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術後、前を向いて。

がんは治療から5年再発がなければ、一般的に”完治”とみなされる。
これは、がん治療において最初の5年間が大切であることを意味している。
多くのがん種で5年生存率と10年生存率に大きな開きが無いことから、
治療から5年間生存していた患者様は10年後も生存している可能性が高い。

一方、肝臓がんは5年たっても安心出来ない、治療が困難ながんである。
肝臓がんの再発が非常に多い理由の一つとして、
局所治療(手術・ラジオ波治療など)を行っても、
肝臓の中で散らばったがん細胞を全て死滅させることは不可能である。
また現在、再発を予防する有効な治療法は確立されていない。
ステージ4になると5年生存率が急落するがんが多いため、
ステージ3までで食い止める事が重要と考えられる。
肝臓がんは手術可能なステージ1からステージ3であっても、
他のがんに比べ5年生存率が低い。

肝硬変は肝臓病の終末期といわれ、肝癌のほとんども肝硬変から発生する。
俺は肝硬変から、肝臓がんというラスボスと対決せねばならなくなった。
おれの癌は幸いステージ1で肝臓の機能も安定していたので肝切除することとなった。
これも3ヶ月に1度の外来受診及び血液検査、
定期的なCT,MRI,エコーの検査をしていたため早期発見ができた。

いずれにせよ、酒に逃げなければアルコール依存症にもならなかったし、
肝硬変にもならなかったし、肝臓がんにもならなかったわけだ。

手術後として、特別な食事の制限、生活の制限は無いと言う。
断酒は勿論、禁煙、バランスの取れた食事、規則的な生活。
注意すべき点は、肝硬変になってからと同じだ。

焦って怪しい○○療法や、高価な薬物療法には引っかからないようにしたい。
おかしな宗教への勧誘が来たら末期だな。

ビクビクしながら再発しないことを祈るしかないのか?

物は考え様だ、残された寿命を10年と仮定してそこから逆算すれば、
今やるべきことがひとつひとつ見えてくる。

掛かりつけの病院の医師のいうことを聞くことにするよ。

再発は覚悟できている。
再発したら、またその時に考える。


つづく。

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