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土用の丑の日

この1週間、毎日体温越えの気温の連続で、
いくら水を飲んでも、いくら休んでも、疲れが抜けにくくなっている。
体力が弱ると、気力も持続しなくなってしまう。
以前のように酔っぱらって疲労を麻痺させるような生活をしていたなら、
今年の夏はぶっ倒れていたことだろう。

暑すぎてビーチでは海水浴客もまばらだとか。
今夜は隅田川花火大会だそうだが、「暑い中ご苦労様」としか言いようがない。
30年ほど前、当時は彼女だった妻と上野に行ったとき、
「今日は何でこんなに混んでいるんだろう?」と話していると、
浴衣を着てうちわをあおいでいる人が多く、
「どこかのお祭りだね」とあまり気にしていなかったが、
彼女のアパートに帰ってテレビを付けると、隅田川の花火大会がやっていた。
「テレビのほうが落ち着いて見ていられるね」と笑ったのを思い出す。

土用の丑の日なのに国産ウナギの在庫がはけないそうだ。
絶滅危惧種に指定されている生物を、習慣だからといって大量消費するのは違うように思う。
丑の日だからって、黙っていても売れる時代は終わった。
わざわざ一年で一番高いタイミングで食べる必要はない。
季節物、風物詩なら財布の紐が緩む。
こんな日本人気質も通用しないほど「一般人の貧困化」が進んでいる。

そもそも土用の丑の日はウナギの旬でもないし、
夏のウナギが売れないからと平賀源内とウナギ屋がタッグを組み作ったイベント
クリスマスにケーキ、バレンタインデーにチョコみたいなもの。

俺たちの業界での木材も高価な商品が売れなくなって久しい。
通直で目の詰まった節の無い高価な役物という木材が売れない。
役物が高く売れるから、節のあるいわゆる並材は安価で提供することが出来た。
それが最近では並材しか売れないので、良材も泣く泣く並材として売っている。
絶滅危惧種に指定されている国産ウナギを中国産のウナギと同じ値で売るようなものだ。

最近の住宅には和室が無く、無垢の木材を見せる場所が無い。
見せると言えば、洋間にアクセントとして腰壁を板張りにするくらいだ。
したがって立木や丸太も安く仕入れねばならないので、山から木が出てこない。
出てくると言えば開発が絡んだ保証付きの木ばかり。
山主も伐採して赤字になるくらいなら固定資産税を払っている方が安く着く。
花粉症がどうのこうのと言われても、戦後のイケイケの時代に「植えろ」と言われて植えた木だ。
よっぽど木材の値段が上がるか、国のテコ入れが無い限り、花粉症の問題は解決しないだろう。


つづく。


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