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肝内シャント覚書き

MRI検査の結果が出た。
肝細胞がんの再発および転移は見られなかった。
ただ、一枚の写真にシャントらしきものが移っていた。
シャント??
肝硬変とシャントで調べてみた。
(以下、覚書き↓)

【肝内シャント】
肝内の類洞レベルでの微細な門脈血行路で肝細胞自体の機能を反映し,
また肝の線維化が進むに従 って増加する。

【肝性脳症】
肝硬変では肝臓での老廃物の処理が悪くなって、
血液中のアンモニアなど有害物質の濃度が上昇してしまったり、
身体の中のアミノ酸のバランスが崩れることによって脳の働きが低下してしまうことがある。
これを肝性脳症と呼ぶ。
脳症が起こる機序として、
➀門脈大循環シャント(猪瀬型肝性脳症).
➁脳症惹起因子の代謝障害がある。
その中の門脈大循環シャントとは、
肝硬変で通常と異なる肝臓外の血流が発達し、
その血流が肝臓内を経由しないのでアンモニアが代謝されず、高アンモニア血症になる。
脳症惹起因子の代謝障とは、
肝硬変が強く、肝臓が弱りすぎて、アンモニア代謝できない。

【門脈大循環性脳症】
門脈大循環性脳症は精神神経症状を生じる症候群である。
ほとんどの場合,門脈大循環シャントが形成された患者において,腸管内タンパク質の増加、
または急性の代謝ストレス(例,消化管出血,感染,電解質異常)の結果として発生する。
主に精神神経症状がみられる(例,錯乱,羽ばたき振戦,昏睡)。
門脈大循環間の側副血行路が広範に生じた 肝硬変やその他の慢性疾患で発生することの方が一般的。
症状は通常,脳機能が中等度に障害されるまで明らかにならない。
構成失行は早期にみられ,患者は簡単な図形(例,星印)さえ再現できなくなる。

採血の結果ではアンモニア値は33μg/dl と正常、
基準値は18~70だからど真ん中である。
高アンモニア血症にならないためにも、
1日2回のポルトラック原末の服用は欠かさないようにする。

【ポルトラック原末】
アンモニアの吸収を抑制し、また、大腸内の有用菌(ビフィズス菌)を増やして、
アンモニア産生を抑制し、大腸の運動を高めてアンモニアを含む大便の排出を促し、
その結果、血液中のアンモニアを低下させる。
通常、非代償性肝硬変に伴う高アンモニア血症の治療に用いられる。

今日は日記になっていない。


つづく。


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