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結婚、寿命、孤独、癌

少子化問題とひも付けて「若者の恋愛離れ」が憂慮されている。
20代男性の約4割がデート経験がない、5割が「恋人がいたことがない」
恋愛と等しく価値があると感じる事柄が増えたと考えているZ世代が多いとか。
10代の頃からSNSに親しみ、多様な価値観を受容する感覚が前提にあるZ世代からすると、
「恋愛を重視するべき」といった強制感を覚える人は少ない。
いわゆる“恋愛至上主義”のZ世代が少なくなっているのだとか。
恋人がいる=リア充という定義は、Z世代では通用しなくなっている。
Z世代にとって、恋愛は必ずすべきものではなく、数多ある選択肢の一つなのだ。

では、恋愛をしたくないと考えるZ世代は多いのだろうか?
決して恋愛をしたくないと考えている人が大半というわけではない。
恋愛に対して嫌悪感を持っているわけではないのだ。
スマホ通じてはコミュニケーションは取れるけど、実際に面と向かうと会話できなかったりする。
人間関係への恐怖心があるのではないか?
Z世代では、想像以上に失敗を恐れる人が増えている。
ただ、Z世代の多くは自分の感情を常にフラットな状態に保ちたいと考えているようで、
感情を揺さぶられる恋愛に飛び込むほど、恋愛に対するモチベーションは高くない。
効率を求める世代なので、時間をかけて失敗するよりSNS等で、
手っ取り早く自分に合う人を見つけたい、
アプリやインスタ、フェイスブックで知り合って面接して付き合うのが当然。
まるで陳列棚の商品を品定めしているみたいだな。

リアルコミュニティー重視で旧人類の俺としては、
学校や会社、サークル活動などで人と数多く出会うチャンスを大事にした方が、
恋愛や結婚に繋がりやすいし失敗も少ないと思うんだけどな。
SNS上では、本性を隠して架空の人物像を作りやすいしね。

少子化についての原因を経済事情に求めたり、金銭的支援で票を伸ばそうとする議員も多いが、
少子化の原因は一つではないのだと思う。
それに、結婚しても自分が先立たない限りその配偶者が老後に孤独になる。
子どもがいても老後に同居するケースはごく稀で、多くは施設か一人暮らしになる。
子どもがいる場合にはリタイア前に子どもに多額の金がかかっているので、
身包み剥がれて老後の孤独を覚悟しないまま孤独になるケースも多い。
結婚すれば老後に孤独にならずに済むという説は間違いなのかもしれない。

現在の平均寿命は、医学医術の進歩、乳児死亡率の減少、生活環境の整備などにより、
日本人男性の平均寿命は81歳、日本人女性の平均寿命は87歳と伸びた。
今後はもっと長生きするだろう。
1955年(S30)時点では男性63歳、女性67歳といずれも平均寿命は60歳台だった。
俺の肝硬変の悪化、肝臓がんの再発により寿命を縮めても、昭和時代なら平均寿命なんだな。
なんて考えた。


つづく。


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