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「消防団=酒」は昔の話

先日、消防団を題材としたドラマのことを書いた。
酒離れや車離れと並んで問題となっているのは、「若者の消防団離れ」だ。
巷では「少子高齢化」とか「団員の負担が・・・」とかキレイごとを言って、
消防団の問題は組織自体の存続についてだけ話題が盛り上がりがちだが、
こういう組織体質や運営の無駄については未だなかなか触れられていないのが実情だ。

消防団員減少の原因としては人口減少と少子化もあるが、そればかりではない。
式典や操法大会の練習への出役が入団拒絶のいちばんの理由である。
ネットでの情報が簡単に手に入れやすい昨今、
誰だってスマホひとつで調べることが出来る。
「10年で辞められる」と言われ、騙されて入団した俺たちの時代とは違う。
今の若者は簡単に騙されない。

消防団に必要なのは自分の地域を守りたいという責任感だと思う。
入団したからには火災や地震災害水害などの天災、有事の際にはもちろん出動する。
それに必要な中継訓練、装備の点検、水利の点検もする。
しかし、そこにタイムアタックの運動会は必要ない。
運動会が有益だと思っているのは、主催者と来賓者、それに団幹部だけ、
選手や出場チーム関係者はそれに付き合わされているだけだ。

「消防団=酒」といった悪しきイメージも、入団拒否の理由にもなっている。
俺が入団した30年前は、確かに練習後には酒ありきだった。
普段の練習はもちろん操法大会に向けての練習も狂ったようにやっていた。
消防無線も傍受できる時代だったので、本職より先に火事場に到着する勢いだった。
「税金で酒飲みやがって」と言われそうだが、
団員の年度報酬は自治体によって差はあるが、
ウチ自治体では個人口座振り込みなので、団員個人の金には手は付けていない。
俺が分団長だったころには飲酒の機会も徐々に減り始め、
今の現役団員に聞くと、現在ではコロナ禍も手伝って、
練習後の飲酒はおろか、忘年会や新年会、研修旅行も無いそうだ。


最低賃金が上がるそうだ。
時給1000円超えらしいが、残業と休日出勤に目を瞑っている俺は時給換算するとそれを下回る。
それに、賃金を上げても103万、130万の壁問題がある限り、
扶養範囲を超えないように勤務時間を調整しなければならないだけで、
収入が増えるわけでもなく、パートの主婦にとっては嬉しくもありがたくもない。
所得をあげるのは課税もセットの考え方なので、どこに税率配分するかというだけのこと。

それに、最低賃金が上がれば1000円のものを1050円で売らなければならなくなる。
材料費や光熱費も上がっているので、値上げしなければ賃金も上げられない。
カツカツの生活を送っている消費者は、より安い店を探す。
だから店側も値上げができない。
そうなると事業主が2人分働いたり、戦力となる人以外は首を切られる。
電気やガソリンみたいに、「上がります♪」と一方的に言えるような商売がしたいよな。


つづく。


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