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肝臓がんと喫煙

今日は肝臓がんとタバコについてのお勉強。

たばこの煙には数多くの発がん物質が含まれている。
たばこによるヒトの肝がんリスク上昇を示している事が明らかになった。
ただし、肝炎ウイルス感染状況が考慮されているものは、
まだわずかで、症例対照研究の結果は必ずしも一致していない。
よって、喫煙による肝がんリスクはおそらく高くなるとの結論が出た。
より確かな判定を下し、喫煙の肝がんに対する影響の大きさを算出するためには、
肝炎ウイルスの感染状況がはっきりしている集団の結果が追加されるのを待つ必要がある。

喫煙は肝臓病の危険因子の 1 つで、研究によると、
飲酒による肝臓病の発生リスクが 19%増に対し喫煙は 23%増と、
喫煙は飲酒に匹敵する危険因子である。
B 型または C 型肝炎ウィルス、飲酒による肝臓がんの危険性とともに喫煙は重要な危険因子である。

肝臓は血流が非常に豊富な臓器であるため、血中に含まれた発がん性物質にさらされやすい臓器だ。
その上、発がん性物質の中には肝臓で分解されるものもあるため、
肝臓は長期間に渡って発がん性物質の被害を受けることになる。
その結果、肝細胞のDNAがダメージを受けて発がんを促すとされている。
また、たばこのけむりに含まれる炎症性物質によって肝臓の細胞は線維化することがわかっており、
肝硬変のリスクを高めることで将来的な肝臓がんの発症率も上昇させるとの報告もある。

ウイルス性肝炎に起因する肝臓がんでも、そうでない肝臓がんでも喫煙はリスクを倍増する。
多くの場合は、ウイルス感染は自分ではどうにもならない危険因子になるが、
喫煙は回避できる危険因子だ。

ウイルス性慢性肝炎の患者は肝臓がんを合併しやすいことが知られているが、
喫煙は合併率を大幅に増大させる。
重喫煙者と非喫煙者を比べると、合併率の差は5年後で5.8倍、10年後で3.5倍になる。
このことからウイルス性慢性肝炎の患者が重度の喫煙を行うと、
長期経過によって肝臓がんを発生させることは必至といえる。

肝臓がんの危険因子というと、多くの人がまずアルコールの過剰摂取を思い浮かべるが、
これらの検証や研究から、タバコはアルコールに匹敵、
もしくはアルコールをしのぐ危険因子であることがわかった。

俺が吸っているのはプルームテック互換機(0ニコチンタール)
植物性グリセリン+プロピレングリコールのリキッドだ。
プロピレングリコールは加熱の過程でプロピレンオキサイドという発がん性物質に変わる。
何が入っているか分からないので、中国製には注意したいところ。
いっそのこと、それも止めてしまえば良いのだが・・・


つづく。


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