増えたら単価を簡単に引き上げてしまう業界は他にはなかなかないと思う。
それに、その観光地で生活する人全員が豊かになるんならまだしも、
実際ウハウハ状態なのはホテルや飲食店の経営者だけ。
これがホテル従業員や、周辺店舗、行政、周辺住民に還元されれば、
「この地域はインバウンドでもそれ以外でも上手くいっている」と絶賛されることだろう。
インバウンド効果で新館増築や経営者の私利私欲のためだけに留めないで欲しい。

訪日外国人が増える中で、飲食店の中では価格を「日本人向け」と「外国人観光客向け」で、
分ける店も出始めた。この「二重価格」は日本人としてはありがたいのか否か?
インバウンド価格のお店ばかりになると、その町に外国人しか来なくなる。
1杯2万円近い海鮮丼や、「インバウン丼」なる造語も。
歴史的な円安を背景に、海外から日本を訪れる旅行者が過去最高となった。
そうした客向けのサービスが、各地で過熱している。
「インバウンド価格」は国内に浸透するのか?

東京オリンピック需要を見込んで改装や増築した宿泊施設も多いだろう。
ウチの長女の勤める会社も五輪を見据えて新工場を建て大型機械も導入した。
だが、オリンピック需要は皆さんご存じの通り不発に終わった。
しかし、円安でお得感満載の日本旅行者で観光地はごった返している。
土産となる菓子を製造する娘の会社はGWも新工場を含め24時間フル稼働だそうだ。
「コロナでパートさんがたくさん辞めちゃったから大変」
「社員も工場も曜日関係なく動いてるから休みづらいんだよね~」と。
入社して5年目の娘も、仕事が楽しくなってきたようだ。


つづく。


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