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閣外協力

今日は近所の夏祭りだ。
先週末のやぐら組立て、明日の片づけが俺の出役だ。
お祭りの時間帯は酒の誘惑を恐れて毎年自宅に居ないようにしている。
去年までは末にの時間帯には断酒会の例会に出席していたが、
今年の場合は開かれる例会が無い、どうしよう?

この夏祭り、10年ほど前までは地域の祭りであったが、今は違う。
過疎化と少子高齢化により、従来通りのお祭りのカタチが困難となり、
現在は有志を中心に実行委員会を組織し存続している。
お祭を残したい、神輿を担ぎたいと言う気持ちのみが先行しがちだが、
神社の宮司さんからの言葉にもあったように、
まず最初にお祭りを開催する意味を熟知しなければならない。
それまで継続してきた祭りの伝統を崩してはならない。
執行部には、お祭の私物化と見られてしまわれないように注意してもらいたい。

しかし近年は、神事、祭典というより、お祭がイベント化している。
一部の限られた人たちのフェスティバル感が否めない。
そのお祭には、多数派を占める地域の高齢者たちはノータッチで、
「あいつらが勝手にやっていればいいや オレは関係ない」みたいな雰囲気で、
なんだか他所のお祭りを見ているようだ。

俺は、夏祭りがこのカタチになってからは、準備と片付けのみ協力している。
いわゆる閣外協力だ。
執行部も団塊世代の人たちが中心で、実行部隊は団塊ジュニア世代だ。
よって、50代の俺たち世代の人たちは上手に役を逃げている。
俺自身も若いころは先頭切ってお祭りに参加していたのだが、
ウチの子供たちが実家からの勤務や通学ならば積極的になれるが、
全員別のところに住んでいるので閣外協力のみで静かにしている。
ズルいと言われるかもしれないが、10年後20年後を見据えると、
地域の逆三角形の人口分布から言って、お祭り自体先細りは目に見えている。

なんか断酒会の未来を見ているようだ。

昨夜も妻は断酒会の夜例会に出席した。
それは、8月に行われる家族会主催の催し物の打合せと宣伝活動のためだ。
俺もその催し物の案内文作成を手伝った。これも閣外協力だ(笑)
作った案内文は例会場で配られる。
催し物の日程は断酒会のHPにも掲載されるが、詳細は例会場に行かなければわからない。
例会場に行かなければ情報が得られないという昔ながらのやり方だ。
皆さんPC、スマホも持っているが、断酒会HPに目を通す人は少ない。
「例会出席こそすべて」的な思考は今も変わっていない。


つづく。


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