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肝臓がんについて

昨日は休日だったので、また勉強してみた。

確率を数値化するのは諸説あるが、
肝細胞癌は再発率が高く、切除術後2年以内に約70%で再発するとか、
5年で80%以上で再発するとか言われている。
しかし、再発の約90%は残った肝臓内の再発であり、
可能な限り再肝切除やラジオ波焼灼術などを施す。
これら治癒を狙った治療が困難な場合では、
肝動脈塞栓治療や肝動注抗がん剤治療、
抗がん剤による全身治療で少しでも長く癌を抑えることを狙う。

肝臓がんの多くは肝炎から発生する。
肝炎の定期的な検査を受けていれば、早期に発見することができるがんである。
近年では医療の発達により、B型C型肝炎が減り、
アルコール性やNASHの比率が高くなっている。
肝臓がんは、また、再発する可能性の高いがんでもある。
できたがんを治療しても、別のところからまた、がんが出てくることがある。
手術(肝切除)をして1年以内に再発する率は25~30%。
5年以内なら70~80%となり、ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法などの局所療法では、
その割合がさらに高くなる。
このため、肝臓がんの治療は「モグラたたき」にたとえられ、
出たらたたく、をくり返すことになる。
何度も治療をしなければならないのは辛いことだが、
見方を変えれば、再発してもさまざまな治療手段があるということを示している。
ここが肝臓がんとほかのがんとが大きく異なるところで、
あきらめずに根気よく治療を続けることが大切だ。

分化度は「がんの顔つき(タチがよい・悪い)」ともいわれ、
肝細胞がどれだけがん化しているかの程度をみるもので、
正常な肝細胞に近い高分化がんは悪性度が低く、細胞の形がいびつで、
完全にがん化してしまった低分化がんは、悪性度は高くなる。
分化度は術後の病理検査だけでなく、治療前の生検で確認することもある。
肉眼分類は、がんの形態をみるもので、手術で切除したあとに調べる。
被膜に包まれた丸みのある「結節型(単純結節型)」は悪性度が低く、
被膜がなく境界がなくなっている「浸潤(しんじゅん)型」は悪性度が高くなる。
分化度や肉眼分類で悪性度が高いということは、すなわち再発しやすいということだ。
再発をくり返す肝臓がんでは、特に治療後の定期的な診療を重視する。
そのため、治療後の経過観察をより頻回に、注意深く行っていくことになる。

俺のガンは手術によって切除された。
ラジオ波よりも再発率は低い。
形状は、切除されたガンの写真を見ると、丸みのある結節だ。
悪性度は低いと、勝手に思い込んでいる。
まあ、気休めだ。

俺のもぐらたたきゲームは始まったばかりだ。

明日は肝臓がんと喫煙について調べてみる。


つづく。


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